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小学生がChatGPTを使ってプレゼンしたら想像を超えてきた

子ども向けオンライン動画制作教室「FULMA Online(フルマオンライン)」を運営するフルマの齊藤です。

ChatGPTや画像生成AI関連のニュースが連日止まりませんが、これらを上手く使えば、大人の知識を一瞬で抜き去る小学生が現れるのではないか?

そんなことを思い始めました。

そこでさっそく小学生に声をかけ(中1も参加してくれました!)、”たろうゼミ”という自主ゼミ形式を取り、教材などは作らず、まず触ってみましょう!とChatGPTのアカウントを作るところから始めることに。
※利用規約の関係で一応保護者の方名義でアカウントを作りました。

2回に分けて行われたゼミ、
1回目はChatGPTのアカウント作りと課題の発表。
2回目はプレゼンでした。

課題は
・好きな内容を調べてくる
・スライド4枚程度
・1分で話せるぐらい
・1枚は生成系AIで作った画像を入れてね
と非常に雑な課題を出してしまいました。(反省。。。)
実際に子どもたちに見せたスライド↓

ちょっと雑すぎたな、、、大丈夫かな、、、と心配していましたが、2回目のゼミでは期待をいい意味で裏切られました。

まず、全員ちゃんとスライドを作ってきた、しかも4枚どころか10枚ぐらい作ってきてる。。。すごい。。。

まずは一人目Hさんのスライド

テーマ:チャットGPTが嘘をつくかどうかをてっていてきにしらべてみた


以上です、正しくない情報を返してくることを発見し、それがなぜなのか仮説を立てたりしているのも素晴らしいですよね。
ChatGPTは信用できないけど、平気で嘘つくところがカワイイと言っていたのが面白かったです。

続いて2人目Kくんのスライド

テーマ:ホラーゲームの歴史


以上です。
ホラーゲームが好きな子が歴史をまとめてくれました。
生成した画像がホラーっぽくなっているのも素晴らしいですね。
人気なホラーゲームについて上手くGPTを活用できているみたい、素晴らしい。

他に参加した子はホラーゲームをやらないみたいでしたが、知らないことを知れてよかった!と言っていました。

最後は3人目Yくんのスライド

テーマ:バトミントンを極めるための4つの秘訣。


以上です。非常にコンパクトに要件がまとまっているのがいいですね。
画像もそれぞれの内容にあったものが選ばれている点も素晴らしいです。
この子が面白かったのは、そもそもスライド自動生成AIを使った点です。

実は画像を1枚1枚入れていたりするのではなく、
こんなスライド作りたいよ、とAIに指示して待っているとこんなスライドができて、あとは日本語にしたり、重要なところに下線部を引いたりして修正したそうです。

AIのいい使い方ですよね、これには僕もびっくりしました。

まとめ

画像生成AIについては、全員バラバラのソフトを使っていて、YouTubeで調べながら作ったそうです。

お互い知らないことを知ることができたり、
スライドの作り方を相互に参考にしたり、
ディスカッションしていたり、非常にみていても面白い場になりました。

子どもたちはみんなChatGPTを無料で使っていたので、最後にChatGPT4でも嘘をつくのかの実験したり、意地悪な質問をしてみたり、いろんなテストを行い今回のゼミは終えました。

わかったこととしては、AIを調べ学習につかって、嘘がないかをチェックしたり、プレゼンしてもらったりすれば十分な学習体験になるということです。
子どもには使わせないなどの議論も出てますが、まずはおもちゃとして遊んでみるのもいいのではないでしょうか。



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