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HSKを受験するなら必見!1級~6級のレベルとは?

こんにちは、中国語学習コーチの伊地知(@taroijichi)です。プロフィールについてはこちらをご覧ください。

現在日本で受験できる中国語の検定試験の中でメジャーな試験としては、中国語検定とHSKがあります。

どちらも中国語の検定試験の中では、日本での受験人数が多く、中国語力を客観的に判断することができる試験です。また、こうした検定試験を受けることで、具体的な目標ができて、効率よく語彙力や文法をインプットすることが可能です。

ここでは、最近受験者数を増やしているHSKの詳細についてご紹介します。

自分がどのレベルを受験すればいいのか確認してみてください!

お申し込みの方法
◆日本会場で受験する場合は以下から
HSK公式ホームページ(日本語)
HSKネット試験公式ホームページ(日本語)
◆中国など、日本以外の国で受験する場合は以下から
汉语考试服务网(中国語・英語など)

中国語の各種検定試験の詳細はこちらをごご覧ください👇

1.HSKと中国語検定の違い

馴染みのある方も多い英語の検定試験で言うと

中国語検定は英検のような試験で、日本中国語検定協会が実施している日本独自の検定試験です。

HSKはTOEICやTOEFLのような試験で、中国政府公認の、世界中で通用する語学試験です。

2.HSKと中国語検定、それぞれのレベル比較

HSKは、1級から6級の6段階に分かれていて、6級が最上級でもっとも難しい級です。

4級までは6割の点数で合格、それ以下で不合格、5級・6級は合格不合格はありませんが、やはり一般的には6割の点数で合格相当とされています。

HSKと中国語検定が、どのレベルに対応するか確認しておきましょう。

3.HSKと中国語検定で試される力が違う

HSK
HSKは、中国語を用いたコミュニケーション能力の測定を行うため、中国語を見て・聞いて、中国語で答えられれば良いという、より実用的な中国語能力が求められると言えます。

中検
それに対し中国語検定は、中国語の正確な知識を問う問題が出題され流だけでなく、日本語と中国語の相互翻訳力が求められるため、より難易度が高く感じるかと思います。

4.HSKと中国語検定、どちらを受けるべきか

どちらを受けても良いのですが、目的別で選ぶと良いです。

実用重視はHSK
HSKは中国政府公認で、もし中国に留学をするなど、世界的に中国語能力の証明が必要な場合はHSKを受けた方が良いです。問題・解答ともに中国語で行われ、実用性の高い内容になっているので、実用重視であればやはりHSKです。

翻訳重視は中検
一方、日本独自の検定試験である中国語検定は、中国語の深い知識や相互翻訳力に重点を置いているため、翻訳能力を高めたい、あるいはHSK6級取得後にさらなる高みを目指したい、その指標としては良いので、どこをなぜ目指しているのかによって使い分けて見てください。

現状HSKの方が実用的ということで選ぶ方は多いように感じます。

5.HSKの難易度・学習時間の目安

公式に発表されているHSKの学習時間は、日本の大学における第二外国語の学習時間を目安にしています。(以下表はHSK公式Webサイトより)

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この表を見ると、4級合格には2年かかるような書き方です。

ただ、あくまでも世界基準の試験で、世界中の人が受験すことを想定しているので、漢字に馴染みのある日本人はもっと短期間で合格が可能です。

そして、より短期で確実に合格するためには、効率の良い学習方法で、一定の学習時間を毎日確保するということが必要です。

例えばですが、日本で働きながらでも、正しい学習方法で、毎日2時間の学習時間を確保している方の多くが、半年程度の学習でHSK4級に合格しています。(語学コーチングスクールthe courage受講生データによる)

6.各級で必要な実力・出来ること

1級:
シンプルな単語・フレーズを理解していて、それを実際に使うことができる。

2級:
中国語で簡単な日常会話ができる。

3級:
生活・学習・仕事などの場面で基本的なコミュニケーションが取れる。中国旅行の際にも大部分のことに対応できる。

4級:
ネイティブと比較的自然にコミュニケーションを取ることができる。

5級:
中国語をビジネスで使うためには最低限必要なレベル。辞書を使いながら中国語の新聞・雑誌を読んだり、テレビ・映画を鑑賞することができる。準備をすれば中国語でスピーチを行うことができるレベル。

6級:
ビジネスで使えるレベル。中国語の情報を比較的スムーズに読んだり聞いたりすることができる。また、会話や文章で自分の見解を表現することができる。

これらの情報からわかる通り、HSKの勉強をしっかりと行うことで、使える中国語に繋がっていきます。

ただ、一般的に「HSK」と言う場合、それはスピーキング試験であるHSKK(口頭試験)ではなく、リスニング・リーディング試験を指しますので、本当に話せるようになるためには別途スピーキングのトレーニングを行うことが必要です。

HSK4級合格で文法の基礎知識は身につくので、HSK4級合格後にスピーキングの練習を行うのが効果的です。

まず何級を受けたら良いのかについてはこちらの記事をご覧ください。
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7.合格までにやるべきこと

HSKに最短で合格するために

①発音トレーニング
②単語の暗記
③文法を語順を意識して覚える
④リスニングのために「セリフ音読」

これらを徹底して行うことが必要です。

発音方法はこちらの記事を参考にしてみてください👇

単語や文法含め、学習方法の詳細はこちらを参考にしてみてください👇


もし本当にゼロから中国語学習をスタートするのであれば、1日1時間毎日勉強した場合、3ヶ月後に1級(いちばん易しい級)に合格できます。

一度これをしっかりとクリアして、自信を持って次のステップに進めるようにしましょう。もっと集中して毎日2〜3時間学習できるのであれば1級は受けずに、勉強開始から2ヶ月後に2級or3級を受験などが良いです。

中国語学習をすでに開始している方は、一度過去問を解いてみて「少し難しい」と感じるレベルの級を受けることをオススメします。


確実に中国語力を身に付けたい方には
こちらの中国語コーチングについてをご覧ください
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中国語コーチング【 the courage】
代表コーチ 伊地知太郎


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