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Zoomを使った語学のグループコーチングは効果的か(メリットとデメリット)

以前語学コーチングをオンラインでやることについて、良し悪しがあって、どちらが良いとも言えないと書きました。

今回はzoomを使ってグループコーチングを行ったので、その内容について簡単にですがまとめます。

やり方によって、対面よりも価値を発揮することが可能です。

なぜ他の会議システムではなくZoomを選んだのか

会議システムはZoom以外にもskypeやLINEなど、たくさんあります。

それでもZoomにしたのは以下3つの理由からです。

1.参加者の手間が最小限

参加者は、PCで参加する場合にはホストが生成したURLをクリックするだけで参加が可能なので、わざわざソフトなどをインストールする必要がありません。(スマホで参加する場合には専用の無料アプリのダウンロードが必要です)GoogleもSkypeもアカウント作成が必要であることを考えると、これは受講生にとってはとてもラクで、コーチも連絡をする際に相手の負担を軽減できるので、大きなメリットだと言えます。

2.ペアワーク(分科会)が作れること

グループコーチングで、ペアワークを行うとなると、ペアに振り分けて、そのメンバーだけで話をするという分科会機能が必要になります。

そうしたブレイクアウト(分科会作成)機能があるのはZoomRemoというシステムに絞られるようです。

どちらもホスト(今回はコーチ)が各分科会を回って、ペアワークの様子を見に行くことが可能です。

なるべくコストはかけたくはないのですが、残念ながらどちらも複数名で、かつある程度長時間の研修を行うとなると有料です。(Zoomは複数名の場合40分までは無料、1対1は時間無制限無料)

3.ネット上に情報がたくさんあること

どうもRemoの方がZoomよりも直感的に操作がしやすいようですが、それでも今回悩みに悩んでZoomを選んだのは、操作などでわからないことがあった時に、どうしても利用人数が多いサービスの情報の方がネット上などで入手しやすいという点です。

今回使用したブレイクアウト機能についても、実際に使ったことがある人のネット上の記事を参考にめちゃくちゃ練習してから本番に臨みました。

今後誰かに相談する時などもやはり利用人数が圧倒的に多いZoomが良いです。(私がこの文章を書いていることからわかる通り、私もZoomであればある程度相談にお応えすることが可能です)

Zoomの問題点と解決策

問題点:

今回のコロナの件によるリモート・在宅ワークの急増に伴いZoom利用者も激増しているようです。それにより、セキュリティー対策が追いついておらず、急に部外者がオンラインミーティングに乱入するなどの問題が起きているようです。ただ、以下の3点でクリアができそうなので(約束するものではありませんが)紹介いたします。

解決策(3つ):

①ミーティングURLは公開しない
これは基本ですが、誰でも見れるところにURLを公開してしまうとリスクが高すぎるので、参加者のみに個別で送付したり、特定の人しか見れないグループに投稿するなどで対応します。

②待機室をオンにする
Zoomには「待機室」という機能があるので、それをオンにします。そうすることで、全員がいきなり入室するのではなく、ホストに許可された人だけが入室できるようになります。

③パスワードを設定する
こちらもZoomの機能ですが、入室時にはパスワードを求めるように設定しましょう。(2020年4月現在、デフォルトでパスワードが自動生成されるようになっています。)

Zoomはグループコーチングでワークするのか

結論としては、ものすごくワークします。

とは言え、メリット・デメリットがあるので、現時点で私が感じているものをまとめておきます。

Zoom(オンライン)のメリット

・コーチが自分の表情を確認しながら進められるので、客観視が可能でコーチングがしやすい。

・画面共有をすれば全員が同じものを見ていることが確認できるので、教室や会議室で実施する際の「今そこじゃないですよ、〇〇ページですよ」という心配も、時間も必要がなく超効率的。

・教室や会議室での実施と違い、受講生みんなの表情や様子を確認する場合に歩き回る必要もなく、1画面で全員の様子・表情を確認することができる。

・ペアワークでは、完全に個室に入るような状態で、他のグループの音が入らず集中できる。よってコーチもいつも以上に細かく受講生の様子を見ることができ、て高度なフィードバックが可能になる。

・ペアワークの時間終了後にダラダラと続けてしまうことができず時間への緊張感が高まる。

Zoom(オンライン)のデメリット

・細かい声がけがしにくい
ちょっと理解できてないかなあ、不安かなあと思っても近づいて「大丈夫?」と声をかけることができないので、より細かいケアが必要

・ハイタッチができない!?
くだらないようですが、うまくいったときにはハイタッチして共に喜びたいし、握手を交わしたいこともありますが、こうした身体的な接触はできないので、喜びなどはより大げさに示した方が伝わります

このようにメリットとデメリットがありますが、メリットを活かしながら、デメリットは完全に消すことは難しいので、マイナスを減らすことで十分にグループコーチングはワークします。(例えば「細かい声がけができない」けど「匿名の質問箱を準備する」ことでデメリットを減らす、など)

これがうまくいけば対面以上の効果が出せますね😁

その他の気づき

一部の人が同じ場所から参加する際に、2人で1つの端末で参加してしまうと、どの端末に誰がいるのかの把握をしなければいけないので、少しコントロールが難しくなります。可能であれば1人1端末で参加してもらうことをお願いした方が良いと感じました。(準備できる端末数が許せば)

また、ブレイクアウトセッションを閉じる時に、何秒後にセッションを閉じるかをオプションで決めることが可能です。これは「はい!ペアワーク終了ですよ!」と言ってから何秒後に戻ってきてもらうかと言う時間なので、個人的には10秒で良いと感じました。

あらかじめブレイクアウトセッションの時間を設定して、その時間がたつと自動的に終了するという使い方も可能なのですが、一度のクラス内で複数回ペアワークをする場合には、都度設定を変える必要があり面倒なので、10秒に設定しておいて、手動で終了させるのが良いと感じました。

まとめ

Zoomを使ったグループコーチング、課題はあるものの、メリットも非常に大きいです。対面と比較して薄れてしまう臨場感をどうするかを考えるのも良いのですが、ペアワークへのフィードバックをより集中するなど、Zoomの良さを最大限に活かすことで価値を最大化できると感じました。

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HSK合格率100%/700名以上の実績
語学コーチングスクールthe courage(カレッジ)
コーチ
伊地知 太郎

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