当たり前をひっくり返す
ミステリーではお決まりの展開というものがよくあります。
以下にその具体例を示します。
最終的に犯人は探偵または刑事に捕まる(主人公側の勝利)
探偵が容疑者全員を集めてなぞ解きを行う
犯人が分からない
犯人は多くても二人ぐらい
探偵は最後まで推理を披露しない
主人公は死なない
探偵または刑事が主人公
凝ったトリックが使われている
犯人は犯罪行為を行う
なぞは解ける
探偵や刑事は能動的に活動する
犯人は犯行によって得をする
ここでこれらをひっくり返してみたいと思います。
犯人は逃げおおせる(犯人の勝利)
探偵は犯人だけ会い、なぞ解きを行わずに任意同行を求める。またはなぞ解きをしない
犯人は5人から10人ぐらい。または犯人はいない
探偵はことあるごとに自分の考えを披露する
主人公が死ぬ
犯人、被害者または事件に全く関係ない第三者が主人公
ありきたりなトリックが使われる、トリックなんて使われない
犯人は罪を犯さない、善行を積む
なぞは結局解けない
犯行によって犯人は損をする
ありきたりな設定をひっくり返すだけで意外性のある物語になります。
物語を書くのに詰まったときは、当たり前をひっくり返してみるのはありかもしれませんね。
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