Taro Yamada

趣味でミステリ小説を書いています。 多くの人にミステリの面白さを知ってほしいです。 ス…

Taro Yamada

趣味でミステリ小説を書いています。 多くの人にミステリの面白さを知ってほしいです。 スキやフォローしていただけると嬉しいです。 ご意見やコメントお待ちしています ツイッターのアカウントは→ https://twitter.com/shntint04817574

マガジン

  • ミステリークイズ集

    ミステリークイズをまとめたものです

  • その他

    ミステリークイズや小説以外の記事をまとめたものです

  • 探偵部の四季(仮)

    高校生が主人公のミステリー小説です(記事で掲載している小説と同じです)。 更新頻度は不定期です。 気軽にコメントいただけると幸いです。

  • パンドラの箱(仮)

    高校生が主人公の物語です(記事に掲載しているのと内容は同じです)。 更新頻度は不定期です。 気軽にコメントいただけると幸いです。

最近の記事

No.064 ミステリクイズ

問題文道路を馬に乗って練り歩くパレードで落馬事件が起きた。 そこまで自然に歩いていた馬が急に暴れ、馬に乗っていたゲストが地面に振り落とされた。 ゲストは骨折の重傷を負ったが、命に別状はなかった。 聞き込みや調査より以下が判明した。 ・ 事故直前に馬に近づいた者はいなかった ・ 道路に薬品や鋭利なモノがばらまかれた形跡は無かった ・ 馬の体調は朝から正常であった ・ 事件後、馬の身体を調べたが、外傷は無かった ・ スピーカーの一台が落馬の前後で音が出なかった ・ 現場でめま

    • No.063 ミステリクイズ

      問題文仲家浩成と付き合うようになったそもそものきっかけは、ノートの返却間違いだった。 教室に戻ると机に「Nakaya Kosei」と書かれた英語のノートが置かれている。 どうしてだろうか思ったが、なるほど、腑に落ちた。 私の名前は中谷 琴音で、中谷は確かに中谷とも読める。 およそノートを配った誰かが苗字だけ見て間違えたのだろう。 私は仲家にノートを手渡した。 その件の後も何度か配り間違いが起きた。 私は何度か浩成の席に足を運び、逆に浩成も私のノートを数回渡してくれた。 配

      • No.062 ミステリクイズ

        問題文ある日の部活練習後の夜、新入生歓迎会が部長の下宿で開催されました。 会の最中、参加者の数名が吐き気や腹痛を催しました。 食中毒の可能性がありましたが、参加者は誰も病院に行くことはありませんでした。 さて、それはなぜでしょうか? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        • No.061 ミステリクイズ

          問題文クリスマスイブの夜、私は病室のベッドで寝ている。小学校の体育の授業で足を骨折してしまい、先週から父の知り合いが経営している病院に入院している。 (私)「サンタさん、来てくれるかな」 (父)「きっと来てくれるさ」 父の表情をじーと観察するが、にこやかな表情を全く崩さなかった。 私は今、サンタクロースの存在に疑問を抱いている、本当はサンタクロースなど存在しないのではないかと。 確証があるわけではない。しかし、一度芽生えた疑念は頭にこびりついて離れない。 (父)「もう

        No.064 ミステリクイズ

        マガジン

        • ミステリークイズ集
          64本
        • その他
          9本
        • 探偵部の四季(仮)
          13本
        • パンドラの箱(仮)
          3本

        記事

          No.060 ミステリクイズ

          問題文放課後、図書室で雑誌を読んでいると、部長が来た。 何故か俺の対面に座る。 (部長)「探したんだよ。どうして部室に来ない?」 ( 俺 )「暖房壊れてますし。あんなところに居たら凍死します」 窓の外にはまだ深夜に降ったらしい雪が積もっている。雪なんて何年ぶりだろうか。今日の早朝の気温は、なんと、氷点下5度だったらしい。 (部長)「ひどい。先輩を極寒の僻地に取り残して、自分ひとり優雅に読書なんて…」 ( 俺 )「それで、何の御用です?」 部長は可愛そうな少女

          No.060 ミステリクイズ

          No.059 ミステリクイズ

          問題文ここは怪異研究会の部室。 図書館で借りた本を読んでいると、対面に座る部長が言った。 部長「実は私、予知能力があるだよね」 はぁ、そうですか。 気にせず読書を再開しようとすると、部長は俺から本を奪いとった。 部長「ちょっと何か言ってよ」 俺 「どうせまた、インチキでしょ」 部長「インチキとは失礼な。そこはせめて"トリック"といいなよ」 部長は本を返す気はなさそうだ、話を聞くしかない。 俺 「わかりました。その能力、見せて下ださい」 部長「よろしい、じゃあ帰った

          No.059 ミステリクイズ

          No.058 ミステリクイズ

          問題文公園でスーツ姿の男性の死体が発見されました。 首筋には吉川線があり、犯人は被害者の背後からひも状の凶器で首を絞めたと思われます。 凶器は未だ見つかっておりません。 死亡推定時刻は午後 8 時から深夜 0 時の間で、被害者の近くには踏みつぶされたタバコの吸い殻が落ちていました。 遺留品は以下の通りです。 ハンカチ、ポケットティッシュ、シガレットケース(ケース内のタバコは吸い殻と同じ銘柄、吸い殻からは被害者の指紋と唾液を検出)、2種類の携帯(仕事用とプライベート用)、名

          No.058 ミステリクイズ

          No.057 ミステリクイズ

          問題文俺(A)は今、大学の空き教室で明日の期末テストの勉強をしている。 そこに同じ学科のBがやってきた。 Bは暗い表情をしていたが、俺を見るとパッと明るい表情を見せた。 俺の前に立ち、両手を合わせ頭を下げる。 B「頼む、A。お前だけが頼りだ」 Bは明日の期末テストの勉強をあまりしていなく、このままだと落単する、と語った。 B「この単位、落としたら留年になっちまう。頼む、力を貸してくれ」 俺「勉強を教えるってこと?」 B「違う。俺が言いたいのは……明日のテスト、席の指定

          No.057 ミステリクイズ

          No.056 ミステリクイズ

          問題文駅前のベンチに小学生低学年ぐらいの少女が一人泣いているのを見つけた。 何だか放っておけなく、まだイベントまで時間があるので、私はその子に話しかける。 私「どうして泣いてるの?」 少女はゆっくりと話し始めた。 内容はこうだ。 母親へのサプライズのために、母親の好きなお菓子が売っている店に買い物に行こうとしたが見つからなかったらしい。 道行く人に見せの名前を言ってもそんな名前の店は知らないと言われ、途方に暮れていた。 私 「その店は本当にこの近くにあるの?」 少女「

          No.056 ミステリクイズ

          No.055 ミステリクイズ

          問題文結婚披露宴で招待客の一人が殺されました。 首筋に吹き矢が刺さっており、即効性の毒が塗ってありました。 被害者のテーブルにはアイスコーヒー、未使用のストローが2本、シュガースティックが1本。また他の招待客は座っていませんでした。 警察の見立てでは、スライドショー上映のため、会場全体が暗くなった時に吹き矢により殺されたと考えています。 招待客は怪しい人物が被害者に近づくのは見なかったと証言しています。 吹き矢の筒はあるテーブルの下から発見され、位置的にも被害者のテーブル

          No.055 ミステリクイズ

          No.054 ミステリクイズ

          問題文ある家で刺殺死体が発見されました。 警察の調べより、死亡推定時刻は午後3時から5時の間。 私は聞き込みの担当となり、今は被害者の同僚のA氏に話を伺うところだ。 A氏は事件について知らなかったらしく、Aが殺されたことを伝えると驚嘆の表情を見せた。 A「そうですか……彼は確かに誤解されやすいタイプの人間でしたが、根は   真面目で……まさか殺されるなんて」 私「心中お察しいたします。犯人検挙のため全力を尽くす所存です」 A「私にできることなら何でも協力します」 私「あり

          No.054 ミステリクイズ

          No.053 ミステリクイズ

          問題文花嫁が式場のメイクアップルームで毒殺されました。 コーヒーの入ったタンブラーが現場の床に転がっており、遺体の口から微量のコーヒーと毒が検出されました。 コーヒーは花婿からの差し入れで、タンブラーも花婿のものでした。 警察はコーヒーに毒が混入されたと考えました。 しかしコーヒーを調べた結果、コーヒーから毒は検出されず、またタンブラーにはこれといった汚れや手がかりは何もなく、タンブラーからも毒は検出されませんでした。 さて、では毒はどこに仕組まれていたのでしょうか?

          No.053 ミステリクイズ

          No.052 ミステリクイズ

          問題文放課後、私(A)はBと共に、美術室に来た。 引き戸を開け、電気をつける。 机の上にあった彫刻作品が見るも無残にバラバラの状態で机や床に散らばっていた。 B「なんだよ、これ」 私「とりあえず、先生に連絡。早く」 5分後、Bとともに教員が来て美術室は立ち入り禁止になった。 壊されたのは私たちと同じ美術部所属のCの作品。 Cは美術部一の腕を持ち、それを尊敬しながらも嫉妬する輩は多かった。 かくいう私もCの才能には嫉妬していた。 事件は警察沙汰にはならないらしいが、教員

          No.052 ミステリクイズ

          No.051 ミステリクイズ

          問題文俺たちは今、中学の合宿で圏外の山奥にいる。 トントントン ドアがノックされ、開けるとAが立っていた。 中に招き、とりあえず椅子に座らせる。 A「今日、部屋に戻ったら玄関にこんな手紙が。私、怖くて」 俺はAから手紙を受け取る。 ” A へ  あなたの秘密を知っています。  合宿最終日が楽しみですね   Ut enim ad minim veniam, quis nostrud exercitation ullamco laboris nisi ut  aliqu

          No.051 ミステリクイズ

          No.050 ミステリクイズ

          問題文小説家の男性が撲殺されました。 また現場にはダイイングメッセージがありました。 容疑者は以下の4名です。 ・亀田 尚子 (被害者の元カノ、被害者とは別れてから会ってないと証言) ・森山 昌   (被害者の小説の担当編集者、12時に被害者と会ったと証言) ・田川 誠   (被害者と知り合いの小説家、11時に被害者とあったと証言) ・畠山 静香  (被害者の姉、15時に被害者宅を訪問、警察に連絡) 以下は容疑者たちの証言です。 亀田「あの人とは別れてから会ってません。

          No.050 ミステリクイズ

          No.049 ミステリクイズ

          問題文放課後になっても早朝から降り続く雨は止む気配を見せなかった。 日直当番の仕事を終えたときには、教室には私以外誰もいない。 来週はテストだから部活動は活動休止だ。 クラスメイトは今頃帰路についているだろう。 私は下駄箱に行き、靴を履き、私のクラスの傘立てを見る。 「あれ?」 私の紺色の傘(折り畳み傘ではない)はなくなっていた、代わりに同じ大きさの1本のビニール傘があった。クラスの傘立てに他に傘はない。 (誰かが間違えたのかな、どこにでもある傘だし… あれ?、でも柄に名前

          No.049 ミステリクイズ