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面接のお話、IT資格のお話@3日目

記事の概要

こんばんわ!タロです。noteを開始して3日目となりだんだんなれてきました・・・文章を書くのが楽しく感じます・・。

さて、今回のお話は人によって考えが分かれるかもしれません。資格と就職のお話です。あくまで私が肌で感じてきたIT業界、IT資格がターゲットです。

実際私がIT業界で働き、面接官として採用側の経験もした上での結論としては、資格は大部分において””ぶっちゃけ必要ない””と感じています。なぜなら””見かけ倒しでコスパが悪い””からです

もちろん関わっている世界が狭いのかもしれませんが・・・なぜそう感じるのか、じゃあ何をすればいいのか、例えば他業界の方がIT業界に挑む際に何をしたら・・?といった目線でお話できればと思います。


現場の目線、採用側の目線

ちょっと厳しい言い方になりますが、IT業界で働く現場側の人間、エンジニアからすると『この人、資格はあるけど、何の役にも立たないなぁ』と感じたことのある人がほとんどではないでしょうか。

資格の難易度にもよりますが取得していることで、一定の知識を持っている、何かを勉強した、自分に投資をして磨こうとしている、といった証左にはなるかもしれません。ですが、それが実務でどこまで活かされるのかは、正直言って誰にも証明できません。きちんと勉強をすればいつか誰にでも取れるものがほとんどです。しかしいくら知識を得たとしても、それを生きた経験や理解に落とし込むことができている人は非常に少ないです。経験にまさる学びはなく、資格の取得や知識の習得で満足している人は実力があるとはいえません。

採用側の目線で資格が評価されるケースはもちろんあります。それは面接官の知識が不足していて、『お!この人資格もっているじゃん!持ってない人よりよさそう!』なーんて考えてしまっているか、有資格者がいなければ展開できないサービスが存在する場合です。前者は論外、そんな会社は願い下げです。後者は意味があります。特定の業種や代理店契約を行うためには指定された資格取得している社員が一定数必要となるケースがあるためです。難関企業や狙っている部門やサービスがある場合であれば、非常に効果的です。

もしくは特定の資格を持っていることで、給料にそのまま反映されるケース。これは勉強という自己投資をしながらも年収をあげられますから有りです。ですがあくまでその会社の中の話、転職を前提に考えるなら・・・意味がなくなってしまいますね・・

採用側が強く望むのは資格よりも”自己の努力で自身の力を伸ばし、会社の売上に貢献してくれる人材かどうか”、に限るのではないでしょうか。少なくとも私はそこが知りたくて、応募者の方にあれこれ質問していますから。

資格の意味

じゃあ資格って何の意味が?というのは前述しましたが、【一定の知識を持っている、何かを勉強した、自分に投資をして磨こうとしている、といった証左】にすぎないと考えています。資格を持っていようがいまいが、仕事のできる人できない人、自分に投資をして努力する人、しない人が確実に存在します。ごくごく一部の超高難度資格や、あなたのキャリアを考える上で明確に必要なるモノ以外は資格取得にかける時間がもったいないのです。何でも取ればいいってもんじゃあないのです。資格を取るのも無料ではないですし、時間もかかります。おまけに、採用側からすると資格があっても実力の判断にはなりません。だからこそ資格は””見かけ倒しでコスパが悪い””という結論に至ったのです。

じゃあ何をしたらいいのか

特にIT業界未経験者の方で多いのは、『スタートとしてITパスポート、基本情報を勉強しています』であったりサーバー・ネットワーク系ならば『LinuCやCCNAを目指しています』といったケースです。

自分に投資をして勉強することは何よりも素晴らしいことです、がその意欲や熱意や努力を資格を取るのではなく””自身のプロダクトを作成してみる””ことに注力してみる方が遥かに採用する側の評価、等身大の実力の評価に繋がります。

具体的にはこんな感じ・・でもすいません開発系ではないので、ちょっと弱いかもしれません・・ですが資格持っているよりも遥かに響きます。当然興味を惹かれて色々質問されるので準備を怠ってはいけません。そして、案外そこまでハードルが高くないのです。Google先生にお願いすればいろんな答えを教えてくれますよ、ほんとに。

・〇〇の言語を使って☓☓の認証システムを作成し、外部公開したを作り、アドバイスや不具合を指摘され△△の改善を施した。

・自宅に〇〇社の△△機器を使用してネットワーク環境を構築し、自身のスマホや外部の端末から自宅ネットワークへセキュリティを担保した上でのリモート接続が可能になった。

・SNSがブームなので〇〇を用いて簡易的なマッチングサイトを作り、△△人に利用いただいた。

・ゲームが好きなので〇〇を用いて☓☓のゲームを作り、友人に評価してもらいつつ、フリーのソフトウェアページにアップして△△の評価をもらった(xx人に遊んでもらい、x年バグFIXやアップグレードをした)。


終わりに

面接官をしていて、あるいは自分が働き管轄する現場に人が配属されてきて、あまりにも頭でっかちの有資格者、実務に生きない知識ばかりを引っさげ、資格さえ持っていればなんとかなるだろうという考えが蔓延している用に感じます。またIT業界未経験の方が特にその思考に陥りがちであるため、何かのお役に立てばと思いこの記事を書きました。

特に派遣会社等は資格を取得しているだけで単価をあげられる構造になっているので、無理やり取得させようとしてきます。もちろん年収に反映されるケースなど含め無駄とまでは言いませんが、ご自身がエンジニアとして将来何を目指すのか、そのために資格が本当に最適解なのか、考えていただける機会になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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