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独学で挑戦した1級建築士試験のはなし

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1級建築士の試験を終わって|2023年(R5)、約20年ぶりに1級建築士受験。学科は独学で98点で合格、設計製図は日建学院に通学し合格。
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独学で1級建築士の学科試験をたった1万7千円で合格した勉強法と教材

noteとかで1級建築士を独学で突破しました!っていうのを見てると、通信教材なんかを使ってる人が多いです。さらにその教材紹介のアフィリエイトしてるケースが多くて興ざめしちゃうので、今回は1万7千円で学科試験を独学合格した私の勉強法等をご紹介。 自分でもそうだったけど、学校へ行かないと受からないというのは思い込みだったので、授業料を払えないという人に参考になればいいなと思う。 この記事の内容はこちら 17,000円の費用の内訳 勉強すべき場所 勉強法 勉強時間はどう

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1級建築士の学科試験の速報後、すでに地獄の製図試験対策は始まる

1級建築士試験、お疲れさまでした。 ようやく学科が終わり┐(´д`)┌ヤレヤレといった気分でしょうが、実はまだこれから速報が発表されますね。 もうすでに「あきらめた!」という人なんかはいいかもしれませんが、ガチで勝負して可能性を感じてる方は速報が待ち遠しく、そして合格点のボーダー判定というのは気になってることでしょう。 きっと寝る前には確定されるでしょうが、それはきっと地獄へのスタート。 はっきり言って学科より製図のほうがキツイ私が受験したのは令和5年でしたが、まあほ

1級建築士の設計製図試験をストレート合格するために時短や綺麗さを求めてやってた工夫

建築士試験の設計製図には定規派やフリーハンド派がいると思うけど、まずよく言われるのは製図はただの作業。まとめたエスキスを3時間かけて書いていくのは相当にしんどいんだけど、製図自体は書いてて楽しいと思えることが合格への近道じゃないかと。 少なくとも自分は白紙だった用紙がどんどん書き込まれて完成していく作図は楽しかったので、作図自体はさほど苦痛を感じなかったのが幸いだった。 その過程で感じたのは、定規派の自分には線はそれなりに引けたほうが見た目が綺麗だし書きあがった時の満足感は高

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1級建築士設計製図にビリケツくんのエスキス攻略テキストは買いか?

1級建築士の設計製図の主な時間配分としては、作図が一番多く、次にエスキス(プランニング)という人は多いのではないでしょうか。 作図に関しては「とにかく書け」に尽きるのですが、エスキスというのはなかなか難しい。 日建学院に通った私でしたが、ある個人出版本に手を出しました。 それがビリケツくんのエスキス攻略テキスト。 会社の後輩も「この人のブログはよく見てました」と評判でしたし、ツイッター(現X)のフォロワーさんも買ったということでした。 買った理由はとにかくエスキスに時間

1級建築士設計製図のポイントは記述にあり

R5年、約20年ぶりに1級建築士試験を受験し、学科製図ともにストレートで合格しました。この記事では設計製図において感じたことを一つだけお伝えしたいと思います。 それは設計製図の記述こそ合否を分けるカギであるということ。 設計製図の採点は闇に覆われてると言いますけど、図面に決定的な不備がなければあとは記述勝負。記述こそが合否の別れを決定つける可能性があるということを、受験生の皆様には覚えておいてほしいところです。 なぜか。 うわさでは設計製図試験では製図が6割で記述が4割と

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1級建築士の計画の西洋建築史の覚え方

西洋建築史って2級にもでるのかな? 1級だけ? 今回は西洋建築史の覚え方についてご紹介。 たぶんギリシャ建築だとかバロック建築だとか、時代の順番を覚えるのが難しいっていう人がいるはず。 なのでもうこれだけで覚えちゃいましょう。 西洋建築史を時代順に覚える方法Youtubeとか見てるといろんな組み合わせて覚えてる人いますけど、自分はこれ。 「ギロビロゴルバ」 ん?覚えにくいって?? じゃあドラゴンボールのピッコロの必殺技「魔貫光殺砲(まかんこうさっぽう)」のシー

1級建築士の学科試験に出てくる風速のまとめ

違ったり、これも追加でっていうのがあったら教えてください 環境設備自然換気 風力換気は風速に比例 空気調和 円形ダクトの圧力損失は風速の2乗に比例 ダクト局部圧力損失は風速の2乗に比例 構造風圧力 速度圧は風速の2乗に比例 平方根に○○、反比例は誤りもしも抜けがあったらいけないのであいまいな言い方になっちゃいますが、「風速に関するものはすべて比例」で、「反比例」や「平方根に○○」というものは誤りの選択肢である確率が非常に高いです。

1級建築士の計画、高齢者施設関連のキーワードのまとめ

高齢者関連の施設ってめちゃめちゃ多いんですね。 ちょっとあまりここで時間もかけられないので、ざっとキーワード拾って後で見直してみたいです 特別養護老人ホーム…常時介護、10.65㎡ ショートステイ…数日間入所、寝たきりや家族の負担軽減 デイサービス・・・送迎バスで通所、入浴食事、訓練 介護老人保健施設…復帰、医療ケアが必要、8㎡ 有料老人ホーム…医療ケアをしない、民間主導 ケアハウス…自失した生活を維持、21.6㎡ 介護療養型医療施設…急性期、長期療養 福祉

レターパックプラスで1級建築士の免許証明書が届いた

長い審査期間が終わったのはこちらの記事で。 とうとう1級建築士の免許が届きました。 届いたのはレターパックプラス。 だって建築士会まで取りに行くのめんどくさくないですか? 通常の業務もあるのに。 オンラインで申請してたんですけど、登録完了から到着まではわずか2日ほど。 届いたものはこちら。 登録日を見てみるともう少し前には登録が完了してたような気がしなくもない感じです。 でも改めて考えてみると、せっかくなので建築士会に取りに行ってもよかった気がします。 ほと

1級建築士の登録申請から2カ月、ようやく条件が確認されたようで

かなりご無沙汰ですが… ようやく1級建築士の登録要件が確認されたようです。 というのも、昔は受験資格=登録要件だったんですけど、昨今の技術者不足のせいか受験資格と登録要件は異なるということで、合格後改めてその登録要件が揃っているかってのを審査されます。 逆に言えばあの難関試験を突破しても1級建築士になれるかどうかってのは別問題ということ。 まあそれなりに条件をそろえて受験はするでしょうが。 ということで、とりあえず今回の記事では、いよいよ1級建築士までカウントダウン

1級建築士にストレート合格しました

2024年、あけましておめでとうございます。 もともとFP試験受験の勉強用に開設したこのブログ。 気付けばFP2級や電気工事士、そして建築士の試験にいたるまで、勉強用として利用してきました。 そしてとうとう…1級建築士、学科、製図ともに一発で合格しました。 1年くらい前?すでに勉強をはじめてて、合格発表まで約1年。 自分でもよく頑張ったかな?っていう気持ちでいっぱいです。 本当はもっといっぱい更新して、試験対策中の不安とか気になったこと、よかったことや悪かったこと

日建学院へ試験後最後の採点会へ

ゆうべ、日建学院へ最後の採点会へ行ってきました。 たぶん前の記事にも書いたように、BDSを書き忘れて致命的なミスをしてしまっていることや、製図の後半であれこれいじくりまわしたこととか打ち明けてきました。 試験元が公表してることではないので正確には言えないけど、BDSは減点で済みそうな感じ。 で、授乳室は高確率で欲しかったとのこと。(これは図面に書いてる) 結果としては首の皮一枚程度は繋がってるんじゃないかなって思ってます。 が、こればかりはわかんないですね。 あと

1級建築士の設計製図試験から一夜明け、いろんな不備が発覚する

受験生のみなさん、どうでしたか? 昨日の設計製図。 自分は意外と早くエスキスがまとまって、これはいける!って思ってたんです。 ちょっと記述で引っ掛かったけど。 で、いよいよ終盤に差し掛かったころ、断面図を書いてて塔屋が道路斜線に当たることを発覚。 厳密にいうと建築面積の1/8以下っていう表記で逃げれた気がしますけど、その時はもうテンパってしまって、階段の向きを変えたりEVの位置を無理矢理突っ込んだりして何とかセーフ。 ただそのせいで廊下が凸凹になってしまった。

答えがない1級建築士の設計製図試験も明日が本番

さて24時間後、私はどんな心境でいることでしょう。 1級建築士の二次試験、設計製図が明日行われます。 自信は・・・ たぶん「ある」って答えられる受験生ってほとんどいないんじゃないかな? それだけ答えのない解答を導き出すのは難しいと思ってます。 最終的には無理やりにでも納めて書いてくるつもりですが。 ここまで書いた製図はざっと30枚くらいは描いたんじゃないかな?宿題とか自主製図とかで。 ということは1枚3時間だとして最低90時間はこの試験対策につぎ込んでる。もちろ