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1級建築士の設計製図試験をストレート合格するために時短や綺麗さを求めてやってた工夫

建築士試験の設計製図には定規派やフリーハンド派がいると思うけど、まずよく言われるのは製図はただの作業。まとめたエスキスを3時間かけて書いていくのは相当にしんどいんだけど、製図自体は書いてて楽しいと思えることが合格への近道じゃないかと。
少なくとも自分は白紙だった用紙がどんどん書き込まれて完成していく作図は楽しかったので、作図自体はさほど苦痛を感じなかったのが幸いだった。
その過程で感じたのは、定規派の自分には線はそれなりに引けたほうが見た目が綺麗だし書きあがった時の満足感は高い。そうかといって時間との勝負である以上そこそこ時短を意識することも大事。

課題や宿題を含めると30枚以上

学科試験通過後ストレート合格を目指して本番までに30枚以上を書いた経験から、時短のためにより早く書くことや、より綺麗に作図するためにやっていた自分なりの工夫をご紹介。

内容はこちら

  1. 製図用紙の固定方法

  2. 補助線の大切さ

  3. エスキスを効率的に作図用紙に書き写すためにしたこと

  4. 二重線を書くときに定規は動かさない

  5. 柱以外にもテンプレートは効果的に利用する

  6. 定規で線のはみ出しを防止

  7. 防火マークの書き忘れにしたこと

それぞれ一つ一つは大した効果はなくても、それらを自分のものとして取り入れられればきっと図面に貢献してくれるはず。

製図用紙の固定の仕方

製図用紙は端っこを斜めに止めてる人が多かったけど、自分が止めてたのは上下をすべてテープで止めてしまう方法。理由は斜めにテープで止めてると、定規を動かしたときにめくれることがあるから。

テープがめくれてくると定規の滑りが悪くなるのがストレス

とはいえ上下をすべて止めても、三角定規の先端で突いてしまうとめくれてしまうんだけど、圧倒的にめくれるケースが減った。

とはいえ三角定規を上下したときに、先端でついてめくれることもある

あと止めるテープは製図用のテープの必要はなくて、ホームセンターで売ってるマスキングテープで十分。何より安いし手に入れやすいけど、あまり粗面用の粘着強めだと剥がすときに苦労するかもしれないので、粘着弱めのものでいい。

通りの補助線は引け

まあまあその界隈で有名なYoutuberさんが、時短のために補助線無しでいきなり書いていた人がいたけど、もしも間違ったらめちゃめちゃ痛いタイムロスになるので、これは引いたほうがいいと思う。(実際やらかした)
横方向は平行定規で固定してテンプレートを横移動させるだろうから、ちょっと慎重に書けば必要ないかもしれないけど、少なくとも縦ラインだけは書いたほうが無難。

間仕切りは水平定規にエスキス用紙を固定

柱を書いたあとに間仕切りの壁を書いていく時って、何度もエスキス用紙を確認したりして時間がとられるはず。
これにおすすめなのは水平定規にエスキス用紙をテープ止めする方法。
これは人の真似(SNS?)だったんだけど、目線が大きく動くと間違うもとだったり、机上のスペースの節約にもなるのでのでこれはよかった。

でもエスキス用紙を固定するのは柱を書いたあと。先に固定すると柱を書くとき邪魔になる。

定規の厚みと製図用のシャーペンの特性を活かして書け

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