Cannes Lions事例メモ PR部門篇 #3「Break Up」
Break Up
2011年PR部門グランプリ作品
CL:National Australia Bank(豪・銀行)
Agency:Clemenger BBDO Melbourne
概要
目的:「NABを含めた大手4社が癒着をしながら、銀行側に都合の良いように金利等を操作しているのではないのか」という疑念を晴らすため
アイデア:他の3社から別れること(=Break Up)を大々的に伝えること
施策:
・新聞広告、webサイト、船、飛行機、ランチのウエイター、ゲリラライブ、競合他社のビル、そしてNABのオフィス。ありとあらゆるメディアと方法で「Break Up」のメッセージをやり過ぎなくらい発信する
効果:
・Twitterトレンド1位
・1日で好意的な書き込みが320%も増加
・1週間でローンの申し込みが79%増
・1週間でクレジットカードの申し込みが50%増
感想
・動画を見ると分かりますが、ものすごい数の施策をやっていたのが分かります。単純に数だけでもすごい。
・外に発信するだけでなくしっかりと自社内のポスター掲示が一番数が多く、手の込んだものであったのが印象的であった。
抽象化
◎何かを敵に回すなら、その”嫌がらせ”を徹底的なまでにする
◎社会にある不満をこちらから先手で口に出す
<思い出し企画>
特にこの企画がというものはないですが、バーガーキングがマクドナルドにしているような”嫌がらせ”は徹底的だと思います。
参照
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