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なぜ国内ではなく、海外FXブローカーを使うのか?

なぜ、ネット上では海外FXを勧める人が多いのか

ネット上では、海外FXをおすすめするサイトがたくさん存在します。国内にもいっぱいFXの会社があるのに、なぜ、わざわざ海外ブローカーをおすすめしているのでしょうか?

答えは、簡単で、彼ら経由で海外FX口座が開設されると、取引手数料から、永久にキャッシュバック=アフィリエイト報酬が入る仕組みだからです。国内FXの会社も高額なアフィリエイト報酬を払ってくれますが、新規入会時、一回のみ。海外のFXブローカーであれば、自分経由で作られた”口座”単位で全取引手数料から一生キャッシュバックが発生します。

手数料からのキャッシュバックって、たいしたことないでしょと思うかも知れませんが、例えば、僕の口座の1つをお見せすると、残高が100万円くらいで、1ヶ月の収支が+15万円くらいの口座なんですが、こんな感じの手数料払ってます。この口座は、スプレッドゼロで、手数料制なので、見えやすいです。


右の267,442円が利益で、その2つ左の-107,597円が手数料です。
利益から、手数料引くと、158,845円の利益。4割くらい手数料ですね。FXブローカー儲かるなあ。これ、マイナスでも手数料は取れますからね。

この手数料の半分以上くらいがキャッシュバックされると思います。半分だとすると5万円。これは、僕の1つの口座だけでです。

海外FXはレバレッジも高いので、普通に取引していると元手資金の何百倍何千倍の取引をすることになります。僕はいくつもFXブローカーを使っていますが、4月に新規開設して2ヶ月間、取引をしたときの延べ取引金額がこちらです。

決済注文で2ヶ月で2245回。取引額は、9063万USD相当。日本円にして、なんと140億円。2ヶ月でです。
ちなみにこのFXブローカーに入れてる証拠金は、18,121ドルですから、約280万円。280万円で140億円だから、5000倍ですね。

僕みたいにEAで取引してると取引回数も多いので、どんどん上がりますが、僕を紹介するだけで、おそらく、月15万円くら手数料が入ると思います。なかな美味しいですよね。

なので、そういう紹介をしているサイトでおすすめしている海外FXブローカーはかならずしも、ユーザにとってメリットがあるかどうかはわかりませんが、少なくとも紹介者には、紹介料の割合が高いのだけは確かです。

無料EAを配布する際に、指定のブローカーに自分のアフィリエイトリンクを踏ませて口座開設することを条件にしているのもこういう理由です。

こういうと、こういう紹介がされているFXブローカーはダメですと勘違いする人がいるかもしれませんが、そうではなくて、ユーザにとってメリットがあるブローカーであることもあるし、ユーザにとってメリットがあまりないブローカーかもしれないということです。単純に紹介者は、紹介料が高いという理由で紹介しているだけかもしれないので、誰々が紹介しているからといって、いいとも、悪いともどちらの可能性もあるわけですので、ご自分でしっかり判断しましょうという話です。

海外FXブローカーを使う理由

さて、前置きが長くなりましたが、僕が国内のFXブローカーではなくて、海外FXブローカーを使う理由は、なんでしょうか?

理由は以下の2つです。

1)ハイレバレッジであること
2)ゼロカットシステム

海外FXはハイレバレッジ

日本の個人向けFXは最高25倍にレバレッジ規制がありますが、海外は規制がないので、1000倍、2000倍とかがあります。1000倍だと11万円で1000万円分売り買いできますが、0.1%変動しただけで、元金が飛ぶので、スプレッドや手数料を考えると現実的にはそんなレバレッジで取引する人はいません。ただ、含み損のときに耐えられるという点で有利です。

例えば、どちらも証拠金維持率100%を割ると強制決済がかかる条件で、手元資金10万円、200万円分のドル円を買ったとします。

国内FXなら、25倍レバなので、必要証拠金は、8万円、海外の2000倍なら、100円です。

意に反して下落していって含み損が膨らんだ時、国内FXでは、-2万円、1%下がったときに、強制決済がかかりますが、海外FXなら、-99900円、約5%下がったときに強制決済がかかるので、耐えられる含み損の額が全然違います。

これが、1つ目のメリットです。

ゼロカットシステム

もう一つのゼロカットシステムは、もっと重要です。

先程の強制決済は、平穏なときであれば、間に合いますが、レバレッジが何倍だろうと、重要指標でサプライズがあったり、〇〇ショックのような大暴落が起きると、とてつもなく速いスピードで、下がった(下落のほうが速い)場合、FXブローカー側の強制決済が間に合わず、10万円の元資金に対して、10万円以上のマイナスが出てしまうことがあります。

例えば、10万円の元資金でやっていて、暴落時に決済された金額が-100万円だった場合、日本のFXブローカーだと、差額の90万円を請求されます。これが元資金10万円ならまだいいですが、例えば、500万円の資金でやっていて、5000万円の損失で、差額の4500万円を請求されるとしたら大変です。

海外の多くのFXブローカーでは、元資金を超える損失が出た場合、請求されない、ゼロカットシステムを採用しているところがほとんどなので、ここは、国内FXブローカーと比較したときの大きなメリットです。

海外FXのデメリット

デメリットは2つ

1)ライセンスや管理体制がまちまちで、詐欺もまざっている
2)キャピタルゲイン課税ではなく、総合課税

安全性を自己判断で行って業者の選定をする必要があること

日本国内で金融庁の基準を満たしている国内FX業者であれば、必ず分別保管が義務付けられているので、サービスの内容だけで比べて選べば意良いのですが、海外FXは、それぞれの国のライセンスなので、分別管理の義務の有無も国によってライセンス条件が異なります。そもそも、ライセンスが必要ない国もあるので、どこの国のライセンスも持っていないFXも多々存在します。

レバレッジが高くて、スプレッドが狭かったり、入気ボーナスが高かったり、どこかのサイトが勧めていたからという理由でFXブローカーを選んでしまうと、最悪、資金を引き出せなくなることもありえます。さらに、そもそも、詐欺ブローカーというのも存在していたりするので、さらにやっかいです。

じゃあ、海外FXは危険か?というと、もちろん、日本じゃないから、全部危険みたいなことはもちろんなくて、日本並みに厳しい国のライセンスを複数持っていて、分別管理もしっかりしていて、むしろ、日本のどのFXブローカーよりもしっかりしているところもあります。

要は、上っ面だけで判断せすに、信用できる国のライセンスを持っているか、分別保管をしているかなどを、ちゃんと調べて選択しないといけないということです。前述のメリットもあるので、ちゃんとした業者を選択すれば、うまく活用可能ですが、ちゃんとしたところを選ばないと、ひどい目にあう。そして、ひどい目にあった場合、日本の法律は適用されないので、多くの場合、泣き寝入りすることになるので、とにかく、しっかり調べて選ばなければいけません。

総合課税

日本国内のFXブローカーで取引して利益が出た場合、株式の売買益と同様、一律20.315%ですが、海外FXでの利益は、雑所得になり、累進の総合課税になります。個人の雑所得の場合、ほぼ、経費は認められず、他の所得との通算もできないので、給与所得といっしょに総合課税で、最高税率は55%かかります。これは、最大のデメリットですが、たくさん利益がでるようになったら、FX取引用に法人を建てることをお勧めします。個人と違って、他の事業との損益通算もできますし、認められる経費範囲も広がるので、1000万円くらい利益がコンスタントにでるのであれば、マイクロ法人化で、経費が認められたうえで、30%台の税金で抑えられます。

日本人が海外FX口座を持つことは違法なのか?

よく、日本のライセンスを持っていないので、海外FXは違法だと言っている人がいますが、少なくとも、口座を持つ側の話だけでいうと、日本人もしくは日本在住者が海外FXブローカーの口座を開設することも、取引することも合法です。

日本人が香港に行ってHSBCの口座作っても良いですし、ハワイに行って、不ファーストハワイアン銀行の口座を作っても違法でないのと同じです。

ただし、日本に事務所を持たず、日本の金融庁のライセンス基準を満たしていないFXブローカーが、日本在住者を対象に勧誘を行うことは、禁じられています。日本在住者を対象に勧誘を行うには、日本に拠点を持ち、日本の金融庁のライセンスを受けなければならないことになっています。

ですが、多くの海外FXブローカーが、日本語のウェブサイトを用意し、前述のような日本人インフルエンサーにアフィリエイト報酬を支払って、日本在住者の勧誘を事実上行っています。日本国内に活動拠点があれば、なんらかの規制をかけられますが、海外に拠点がある海外FXブローカーに規制をかけることは事実上不可能なので、苦肉の策として、無免許金融業者として、金融庁のウェブサイトに掲示し、日本国内在住者に、無免許金融業者なので注意してくださいと、注意喚起をしているということです。

繰り返しになりますが、日本の金融庁の免許を持っていないことは、日本で営業(勧誘)することができないだけで、そのことが直ちに、危ないブローカーというわけではありません。日本のFXブローカーよりも、厳格に資金管理をしている業者がいる一方、なんの免許も、預かり資金の保全手段も持たないまま、営業をしている危険な業者や、そもそも、詐欺目的で金集めをしているFXブローカーまで、玉石混交状態なので、海外FX口座を作るときには、十分に調べて、選択しましょう。

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