あなたの性は幸せですか?
こんにちは!魔タリカ 753歳 、魂のR指定です。全然縁がなくて他人事だったあのウィルスが、私の周りにもどっと押し寄せています。私自身も半月ほど前に1日だけ発熱しましたが、あとはすこぶる元気です。
この流行りに全然関係ないままでいるのは、地球規模のDNAの変容のチャンスに乗り損ねるみたいで、なんだかもったいないと思っていたので、この二十数年ぶりの発熱はなかなか貴重な機会だったと思っています。
さて、9月の3日は作家でAV監督の二村ヒトシさんとのトークライブがあります。二村さんの著書「すべてはモテるためである」を読むと、なるほど〜!と男心のいろんな謎がハラハラと腹に落ちました。
二村さんは、全ての男がそうってわけじゃなく、これは自分のコトを書いてるんだとおっしゃっていましたが、男にとって女は永遠の謎だというように、女にとっても男心は永遠の謎ってこと、たくさんありますよね。
この男性版と対になるのが「なぜあなたは愛してくれない人を好きになるのか?」この痛いタイトル、女性のために書かれた本です。
生育歴の中で受けた心の傷が、男女ともに謎の行動パターンの根拠となるわけですが、二村さんはそれを「心の穴」と呼んで、その穴から広がる世界と衝動について、愛に満ちた視点で描いていらっしゃいます。
AVの現場で人間のむき出しの欲望と向き合って来られた方ならではの、愛と悲しみや喜びを含んで超えた絶妙なスパイスがなんとも言えない味わいを醸し出しています。
私は仕事柄、生育歴も性癖も、人生観もみんなそれぞれに違う人たちと、セックスについて語り合います。女性だけのワークショップ「女神の集い」をやっていた時は、風俗嬢、主婦、医者、弁護士、OLさん、セラピストなど、女ということだけが共通項で、職業や立場は異なるステキな女性たちが参加してくださいました。
ある時、主婦と風俗嬢が同じワークショップの場を囲んだのですが、主婦はどうしても風俗嬢の存在を容認し難く、彼女を「汚い」と言いました。
その正直なシェアに感謝しつつ、全員で膝を交えて「汚さ」とは何か、について語り合い、それぞれに自分独自の「汚さ」を抱えて生きてきたことを語り合いました。
好きでもない男に身を任せたこと、中絶、性的なイタズラやレイプ、マスターベーション、浮気について、何もないことの方が稀なくらいです。そして、主婦の彼女も自分の不倫について打ち明けてくれました。
まさしく世界は投影や幻想から成り立っていて、職業とはただの役割に過ぎず、そこにはただ人間の生き様があるだけです。
私たちは完璧な美しい魂としてこの世に生を受けますが、成長とともに傷だらけになります。自分を傷の痛みから守るため、様々なタイプの防衛を身につけて大人になり、その過程で性的嗜好と結びつくこともあるでしょう。そして本当の成熟とは、原石だったダイヤモンドが磨き出されるプロセスに似ていると思うのです。ダイヤモンドの精緻なカット(傷)が複雑な陰影を創り出して魂を彩り、その魂独自の「個性」となって輝くのです。(そうなるような生き方をしたいものです)
ということで、そもそものはじめから私たちの魂はどこも傷ついておらず、汚れてもおらず、完璧なのです。
お互いの傷を理解し合う時、人は優しくなり、ハートの受容性の受け皿を広げます。道徳的で正しい人々が「無条件の愛」やセクシャリティに向き合う時、口先だけで意味もわからず唱えるマントラのような言葉は、乾燥してひび割れた砂漠に生えたぺんぺん草のようです。本当の無条件の愛は、傷、苦しみ、涙をたっぷり含んで超えたその先にあるものだと思うのです。
性は、道徳や理性では語り得ないもので、命そのものの表れです。二村監督を形作った現場は、まさにそんな現場なんだと思います。悲しみも苦しみも、人間の汚さも美しさも全て含んで超えた人の軽快な語りは、私たちをぐっと引き込んでいきます。
トークライブはオンライン配信もすることになりましたが、ぜひ会場でリアルに皆さんとお話ししたい!おいしいお料理とお酒で、骨盤底筋からできている私たち人間について、一緒にお話ししませんか?
当日は絵本「わたしのからだ、だいすき!」についてもお話しさせていただきます。だって私たちはみんなもれなく外陰部から、セックスから生まれてきたんですものね!
Love♡
Tarika
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