God Bless you !

こんにちは！魔タリカ８８０歳、魂のR指定です。

性・セクシャリティは、今、ここを生きている私たちの出発点で、OSHOが言うように性と死は一つの輪を織り成しています。私たち人間は性の悦びから生まれ、大地の中へと死んでいきます。どんな人間であれ、この運命の輪から外れることはできません。

今日はカナダに住む一人の大切な友人が旅立ちを決めた日です。今夜は彼女の旅立ちに合わせて瞑想に入ろうと、マジュヌがリードしてくれました。外国では積極的な尊厳死について法整備されているようですが、日本では大事なこと、エッセンシャルな問題には誰もオフィシャルには触れない、最終決定を下せないのが中空構造日本ですよね。

真ん中が空っぽ。

がんで闘病している間ずっと、ユーモアたっぷりに治療プロセスをシェアしてくれて、ある時治療モードから解放されて、とてもゆったりとしたエネルギーに変化した彼女の投稿を見ていて、「時が来た」ことはうっすらと感じていました。私たちがロックダウンの中で、一瞬の間「目標や達成」の経済から解放されたことと重ね合わせてしまいます。

OSHOのサニヤシンである彼女は、日本にも世界中にも大勢の友人がいます。その人たちが物理的な距離を超えて、まるで家族や親戚のように彼女の存在に寄り添って、魂の旅立ちの瞬間に意識を合わせているのがわかります。彼女が肉体からいなくなることへの寂しさと、厳かな旅立ちへの畏怖の念、そして彼女の選択に、ほとんど圧倒されると同時に彼女の生の軌跡の大きな豊かさを感じます。

息をすること、引き取ること。呼吸は生と死とと共にあります。
先日アーユルヴェーダドクターのハンサがコースの中で、クンバカという呼吸法をシェアしてくれました。
クンバカでは、吸う息と吐く息の「間」を感じることが特に大切なのだということでした。「生」とは、その「間」にある瞬間を感じることなのかもしれません。魂から見れば、肉体を持っているのはほんの一瞬の「間」でしかなく、肉体を持たない時間の方が長いんですから。

英語では、クシャミをするとBless you !と言います。クシャミの一瞬の間に魂が抜け出てしまって、悪しきものが入らないよう神の祝福を！という意味ですが、私は長年それをなぜかBreath you ! だと思っていましたw
祝福というのは神の息吹をふっとかけてもらうことなんだって。

死ぬ瞬間を体験するための死の呼吸というのがあります。その時私は当時の彼を独りで逝かせてしまった罪悪感に苦しんでいました。だけどその死の呼吸で体験したのは、ほとんどパニックに陥りそうなほどのエクスタシーだったのです。肉体からの脱出というのは魂にとっての悦びで、肉体を持っている私たちには準備なしに受け取れないほどの巨大なものでした。私は少しホッとして、自分の日常のマインドのあれやこれや、罪悪感、嫉妬や怒りなどのエネルギーがどれほど卑小なもので、人間的で、この世的なものなのか、（少し）わかりました。

先逝く人たちは皆、肉体に残って悪戦苦闘する私たちに大切な遺産を残してくれます。私にとっては、それこそがGod Breath you ! なのです。

Love♡

Tarika

送信日：2020年6月30日午後5時56分配信　メルマガより