【誰のせい?】会社のパソコン、悲鳴を上げる
こんにちは。みーきちです。
今日は「ウイルス対策ソフト」のお話です。
今朝、出勤して会社のパソコンを起動したところ、真っ青なスクリーンとともに以下のメッセージが出て、パソコンが起動しませんでした。
「Windowsが正しく読み込まれませんでした」
真っ青な画面を見て、私の顔も真っ青になりました。
思えば、昨日、Windows10の累積更新プログラムをインストールしたので、それが原因かもしれません。
取り急ぎ上司に報告したうえで、私は、パソコンを管理している部署に対策を問い合わせました。
すると、以外な回答が返ってきました。
「LANケーブルを抜いて正常に起動するのであれば、ウイルス対策ソフトが原因と考えられるので、LANケーブルを抜いたうえで、ウイルス対策ソフトを再インストールしてみてください」
私の頭は「???」になりました。
ウイルス対策ソフトが原因で、私の心も、私のパソコンも壊れかけています。
まるで、ウイルス対策ソフトが「コンピュータウイルス」のようです。
私は混乱しながら、上の指示に従い、LANケーブルを抜いてパソコンを再起動しました。
すると、Windowsは何事もなかったかのように、無事に起動しました。
どうも、Windows起動時に、ネットワークに接続しようとしたウイルス対策ソフトが何らかの悪さをしているようです。
聞くと、他の部署でも、同様の現象がちらほら発生しているとのことでした。
私は思いました。
「たくさんの社員のWindowsパソコンを壊している、このウイルス対策ソフトは、もはやコンピュータウイルスやんけ。」
今、当社は年度末のクソ忙しい「繁忙期」です。
幸い私は事務方なので、直接お客様とやり取りはしていませんが、直接お客様とやりとりしている社員の方は、真っ赤になって壊れたパソコンを叩いているかもしれません。
私はなんだか、やるせない気持ちになりました。
思えば、前職でシステムエンジニアをしていたときも、このウイルス対策ソフトは業務の邪魔をしていました。
プログラムを効率的に作成する「デバッガ」というソフトをインストールするときに、インストールが何度も失敗したのです。
当時の上司に聞くと、「ウイルス対策ソフトがインストールの邪魔をしているだろうから、LANケーブルを抜いて、ウイルス対策ソフトを一時的に切って、デバッガを再度インストールしてみて」との回答でした。
指示通りにウイルス対策ソフトを一時的に黙らせてからインストールしてみると、無事にデバッガのインストールが完了しました。
当時の私は思いました。
「いちいち業務の邪魔をするウイルス対策ソフトは、もはやコンピュータウイルスやんけ。」
あれから約16年の月日が流れましたが、状況は全く変わっていないようです。
コンピュータウイルスも確かにコワイのですが、ウイルス対策ソフトが原因で突然Windowsが起動しなくなり、業務が出来なくなるのもコワイです。
私は、今後、会社のパソコンを起動させる度に、きちんと起動するかどうか、怯えなければいけません。
ただでさえ、突然の電話に怯えている私にとって、これ以上怯える原因を増やしたくはありません。
そうこうしているうちに、無事にウイルス対策ソフトの再インストールが完了し、私のパソコンは復旧しました。
(LANケーブルを抜いておりネットワークが使えないので、面倒この上ないですが、一旦上司にウイルス対策ソフトのインストーラをUSBメモリに移してもらい、私のパソコンにコピーしたうえでインストールを実行しました)
これらの作業に、私は「1.5時間」上司は「30分」の工数を奪われました。
合わせて「2時間」です。
2時間あれば、簡単な資料が作れたり、簡単な文書のチェックができます。
余った時間で、ぼんやりとnoteにアップする記事の構想も練ることができます。
他の部署で、例えば20件、同じ現象が発生しているのであれば、単純計算で「40時間」もの時間が無駄に消費されたことになります。
40時間あれば、「noteの記事が20本」書けます。
パソコンを管理している部署からは、まだ社内全体に向けて、公式な通知が出ていません。
恐らく、近々通知が出されると思いますが、早くしないと、問い合わせが増える一方のような気がします。
問題が発生しているのが当社だけだと良いのですが、もしかすると、全国で5,000件くらい同じような問題が発生しているかもしれません。
そうなると、単純計算で、10,000時間もの時間が無駄に消費されたことになります。
10,000時間は、私の労働時間に換算すると「約5年と半年分」です。
5年と半年もあれば、何本ものプログラムを作ることができ、結果、私は昇進するかもしれません(私は面倒な業務を避けるため、VBAをベースに色々なプログラムを組んでいます)。
こうなってくると、ウイルス対策ソフトは、もはや「日本という国家の成長を妨げている」可能性があります。
日本だけならいいのですが、世界全体で考えると、もう計算が面倒になるくらい膨大な件数と時間が、無駄に費やされている気がします。
ウイルス対策ソフトは「世界の成長を妨げている」のかもしれません。
そもそも、「コンピュータウイルス」を作成する人がいるので、ウイルス対策ソフトが必要な世の中になっています。
この記事を読んでいる「あなた」が、もしコンピュータウイルスを作成しているのであれば、私は声を大にして「私のパソコンが壊れたのは、あなたのせいだ!」と叫びたいです。
スマホやパソコンなどのコンピュータは、本来素直なデバイスです。人から与えられた指示を忠実に実行しているだけです。
コンピュータウイルスを作成した人物は、その素直なコンピュータを「だまして悪用」しています。
コンピュータウイルスを作成している方にお願いです。
どうか、コンピュータをだまさないでください。そして、コンピュータを通じて、人をだまさないでください。
私の心は、まるでポッキーのように、ポッキリと折れそうです。
折れるのは、私の「折りたたみ傘」だけで十分です。
換気扇にこびりついた油汚れのような私の記事を読んで頂き、本当にありがとうございます。サポートして頂けると、妻がニッコリします。