#77 おじいちゃんのお葬式

今日はおじいちゃんのお葬式でした。

今年の2月に骨折をして入院したのをきっかけに体調がどんどん悪くなり、7月の頭に病院で息を引き取りました。

おじいちゃんを見送るには少し残念な雨でしたが、後悔なく送り出せました。

私にとっては人生初めてのお葬式

家族葬だったこともあり、時間も短縮されていたようです。

式が始まり、お坊さんがお経を読み上げます。

正直、私には何を言っているのか理解はできず、お焼香を親の見様見真似でやりました。

そしてお経が読み終わり、棺の中に遺品や写真、お花をいれます。

その時、いつも元気で明るくて人を笑顔にさせるのが得意なおばあちゃんがおじいちゃんに触れて泣き崩れました。

そこで、これまで実感がわいてなかった私にも込み上げるものがありました。

おばあちゃんがこれで自由に旅にいけるねと旅行のパンフレットを入れたり、孫や息子の写真を泣きながら入れていて、私も手伝いました。

いとこのお姉さんがリードしてくれてキレイに入れられたことでしょう。

白いお花を入れていっぱいになったおじいちゃんの棺

最後に声をかけて触れてあげてくださいと言われ、もう顔面が涙でぐちゃぐちゃな私もかろうじて名前を言いありがとうと言いながらおじいちゃんの顔に触れました。

亡くなってから冷蔵施設にいて、死後硬直もあり冷たくて硬くなってあのときのおじいちゃんはいなかったけれど、私のぬくもりをあげられました。

その後は火葬場へ

時間は1時間強かかると告げられ、その間は喪主のおばあちゃんが用意してくれたご飯をいただきます。

精進料理と言われるものなのでしょうか、煮物と天ぷら、魚の西京焼き、お刺身、お吸い物、白ご飯が出て、私の好きなものばっかだったのに全然食べれませんでした。

おばあちゃんもいつもなら完食するのに一口食べてあとは喋っていました。

収骨をし、おじいちゃんが陶器の中に収まりました。

その後はみんなでおばあちゃんの家へ

お父さんのお兄ちゃん家族とおばあちゃんとお父さんのお姉さんはタクシーで来たのでここで一旦、お別れ

タクシーより息子の車で家に運んであげてほしいというおばあちゃんの願いにより、私がおじいちゃんのお骨を持ち、車に乗り、運びました。

あんなに元気で気が利いてなんでも知ってるおじいちゃんが私が抱えられるほどの大きさになってしまったのが悲しくて悲しくてまた泣いてしまいました。

おばあちゃんの家につき、みんなでお菓子を食べてリラックスしていたとき、大人たちは手続きの話で真剣な顔をしていたところからおばあちゃんが出てきて、私達、孫のいるテーブルにきました。

棺におじいちゃんの帽子を入れてあげればよかったと

病院から電話が来たときにもっと早くいってあげればよかった

いろんな後悔を口にするおばあちゃんの姿が忘れられません。

今は悲しいの一言しか出てこないです。

まだ、生きてるんじゃないか

まだ、お話してくれるんじゃないか

まだ、電話に出てくれるんじゃないか

まだ、元気に玄関から顔を出してくれるんじゃないか

もっと、話せたんじゃないか

もっと、ありがとうって言えばよかった

もっと、逃げずに病院にお見舞いに行けばよかった

今は後悔しかでてこないし、涙が止まらないけど、明日からは元気に一生懸命勉強するから見ててね

おばあちゃんがご飯を食べなくなっちゃって元気がなくなってるから大丈夫だよって言ってあげてね

いつまでも見守っててね

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