オールデン、今回も値上げで貫禄をかます。
6月になりました。オールデンの値上げ、きましたね。●●●●●●の値上げに対する貪欲な姿勢には、いつもにっこりさせられます。
ついにオールデンについて触れますが、もともとファッションに関しては、革靴について書くことを目的としていたので、いよいよ来たか、という感じです。
とはいえ別に自分がオールデンについて書かなくたって、他の誰かがいっぱい書いてますからね。
私以上の知識や情熱を以て。
靴の世界において、オールデンへの論評は、なんなら飽和状態か、といわんばかりに。
みんな、好きなんですね。その気持ち、わかります。だって、かっこいいもん。
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手持ちのオールデンは、975、2210、54201とハワイのleather soulというお店の別注品であるブーツの4足です。なので何回かオールデンの話で擦れますが、今日は975について。
いわゆる、フルブローグですね。
「975 コーデ」で検索すると、デニムにあわせている人、チノにあわせている人、ウールのスラックスにあわせている人、いろいろお見かけします。
個人的なあわせでは、自分で12年履いてビンテージテイストに育て上げたブラウンのコーデュロイパンツ(ボンクラ)か、ホワイトデニムとの合わせが一番多いです。
トップスには、インバーアランのカーディガンだったり、アンデルセンアンデルセンのタートルだったり、ビンテージのピーターストームだったりといったニットを持ってきます。が、最適解はありません。
夏は夏で、無難にいくなら色落ちデニムや薄手のスラックスにポロシャツとかね。
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購入から20年以上経ちますが、履いた時間の10倍くらいは手入れの時間に充てているのでは、と思います。それくらい、自分の中ではとっておきの靴です。前妻にプロポーズした日にも履いていました。
そんな感じなので、履き込み自体を抑えており、年月のわりにはエイジングを感じません。色はだいぶ抜けていますが。
フルブローグということで、いわゆるコードバンの水ぶくれ、ささくれ立ちが目立ちにくいことへの甘えもあり、画像は手入れが雑で(この前の機会に、雨が降った上に、思いっきり出先なので。)、ちょっと美しくなく、恐縮なのですが。
975は、上手いことコードバン感を出すのが難しいんですよねー。
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さて、この975、購入したのは99年か、01〜02年のはずなのですが、購入当時は7万円台後半か、9万いくらだったはずです。
当時は今ほどコードバンはありがたがられていませんでしたしね。
それが、何がきっかけか忘れましたが、2018年頃に価格を調べたときには138,240円に。この時点で既に、この価格では買わないだろうな、というレベルです。
そして、コロナ最中。しれっと173,800円と、3万円以上の値上げ。
ワァ…
次が、今回の値上げ前。たぶん1年くらい前で、187,000円。
いやー、すごい。
ちなみに今回の値上げでは、975は値上げの対象にはなっていないのですが、兄弟分である9751(色がブラック。ちなみに975は、ナンバー8(#8)と呼ばれる、ダークバーガンディ。)はついに21万越えに。
もはや言葉を置き去りにしてきます。
まあ、誰が何にいくら遣っても、私が知るところではないのですけどね。●●●●●●の店舗前を通ると、偉そうなお兄ちゃん店員と、恰好をつけたいけどお金の遣い方がわからないお客さんとのやりとりを見掛けることができて、微笑ましいのですけど。
たびたび書いていることですが、ビンテージ市場の方が、現行品より良いものがお値打ち価格で手に入るのですよ。
とか言って、散々悪態をついておいて何ですけど、1足持ってて本当に損しないのがオールデンのコードバン。
特に定番の1339、1340(互いに色違いね。1341はソール違い。)あたりのチャッカブーツは、チャッカブーツというものの構造上、コードバンがエイジングしたときの質感が一番楽しめるので、1足選べと言うならそれがおすすめですね。
天邪鬼な私は持っていませんけど。プロのファッション関係者でもないので、さすがにこれ以上はいいかな、という気もします。今のところは。
また今度は、2210NSTについて書くことがあると思いますが、その際はよろしくどうぞ。
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