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#4【シナリオ術】「正しい文法を知らないと執筆出来ない」は間違いです!もっと大事なコトがあります。

序論:「正しい文章」と「面白い文章」

「物語を描く前に、文法を学ぶ必要がある」
「まずはたくさんの語彙を学んでから物語を書かなくちゃ」

そう思われている方も多いのではないでしょうか?
かくいう私も、そのように思う時期がありました。

もちろん、正しい文法を学んで文章を書くことや。
多くの表現に触れて語彙力を伸ばすことも、表現活動の上で大事な要素です。

しかし、それ以上にもっと大事なもの。
それは”オリジナリティ”です。

学校の宿題で書いた作文や、会社で作った資料の文章。
どれだけ出来が良く、文法や表現が適切だったとしても、「また読み返したい!」「感動した!」とはなかなかなりませんよね。(※もちろん、例外はあります。)

なぜなら、それらはあくまでも「正しい文章」であって、「美しい文章」「面白みのある文章」ではないからです。

ココイチでカレーを食べに行って、インドカレーが出てきたら…
「一般的なカレーが食べたかったのに。」
二郎ラーメンを食べに行って、インスタントラーメンが出てきたら…
「こんなんじゃ、物足りないよ!」
となりますよね。

①「正しい文章」▶︎情報を正しく、適切に相手に伝える役割。
②「面白い文章」▶︎感動や考えを、相手に伝える役割。

どちらが正解だということはありませんが、創作活動上はほとんどの場合、②を目指して書き進めます。

お湯を入れて三分待つだけのカップ麺ではなく、
せっせと麺を茹で、チャーシューを煮込み、大量のもやしを仕入れて、にんにく油をトッピング。その作業こそが「執筆」なのです。

と、いうわけで今回はここまで。
次回の記事で、具体的な”オリジナリティ”を表現する方法をお伝えしたいと思います。


また、本日より定期的に「シナリオ術マガジン」を更新していきたいと思っています。興味のある方、もちろん無料ですので、是非読んでみてください!


過去のアーカイブ記事も、皆さんの参考になること間違いなしなので、
是非チェックしてみてくださいね!

民奈涼介





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