「泳げ!たいやきくん」から学ぶ、目先の欲に釣られず本当に必要な物だけを手に入れる方法とは?
「泳げ!たいやきくん」は名曲
「泳げ!たいやきくん」の歌詞を心理学的に分析いたします。
泳げたいやき君くんの歌詞?内容?
たいやき君が喧嘩して海逃げ込む。それ以上の物語ありましたっけ…?
なんて思ってましたが、意外といけました。
テーマ「目先の欲に釣られず、本当に必要な物だけ手に入れる方法とは?」
仕事帰りについついコンビニでお酒とつまみを買って帰ることはありますよね。
でもそれ、スーパーで買ったら半額ぐらいに節約できるんじゃ…?
こういう少額の積み重ねで、いつか本当に欲しいものが買えなくなってしまう…なんて事のないように、目先の釣り針に泳がされないように、一緒に考えていきましょう。
どうぞ曲も聴きながらお楽しみくださいませ。
たいやき君のパラドックス
「泳げ!たいやきくん」
作詞:高田ひろお
作曲:佐瀬寿一
まいにち まいにち
ぼくらは てっぱんのうえで
やかれて いやになっちゃうよ
あるあさ ぼくは みせのおじさんと
けんかして うみに にげこんだのさ
たいやきを焼く(焼かれる)→食べられるのが通常なので、毎日鉄板の上で焼かれるって…どういう状況でしょうか?
ここでは2つの可能性が考えられます。
①たい焼きがあまりに売れず、店主のずさんな商品管理により、同じたい焼きを使いまわしている。
②たい焼きの意識は「一尾=一体」ではなく、全てのたい焼きで共有されている
いずれにせよ現実離れしすぎていて、理解できません。
上だとしたら単純に汚い。下だとしたら気持ち悪い。
というわけで、冒頭から文章を書き進めるのが不安になってきましたが、ここで本題に入ります。
目先のものに”釣られない”方法
目先の欲にとらわれずに、本当に求めているものだけ手に入れる方法=必要なこと以外を目に入れない
これが大切です。
大事なことに「集中する」と置き換えてもいいと思います。
さっきのコンビニの例で言えば
目に入らないよう、いつもと違ったルートを通る
その道を通る時には音楽や本を読みながら、他のことに没頭する
など、物理的に目に入らないようにすればいいのです。
例えば勉強に集中できないのであれば、机の上を勉強道具以外何もおかずに(当然スマホも別の部屋へ)それ以外のもの一切を目に入らないようにしておくべきなのです。仕事のワーキングスペースにおいても同じことが言えます。
ミニマリスト(身の回りの物を最小限に抑えて生活することを好む人)はまさに、これを徹底されしてるのです。
目先の欲に”釣られるな”
この曲で注目してほしいのは、「喧嘩して海に逃げ込んだ」という点です。
この後にも根拠を述べますが、このたいやきくん目先の欲にすぐに踊らされるタイプです。
これまでの辛い生活から抜け出したい!と考え、キラキラした海の表面をみて、
「俺も水遊びしたいなぁ…」
なんて考えてる訳です。
海面をさらに深く潜れば様々な恐怖が待ち受けているとは考えずに…。
山の中のたいやき屋台なら話は別で、海が目の前に広がる立地だったからこのような発想が生まれてしまったのです。
海に逃げ込んだのち、彼は広々とした海中遊泳を満喫します。初めてみる景色、仲間、敵、美味しいもの。「初めて」とは素晴らしいもので、何を見ても何をしていても、ポジティブな気持ちでいっぱいになります。
そう。そして誰もが、この後に訪れる悲劇を想像だにしないのです…。
予想通りのエンディング
いちにち およげば ハラペコさ
めだまも クルクル まわっちゃう
たまには エビでも くわなけりゃ
しおみず ばかりじゃ ふやけてしまう
いわばの かげから くいつけば
それは ちいさな つりばりだった
はい、やられました。
お腹が空いた時にふらーっと現れた餌にまんまと食いつき(こいつ、いつの間に魚になったんだ…)知らないおじさんに釣り上げられてしまいます。
おじさんも驚いたでしょうね。なんせ、海でたいやきが釣れたんですから。
さらに、驚くことなかれ、このおじさん。釣り上げたたいやきをそのまま食べてしまいます。
ヒョエ〜。
やはりたいやきくんは1つのことに集中すべきでした。例えば生存確率を上げるために仲間を増やすとか、自らを食す恐ろしい存在(人間)を事前に知っていたわけですから、陸に近づかない、など対策は取れたはずです。
海に溢れている沢山の魅力を欲張りに飲み込んでしまったせいで、お腹のあんこがどっぷり重くなり、正常な判断が出来なくなってしまったのです。
やっぱり ぼくは タイヤキさ
すこし こげある タイヤキさ
おじさん つばを のみこんで
ぼくを うまそうに たべたのさ
こうして、たいやきくんの長かった旅はエンディング。なんだか少し悲しい話になってしまいましたね。
欲しいものを手に入れたい時はそれ以外を全力で排除せよ!!
たいやきくんが身を挺して教えてくれたのは、こういうことだと思いました。
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