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映画【ペンギン・ハイウェイ】に学ぶ「子供の哲学」について話がしたい。

こんにちは!仁司じんです。

話題になっていることを知りつつ、タイミングがなくてチェック出来なかった映画【ペンギン・ハイウェイ】を観ました。

序盤、「お姉さんのおっぱい」と連呼する少年には驚かされましたが、
それ以上に少年の経験する壮大な旅は私の好奇心を掻き立ててくれました。
(「僕は何故おっぱいが好きなのだろう?」と自問するアオヤマ君にいやらしさは一切ありません。むしろ愛らしくさえ感じます。)

この作品を短文で例えるならば、「子供の冒険と哲学」だと思います。

世の中には不可解な事象が沢山存在していて、
多くの大人たちはこれを「研究結果」という形で理解しようと試みる。

だけど、子供はもっと単純な方法で、それらと向き合います。
それは「感情」です。

少年達はあくまでも「研究」だと言い張り、調査を進めていました。
しかし、それはあくまでも「知りたい」という感情が先で、結果は二の次。

楽しいからやる。
気になるから調べる。
気に入らない事はやりたくない。
好きな人にはちょっかいをだす。

子供はこのような「シンプルな哲学」で動いているのです。
私達大人も昔はそうだったと思いませんか?

私自身も含め、大人になってからはわからないもの=怖いモノとして捉えてしまいがちです。

例えば、

知らない街へと繰り出すのはなんだか不安。
スポーツは苦手だからやりたく無い。
知らない人には話しかけない。
見知らぬ道へ入るとなんだか怖い感じがする。

などなど。
そう考えると子供って無敵ですね。
文字通り“怖いモノ無し”な訳ですから。

主人公のアオヤマ君は「なんとなく好き」な歯科医員のお姉さんに再び会うために、研究を続けるそうです。

「僕が大人になるまで3748日。
1日ずつ世界について学んで、
昨日の自分を上回る。」


大人になんてならなくていいのになぁ。
きっといつか、お姉さんと二度と会えないという「現実」に気がつくことでしょう。

だけどそうして残った知識や経験、思い出は
必ずしも無駄にはならないのだと思います。

忘れてしまってもいい。
その瞬間が楽しければいい。
理由なんていらないんだ!

「どうした、少年。君が悩むことないじゃないか。」
お姉さんの言葉で脳内にリフレインしています。

と、いうわけで今回の記事を締めたいと思います!
以上!

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