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ほめる前にすべきこと

「褒めるのが難しい!」後輩ができた時にぶつかる壁だと思うのだけれど…
実はもっと大切なことがあるんじゃないかなって思ってる。

日々、仲間との会話で一番気にしている事は、職場でのことよりも「日常」のこと。休みは何してるの?とか、兄弟何人だっけ?とか、ご飯食べてる?とか。

~実は「褒められたい」のステージに立っていない場合も~

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上の表は、マズローの欲求5段解説という、モチベーション倫理。
人間の欲求を5段階に分類したもので、低次元の欲求が満たさせると、さらに高次元の欲求を満たすべく、行動するというもの。

自己実現欲求:自己の存在意義を実現し創造的に活動したいという欲求
自己尊厳欲求:他者から認められたい・尊敬されたいという欲求
社会的欲求:集団に属したい・仲間が欲しいという欲求
安全欲求:安心・安全な暮らしがしたい欲求(家・健康など)
生理欲求:生きていくための基本的・本能的な欲求(寝食など)

「褒められたい」という欲求は、生理的欲求・安全欲求・社会欲求が満たされてこそ生まれる欲求。

要は、下の次元の欲求が満たされていない場合、褒められたいという欲求もない。そんなことより、生きていくことに精一杯な状態。
なので、褒め方を試行錯誤してもあまり意味がなくて、まずはベースを固めることが先決。

~実は、「褒める」よりも「気づく」が信頼を築く~

私が日常会話で大切にしているのは、、、
ご飯食べてるかな?ちゃんと寝てるかな?(生理的欲求)
健康かな?家族も元気かな?(安全の欲求)
彼氏・友達とうまくいってるのかな?(社会的欲求)
という、欲求のレベルを満たして、承認欲求のレベルにいるかどうかの確認。

仕事場なんだから、ベースくらい整えて来いよ!と思うかもしれないのだけれど、そんなに人は強くない。
みんな、毎日すべてが完璧じゃない。実は家族が入院していて寝不足だったり、彼氏とケンカしてメンタルボロボロだったり、、、まあ、実は色々あるのです。

だからといって、仕事の精度を妥協していいとか、評価を甘くするって話ではなくて、大切なのは相手の変化に「気づく」こと。
そして、今「褒める・叱る」を受け入れる体制に相手があるのかを心にとめてから、自分のアクションを変えること。

自分の心に響く言葉をかけてくれるヒトは、誰も気づかないような自分の些細な変化に気づいてくれるヒトではないだろうか?

そして自分も、マズローの欲求とか知らなくても、大好きな相手には気づかないうちに、ベースの欲求を気にかけているはず。

先輩だから「褒めなきゃ!叱らなきゃ!」という前に、
仲間の変化にいち早く気づくこと。
そんな先輩に仲間は心開いて、信頼してくれるようになるのだと、私は思う。


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