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Google Arts & Cultureであそんだ話。

とっても楽しかったので勢いで書き上げた。

きっかけはSlack

たまたま流れてきた美術手帳アカウントのツイート。
いろんな美術館のあれこれを観れるらしい。
興味が乗ったので、有志で。

美術館は割と好き。
なお、行く時はひとりかごくごく少数で行きたい派。
現地では別行動で、なんとなく作品を眺めて、気に入った作品があれば注釈を読んだりする程度。
油絵よりは水彩が好き。その程度。

GoogleArts&Cultureのここがすごい

まずサイトのデザインがすごい。

美術手帳では、『国内の美術館もストリートビューで見れまっせ』くらいのことしか書いてなかったから、てっきり世界各地の美術館ごとにカテゴライズされてるのかな?くらいのイメージだった。

と思ってたのに。

ちゅーずゆぁいんたらぁくてぃぶえくすぴゅりぇんす…
『ピンときたものをクリックしてね』

からの、

なんか好きなカテゴリ選んでね

スマホ使って遊べるよ

好きな色味で選んでいいよ

なんならもういろんな選び方できるから!!
なぁ!!!

…というGoogleさんの本気を垣間見る。
すげーや。
あ、当然のようにアプリもiPhone、Android両方から出てます。

すごい。ほんとすごい。すき。

ストリートビューのここが楽しい

今回は、
みんなで『美術館行った感』を楽しめるといいよねー!
ってノリもあったので、アプリは使わず。
一人が水先案内人でzoom画面共有しつつ、一緒に同じ絵を眺めることに。

ストリートビューの操作が結構難しくて、見たい絵の前でぴょんぴょんぴょんぴょん視点の反復横跳びをする様式美が生まれつつ。

FGOでお馴染み、聖ジョージ(ゲオルギウス)さんのドラゴン退治の絵画があったり(よく見るとドラゴンが怯えた眼をしてて、耳が可愛い)

某メディチ家のありえないくらい豪奢な衣装が細部まで見えることに大興奮したり(多分これ金糸だぜ…)

PCスペックによっては妙に恣意的な色彩で見れたり

これは反復横跳びの結果見てしまったロンドンナショナルギャラリーのダクト。
わぁ…綺麗だね…

おうち美術館のここが良かった

とにかくすごい楽しかった。

どうでもいい気づきにキャッキャできる。

これは『醜女の肖像ーThe Ugly Duchessー』という(酷い)タイトルの絵。
Wiki的には一応風刺画らしい。

この絵を前にしたいい歳した大人たちが何を語るかというと

このおっぱいから推測される女性の年齢はおいくつでしょう?

という実にくだらない考察(言いだしっぺ:私)

たしかに首の皺はかなりあるけど、いくらコルセットで締め上げるにしてもこの大胸筋の張り感じからいくと50代前後じゃない?

なんて、ほんとどうでもいい自論を振りかざす。

それから、謎のイケメン風トリオにいちゃもんをつける。
右の人、ちょっとパー様っぽいよね?

あそびとまなびは紙一重

そんなやりとりもしつつ、でもたとえば、

この絵の光の加減綺麗だね
→油絵?
→いや、テンペラじゃない?
→(テンペラ…あ、卵か…アルテで読んだぞ)

とか

この絵の動物の毛並みすごくふわふわでいいなぁ…
→当時ってどんな筆使ってたんだろ、これどんな技法で描かれたんだろ…
※解なし

とか

ここに書き込んである小物は日時計…?
この時代ってまだ天動説?
→ガリレオ生まれるちょっと前だから天動説だー!!(Google先生)すごいーーー!!

とかとか。
ググりながら、勝手に湧いてくるインスピレーションをその場で掘り下げる、かつ対話の相手がいるっていう素敵な時間。

もちろんひとりで行く時間もいいけど。
リアルで観る絵画の力、迫力は素晴らしいものだけど。
ただ、おうちアートって内省と対話の新しい形になり得るのかもしれない。

そう思えた時間だった。

だいたいそんな感じ!

来月ちゃんとイベントとしてやるかもしれない。
その時はこちらからお知らせ予定▼

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