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浅野さんの話

今日はtaoru立ち上げ時
今だから言える裏話を語っていこうかと思います。


7年前、勤めていたエステサロンを退職した後
一人で個人サロンをオープンしよう!と
資金を貯めるためバイトを掛け持ちしていた時期がありました。

週7で働きながら、平日夜はエステの資格を取るため専門学校に行ってました。
(若いってすごい)

バイトのお客様にも世間話として
「私、エステティシャンとして独立するのを目標に頑張ってるんです!」
という話をすることもありました。

あるとき、ご年配のお客様とお話しした時がありました。


70代くらいでしょうか?
常連の「浅野さん(仮名)」という方

顔を覚えてもらった時くらいに
「これから独立したくて〜」と話をさせてもらいました。

すると
『自分も若い時ハンドセラピーの団体を運営していたことがあってね…』


浅野さん、凄いな〜
きっとお若い時はバリバリだったんやろなぁ〜
と思いながら話を聞いていました。

『…そうだ、家にその当時のホットキャビンやベットなんかもあるよ。いるなら持って行きな』



え!!!!!!!!!!!!!!
こんな棚からぼた餅案件あります?!
少しでも立ち上げ費用が抑えられるならばと
「いいんですか?!行きます!」と即答する私。

やー日頃の行いが良いと良いことが舞い込んできますなぁと
意気揚々と自慢げに
浅野さんの話を友人にする私。

すると、話を聞いた全友人が

『いや、怪しいから絶対行かない方がいいでしょ笑』
と大否定。


え?!怪しい?!この話。
確かに、はたから聞いたら怪しいかもしれないけど
浅野さんは怪しそうな雰囲気全く感じないしなぁ

と、独断で浅野さん家に伺うことに決めました。
(事件とかに巻き込まれるタイプ…)

浅野さんの家は
それはそれはたいそうなタワーマンションでした。

ひょ…ヒョエーー浅野さんって一体何者?!!!!!!

と思いながら入口を抜けて
コンシェルジュさんの前を通り
「こっちこっち!」と手招きをする浅野さん。

この時はデンジャラスかつすっとんきょうな私も
ちょっぴり緊張してました。


浅野さんの部屋に着いてからは
心配してたのが馬鹿みたいと思うほど
すぐにホットキャビンやベットを玄関に持ってきてくれました。

『きっと、こういうのもあると役に立つから』と
A4書類棚も二つくらい下さいました

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(これめちゃくちゃ役にたってます浅野さん…)

浅野さんの部屋をちらっと覗くと…

スーツを着た若い浅野さんと
当時の天皇が笑顔で一緒に写った写真が額に入れて飾っていました。
(本当に、何者だったんだろう…)


そして浅野さん
一緒に物を一階まで降ろしてくれました。

私の車に物を積むだけ積んで

『浅野さん、本当にありがとうございました!!絶対に、いいサロンにしますね!』
と伝えると
浅野さん、少し厚みのあるみずほ銀行の封筒を取り出し

『やる。』と。

え?!!!!!!!!!!!1

お、おおお、お金…?!!!!!!!!!!!!!!!

『浅野さん、ありがとうございます!!!!!!!!!!1』

と受け取る私。
(遠慮とは?)


あとで見たら30万も入っていました。

taoruは
浅野さんに背中押されて立ち上げられたサロンといっても過言じゃありません。


それからtaoruをオープンしてすぐに
『浅野さんのおかげでこんな素敵なお店をオープンすることができました。本当にありがとうございます!』
と写真付きで連絡。

画像2

(懐かしの豊水すすきの店)


浅野さんからも『よかったねー!!』と連絡があって
その後ラフィラのレストランでご飯しに行きました(´∀`)


浅野さん、元気ですか?

あれからサロンも2つ増えて
大切な仲間も増えました。

お店があって、私は今日も幸せです。





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