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山陽山陰へ波乱の突入。(最長片道切符の旅20日目)

こんにちは、昨日のうちに京都までやってきたので、遂に今日からは山陽・山陰へと旅を進めます。今日は、兵庫県内を北上し、鳥取まで行ったら、再び兵庫県内を南下して瀬戸内海側へと戻ってくる行程です。

まずは寝坊から

まあ、正確に言うと、僕が正しく起きるべき時間を把握していなかったために結果的に寝坊してしまったという感じです。

しかし、シンプルな寝坊はこの旅を通して、初日の1回目以降、2回目のやらかしということで。本当は1回、4時半にも目が覚めてたんですけどね、乗る列車の時間を勘違いしていました。

急いで京都駅へ。乗る列車は間違えないように。
朝の東海道は貨物が大忙し。
166本目 京都6:07発 新快速 網干行き 705M
新大阪からはこちら。

今日は城崎温泉・鳥取周辺を観光するつもりでしたが、どちらも天気はイマイチということと、もう鳥取砂丘は何度も行っているので温泉に行ってみようと思います♨️

2駅進んで24駅戻る♪

相変わらずタイトルがアホの所業になってしまっているのは、最長片道切符のルートがそのようになっているに他なりません。新大阪から山陽新幹線で2駅、西明石まで向かい、西明石からは山陽本線で尼崎まで24駅戻ります。尼崎からは宝塚線・福知山線で兵庫県を北上です。

167本目 新大阪6:59発 こだま839号 博多行き 839A
明石海峡大橋と淡路島。
まもなく。
在来線で今来た道を戻る。
168本目 西明石7:30発 新快速 草津行き 3416M
尼崎駅。

ここからは、兵庫県を北上です。

169本目 尼崎8:13発 新快速 宝塚行き 5427M
川西池田駅。
宝塚駅。
170本目 宝塚8:47発 新快速 新三田行き 5429M
新三田駅。
171本目 新三田9:19発 普通 篠山口行き 5431M
篠山口駅。

宝塚、新三田、篠山口、福知山と普通列車はちまちま乗り換えないといけません。なにしろ、この区間は特急こうのとりがびゅんびゅん走っている区間でありますので、篠山口から先は2駅間だけ、特急を使います。

温泉に寄って、日本海へ抜ける

172本目 篠山口10:03発 特急こうのとり3号 城崎温泉行き 3003M
全席指定席。
駅に着く直前、福知山城が見えた。
福知山駅。

福知山まで2駅間だけ特急を利用することで、福知山発の普通列車との接続をスムーズにさせることができ、城崎温泉の観光の時間も確保できます。

福知山駅前の広場にいた。
173本目 福知山11:08発 普通 豊岡行き 431M
ピーマン。
下夜久野駅。
上夜久野駅。
国府駅。
豊岡駅。
174本目 豊岡13:02発 普通 浜坂行き 173D

豊岡駅の乗り換え時間30分で、駅前のスーパーののり弁を食べました。なんだかんだで、こういうのが1番うまい。

がたんごとん。
城崎温泉駅。やっと着いた。

城崎温泉駅は温泉街のど真ん中にあり、駅から徒歩5分圏内に日帰り入浴施設がたくさんあります。つまり、乗り換えの待ち時間が1時間でもあれば、温泉に浸かることもできる、極めて利便性の高い温泉街なのです。

ということで、1時間で温泉に入ってくることにしました。

カニ。
コウノトリ。
コイ。
落ちるなよ。
今回はこの「一の湯」にした。
ちなみに「一」は「天下一」の「一」らしい。

14:12発の普通列車浜坂行きに乗るために14時ちょうどくらいまで湯船に浸かっていることも可能です。上がった後は、さっさと着替えて駅へと急行します。久しぶりに湯船に浸かったなぁ。

175本目 城崎温泉14:12発 普通 浜坂行き 175D
佐津駅。
城崎温泉から乗り込んできた温泉客のちびっ子たちが、
みんな但馬牛の肉まんを食べるので、非常にいい匂い。
日本海が見えるように。
餘部駅。
高い高い橋の上にある。
朱色の車体が反射している感じが、
北海道の東鹿越〜富良野間を思い出させる。
浜坂駅。

浜坂駅前の観光案内所、兼、無料休憩所で1時間ほどの乗り換え時間を過ごします。

駅前に足湯がある。
176本目 浜坂16:04発 普通 鳥取行き 535K
来た来た。
東浜駅。
鳥取駅前の広場で育てられている梨。
天気はあいにくの雨。
砂丘観光行かなくてひと安心。

とここまでは良かったのですね。あとは因美線と姫新線を乗り継いで姫路へと向かうのみです。そのつもりでした。

鳥取での宣告

駅員さんに切符を見せて、「鳥取から因美線で津山です。」と改札を通ろうとしたところで、駅員さんがすごい目で見てきます。

「今、因美線と姫新線止まってますよ。」

「え!」と、この言葉を聞いた瞬間、姫路まで瀬戸内海側へと抜けるルートが断たれたということが決定し、頭が真っ白になりました。どうやら、午後から降り始めた大雨で止まってしまっているようです。

「今日中に姫路まで行けますかね?」

「智頭急行は動いてますよ。」

「(いやなんで動いてんねん!助かるけど!)」心の中で思わずそう叫びました。今日中に姫路に辿り着かなければ、今後の旅程に支障をきたすので、姫路までは辿り着きたいのですが、最長片道切符のルートでは行けないのに、智頭急行は動いている。これはつまり、新たに乗車券を買わなければならないことを意味します。

「わかりました。とりあえず、あれ乗っていいですか?」

「どうぞ〜」

とりあえず、智頭行きの普通列車に乗り込みます。因美線の鳥取から智頭までは動いているらしいです。車内に乗り込んでから今後の動きを考えます。

177本目 鳥取16:59発 普通 智頭行き 659D
因幡社駅。
国英駅。まぁ、読めねぇな。

さて、困ったものです。とりあえず、智頭まで進み、智頭から先どこまで行くか、智頭急行は姫新線の佐用さよという駅で交差しますから、佐用から姫路までは姫新線で行くことができるのです。

まあ、最悪佐用から姫新線だな、というのがひとまずの結論でした。が、ここで、佐用から姫路も倒木によりストップしたとの情報が入ります。運転再開見込みは20時ごろ。あーあ。とりあえず列車は智頭駅に到着します。

智頭駅。

叶わぬ名案と泣く泣くの出費

智頭から山陽本線の上郡まで通しで乗るときにお得になるという智頭急行1日フリーパスを購入します。

車内にで名案を思いつきます。

まずこの列車をそのまま上郡まで乗り通し、上郡に到着するのが19時過ぎなので、そこで姫新線の佐用から姫路間の運転再開を待つ。再開が確認されたら、再び智頭急行で佐用まで戻り、佐用から最長片道切符のルートを再開させる。

これは出費を最小限に抑え、かつ、現に生じてしまった出費を最大限に利用し、かつ、最長片道切符のルートも忠実に再現できる。という3つを兼ね備えた案です。

不本意で通ることとなった、恋山形駅。
上郡駅前。なんでこんな照明が青いんだ。

上郡駅に着いてからは無人の改札のインターホンで姫新線の再開見込みについて質問して、20時ごろ再開予定だが、現場の状況によっては前後する。再開してからもかなりダイヤは乱れるだろうが、今日中に1本走ることは走ると思う。ということを確認しました。

上郡駅の近くのスーパーでいつも通り半額シールを求めて、菓子パンなどを購入し、夜ご飯として駅の待合室で食べていると、JR西日本の姫新線に関する公式アカウントが次のようなツイートをしていました。

「運転再開見込みが22時ごろ、だと。」

全てを諦めました。大人しく上郡から山陽本線で姫路まで向かうことにします。

泣く泣くの出費です。
相生駅。
また明日通ります。
姫路駅。

五能線川部〜東能代、羽越本線余目〜坂町、米坂線坂町〜米沢、奥羽本線米沢〜新庄に引き続き、この旅5箇所目の最長片道切符ルートが叶わなかった箇所です。

自然には勝てないのでどうしようもないことですし、このような紆余曲折があって1つの旅として、いい思い出に成立していくと思うので、僕にとってはこの結果は全く悪いことではないと思います。

全てを忘れて、姫路城を見に行きましょう。

駅前の目貫通りから城が見える。

美しいですね。ライトアップされてチャームポイントの白壁も際立ってます。今日も1日いろいろありましたが、終わりよければ全てよし、このお城を見てると、自然とそう思えてきます。

寝坊から始まり、城崎温泉で整った後、鳥取で頭が真っ白になり、散々足掻いた挙句、姫路城を見て全てを水に流した1日です。いい日だったなぁ。

また明日も、この山陽山陰を行ったり来たりしていきます。

稚内から8579.3km / 肥前山口まで2381.2km

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