大荒れの近畿地方で危機一髪。(最長片道切符の旅18日目)
こんにちは、最長片道切符の旅18日目となりました。今日は和歌山を出発して、奈良、大阪、京都、三重、滋賀、そして再び京都、再び滋賀、最後は岐阜がゴール地点です。
なぜこのようにクネクネした行程となるのか、これは以下に添付する写真で十分に説明がつくでしょう。
それでは、早速、和歌山を出発です。
不穏なニュース
紀三井寺駅から和歌山駅に向かい、和歌山駅から和歌山線で奈良方面へと抜けます。
とここで、聞き捨てならない運行情報を目にします。
草津線に止まられると、まともに沿線に代行輸送のない路線ですから、最長片道切符のルートがまたまた破綻してしまいます。大雨に伴う落雷による信号系統の機械がイカれたという話だそうですが、どうにか復旧が間に合ってほしいと祈りつつ乗り換えます。
乗車中の王寺行きですが、この先、和歌山線も大雨による遅延でダイヤが乱れており、急遽、王寺行きから五条行きに変更になりました。プチパニックですが、五条駅に着いたところで、乗り継ぎの列車が、よくわかりませんが待機していたのでどうにかなりました。
奈良で鹿見物
奈良に来たからには、奈良公園で鹿を観察するしかないのですが、僕の中で奈良観光と言ったら、1時間の短い乗り継ぎ時間で鹿と戯れて、柿の葉寿司を食べる以外の選択肢がないのです。
やはり、奈良公園の鹿たちはいい意味で品がなくて好きですね。ずっと見ていられます。っと、今日はそんなことしてる場合ではないのです。草津線が動くかどうかもわからないのだから。
とりあえず木津まで急ぐ
奈良からは大和路線で天王寺へ。そのまま大阪環状線をぐるりと回って京橋。京橋からは学研都市線こと、片町線で木津まで向かいます。
木津に着いた時点で、草津線の運行状況により、進路を判断しようということにしました。場合によっては木津から奈良線で京都へ向かって、山階から旅を再開させることも可能ですからね。
大阪環状線は発車メロディが各駅こだわりがあって面白いですよね。東京の山手線にはない楽しさです。京橋からは片町線へと乗り換えです。
せかせかと前に進んでおいてなんですが、ちょっとこの先、とある駅で降ります。
15時というのは、絶好のタイミングで、これを逃すと、この後山科を夕方の18:57に出発すら湖西線の新快速に間に合わなくなってしまいます。これに乗れないと今日中に琵琶湖を一周して、岐阜県に突入することは無理、諦めざるを得ません。
しかし15時に再開するというのですから、ここは一か八か木津から京都へ逃げず、本来のルート通り、さらに関西本線を乗り継いで、加茂・柘植方面へと向かうことにしました。
木津駅の駅員さんとも念入りに確認し、行ってみようということになったのです。
ドキドキハラハラの草津線
ここ柘植駅から乗り換える草津線が、本日の予定を狂いに狂わせている張本人なのですが、草津線も草津線で今日朝8:15に見合わせていた状態から復旧したのに、8:33に再び落雷で信号系統の機械が損傷、といったかたちらしく散々な状態です。
ダイヤも乱れに乱れまくっており、次に柘植駅に草津線の車両が来るのが何時かもわからない状態でした。ホーム上で待っているお客さんの中には駅員さんに、大声で質問をしている人もいました。
そんな中、僕はJR西日本が公表している列車の走行位置を確認するサイトを調べ、あと20分経ったら来るなぁ。とか、考えていました。そしたら、やっぱり来ました。
このあと、草津線が草津で東海道本線と合流するわけですが、どちらを優先するかの兼ね合いにより、山科18:57に間に合うか間に合わないかが決まります。
草津線の車掌さんは駅を出発するたびに、毎回遅れたことの謝罪を「もういいよ。」と思うくらい再三繰り返していました。また、僕が個別に、「山科到着は何時くらいになりそうですかね?」と質問したのに対しても、「もしかしたら、草津でもっと早く着くやつに乗り換えた方がいいかもしれません」と助言してくれました。
琵琶湖一周間に合うか
草津駅に到着した段階で、遅れが13分。このままだとまずい。そこで、車掌さんが、明らかに自分に向けた車内アナウンスをしてくれます。
「山科駅18:57発の、湖西線新快速につきましては、神戸線内人立ち入りの影響で遅れが発生しておりますが、山科・京都方面へお急ぎのお客様は、草津駅を先に発車します4番線の網干行きにお乗り換えください。」
なるほど、あれか!ということで草津で乗り換え、時刻表通りに走っている琵琶湖線に乗り換えます。
間に合いましたねぇ。よかった。あとは安心して、琵琶湖を一周ぐるっと回って岐阜まで辿り着くだけです。
今日のゴールは岐阜駅の何駅か手前の穂積駅。ここから歩いて30分の快活へと向かいます。
午前中、鹿と遊びすぎたせいで、午後はハラハラドキドキな展開となりました。今後はあまりこういうことがないよう、後先のことまで考えて行動しようと思います。
稚内から7421.6km / 肥前山口まで3538.9km
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