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紀伊半島をぐるっと。(最長片道切符の旅17日目)

こんにちは、今日は紀勢本線で紀伊半島をところどころ途中下車して観光しながら、ぐるっと1周していくことにします。

まずは新宮を目指す

四日市から関西本線を何駅か進んで、亀山から始まる紀勢本線へと向かいます。

134本目 四日市6:59発 普通 亀山行き 1305G
マンホールが見覚えのある、
東海道五十三次の四日市宿の浮世絵です。
すっかり雨は止んだ。
四日市駅。

亀山からは紀勢本線のお乗り換えです。

135本目 亀山7:40発 普通 伊勢市行き 913D
亀山駅。
一身田駅。読めないよねぇ。
136本目 津8:46発 普通 伊勢市行き 917D

津駅で下車。どうせこの先急いでも、多気駅で長時間新宮行きを待つことになるだけなので、ちょっと津駅で見たいものを見ます。

それがこちら。

ばばーん。

この階段は津駅構内のJRと近鉄を結んでいる跨線橋の階段です。意地でもJRを使ってほしいという熱意が伝わってくることで有名で1度見たかったのでした。

「大事なことなので2回言います。」というのなら許せますが、これは7〜8回言ってるので、驚くべきことですね。実際のところ、近鉄よりかは、少し早いが少し高い、というラインを突いてきているようで、本当に迷いどころと言ったところらしいです。はい、寄り道終わり。

137本目 多気9:43発 普通 新宮行き 329C
多気駅。
参宮線と紀勢本線に分岐する駅。
佐奈駅。
三瀬谷駅。
紀伊長島駅。

紀伊長島駅で数分間停車時間があって、下車印を押しに行ったのですが、駅員さんが慣れていなかったのか、ちょっと強く押しすぎてしまったみたいで、とても滲んでしまいました。

と、こんな感じで駅舎と写真を撮っていると、駅の中から駅員さんが出てきて、「ちょっと気合入れすぎちゃいました笑裏にでも押し直しますか?」とティッシュを持って出てきてくれて、「紀伊長島の紀伊はカタカナでレアなんですよ。」と押したがりな様子。裏に押し直してもらいましたが、これはこれでいい思い出です。

思い出の精算所。
海の近くを走るようになった。
ここらへんの車窓は入り組んだリアス式の海岸で海が見えたと思ったら、トンネルに入るを繰り返す。
船津駅。
二木島駅。

言わずもがな、車窓が素晴らしいですね。新宮に到着です。

和歌山に来るたびに、つくづく思いますが、和歌山って沖縄ですよね。沖縄が紀伊半島にくっついたのが和歌山県だと思っています。

パンダくろしお。
買うつもりはなかったけど、新宮駅に着く直前に車窓に一瞬だけ見えた
「みかん直売」の字が印象に残ったので。
いいみかんを選んでくれた。

紀伊勝浦でマグロを食べよう

新宮から1駅だけ特急を使うことにします。紀勢本線は普通列車が極めて少ない本数で運行されているので、少々旅程を組むのが大変ですが、このように特急を少しだけ利用することで、効率よく途中下車して観光することができますよ。

138本目 新宮13:39発 特急南紀3号 3003D
南紀は自由席があるが、くろしおは全車指定席。
視界いっぱい和歌山県。
とりあえず小さい方を食べた。
紀伊勝浦駅。

紀伊勝浦駅の近くにある「二代目」というお店でお昼ご飯を食べることにしました。

二代目定食。

おじいさんとおばあさんが2人でせかせかと切り盛りしている様子で、次から次へと頼まれる注文に応えようと、でも丁寧に手間をかけて料理を作っている感じがして好きでした。

あと、新宮に入るとJR東海からJR西日本に管轄が変わるのですが、この店での「ありがとう」が「おおきに」に変わったことからも、今自分が近畿圏に突入したんだということを実感しました。

和歌山名物・めはり寿司。
食べる時に目を見開いて食べることからこの名前がついた。

食べ終わったら、街歩きです。

駅前広場に足湯がある。
また行きたいねぇ。
ぬるかった。

十分、勝浦を堪能したところで、次に向かうは2駅隣の太地たいじ駅です。

139本目 紀伊勝浦14:50発 普通 串本行き 2334M
太地駅。

くじら見物

太地という場所は、イルカやクジラと大変ゆかりのある場所で、古くからイルカ漁や捕鯨が盛んだったのか、それらにまつわる博物館や展示が多く見ることができます。残念ながら、本物のクジラを見ることはできません。

道を少し歩くと、
鯨がいる。
昔はこうやって槍みたいなのを投げて鯨を仕留めていたらしい。
奥の船は捕鯨船。

前々から昔はイルカやくじらをタンパク質として食べ物にしていた歴史は知っていましたが、実際に見ることによって、より身近に食べ物としてのクジラやイルカを感じることができました。

道の駅で鯨の竜田揚げが売られているのを知っていたので、食べようと思ったのですが、売り切れてしまっていて、またいつか太地に来て食べてみようとも思いました。

夕暮れ時の橋杭岩

次は太地から先、本州最南端に位置する串本という駅で途中下車します。和歌山県は、今日訪れるところ以外にも、那智大社や那智の滝、熊野古道、南紀白浜温泉、アドベンチャーワールドなど、本当に見どころの多い県ですよね。

140本目 太地16:24発 普通 紀伊田辺行き 2336M
串本駅。

ここから歩いて15分ほどのところに「橋杭岩」という景勝地があるので見てみることにしました。

奇跡的に雲と岩の形が一致。

思ったよりも迫力があり、やっぱり実際に行ってみないとわからないことが多いなぁと思います。ちょうど潮が満ちようとしている時で、リアルタイムに足の踏み場がなくなっていく感じも、ここ特有の楽しみ方だなと思います。

最後、和歌山まで

あとは駅に戻ってきて、和歌山市街まで向かうのみです。大きな大きな紀伊半島、今回はその東半分を楽しんだ形になるのかな。

141本目 串本18:16発 紀伊田辺行き 2340M
周参見駅。「すさみ」と読む。
白浜駅。
142本目 紀伊田辺20:39発 和歌山行き 396M
せめてもの和歌山感。
紀伊田辺駅前前。弁慶像。
御坊駅。

今日はこの紀三井寺駅がゴール。明日は本格的に奈良・大阪・京都と突っ込んで行きます。

稚内から6964.2km / 肥前山口まで3996.3km




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