今こそ農業を始めよう④ 農業白書

2019年2月には農業生産基盤強化プログラムが地域の農林水産業を確実に次世代に引き継ぐため決定されました。このプログラムは、中小・家族経営の経営基盤の継承のための仕組みと合わせて、農林水産業に新たに就業する人材のすそ野の拡大と定着を促進するものです。

この決定を受けて、農林水産省では、就職氷河期世代の就業を後押しするたえの研修期間に必要な資金の交付や、50歳代を対象とする研修について農業研修機関への支援などを行うこととしています。

また、外国人材の受入も増加しています。
2019年10月末時点での外国人の雇用状況は、農業分野では3万5,500人になっています。そのうち3万1900人が外国人技能実習生です。

2015年と比べると、外国人雇用数全体は1.8倍、外国人技能実習生は1.9倍に増加しています。農業生産基盤を維持・強化するには外国人材は不可欠となっている状況です。

しかし、農業分野では、外国人技能実習生のへの賃金未払いのや技能実習生の失踪などの問題も発生しています。技能実習の適正な実施や人権保護など解決するべき問題もまだ多いです。

2019年4月には改正された出入国管理及び難民認定法により、新たな外国人材の受入のための在留資格である特定技能制度が創設されました。この制度により2020年3月末時点では、農業分野で686人の外国人材が働き始めています。

また、農業高校や農業大学校での学びも多様化しています。
農業高校では、地域の特産品を利用した6次産業化の学習や農業用ドローン操縦実習など、特色あるカリキュラムが導入される動きもあります。

農業大学校では、農家の子弟が親元就農することを前提に学ぶ場から、雇用就農希望者や農家出身でない者も学ぶ場へと役割を広げてきています。


白書を読み進めて人材確保に様々な取り組みがなされていることを知りました。以前、地元の友人から実家の農業の後継者探しができるサービスが欲しいと言われたことがありました。それほど後継者不足というのは深刻な問題であると実感したと同時に何もできない自分に無力さも感じました。

生きるための食料を生産している農家の方々は本当に尊敬しますし、そんな方々のサポートをしていきたいと思います。人材確保は難しい問題ですが、少しでも農業に興味を持つ人が増えて担い手が増えるといいなと思います。

何も成し遂げていない自分ですが、自分にできることは続けていきます。
本日もありがとうございました。


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