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年賀状に映すもの [2021年版]

我が家の年賀状は、毎年特別な思い入れをもって作られています。

2005年のブログにはこんなことを書いていました。

我が家の方針は家族写真を使った年賀状づくりです。子供だけの写真も微笑ましいのですが、こちらの近況を知ってもらうには家族全員写ってる写真が分かりやすいかなと思ってます。
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私にとって年賀状とは1年という月日をハガキサイズにまとめたものです。

1年を総括したものが"年賀状"であるという位置付けです。年賀状の便りで家族の1年を伝えたいという思いが込められています。

毎年テーマを決めてそれに沿って写真を組み合せて編集しています。内容はその時々の関心によってデザインや趣向が変わります。

例えばですが・・
2004年「Photo diary」2005年「four seasons films」2006年「桜と家族」2007年「家族の関係」2008年「楽しい気持ち」2009年「at home」・・

こんなテーマで家族の成長を綴ってきました。

◇去年の年賀状のこと◇

さすがに子供が大きくなったここ数年は作るのが難しい。去年もなかなか作れず出来上がったのが大みそか(^^;。そのとき書いた記事がこれです。

群馬で家族と過ごした1年間を、年賀状でこう表現しました。

「WonderLand ,WonderfulLife.」

九州とはいろいろと違う文化に目をみはり、群馬を拠点にいろんなところに出かけた日々は まさにワンダーにあふれた1年でした。

◇そして2021年版のこと◇

そして今回の年賀状。こんなに苦労するとは思ってませんでした・・

そもそも年賀状の素材となる写真をほとんど撮ってない。家族揃って出掛けたのは1回?2回だっけ?これでどうやって年賀状を作れと?

テーマになりそうなものなんて何も思いつかない。

今回の年賀状のテーマは何になるんだろう?ある意味空白の1年間でした。コロナ禍で何もかもがストップしてしまいました。でもだからこそ、だんだん反発する気持ちが湧いてきました。コロナのことは触れずに年賀状を作りたい。大変だったなんてことも書きたくない。

"変わらなかったもの"って何だろう?それをテーマにしたいと思いました。コロナで大変だったとみんなが年賀状に書くのなら、我が家の年賀状は"変わらなかったもの"を伝えたい。そしてこれから先もずっと変わらずにあるよね と言えるもの。でもそれって何だろう?

ヒントは妻のブログにありました。毎日更新する妻のブログには日々が淡々と綴られていました。こんな状況でも毎日何か書くことを見つけて書いている。空白の1年間というのは私の思い込みで、当たり前のように月日が存在してたことを妻のブログで感じることができました。

で、気がついたんです。妻のブログには食べ物の写真が多い(^^;。美味しいもの好きだからなあ。これがテーマになるんじゃないかとひらめきました。

去年の春、休校になった時は次男のシュンヤは家でスイーツ作りをしてました。他にもたこ焼きパーティや、自家製の赤しそシロップなど家で楽しんでるものもあれば、クラフトビールを飲みに出かけたり(妻が)、ドラマで話題になったコンビニスイーツを買ったり(妻が)・・。食べ物の写真って見てると元気になるね、うん。

"美味しく食べられる幸せ"って あのコロナ禍でも感じることができた。そして2021年になってもきっと変わらない。そう思えたんです。

皆さんのところはどうでしたか? こんな時でも"変わらなかったもの"。それは美味しく食べられるという幸せ。

今回の年賀状は"美味しい幸せ"をテーマにしました。

家族写真をメインに据えて その下にずらりと食べ物の写真を並べて年賀状の出来上がり♪ チョコレートブラウニーをつくるシュンヤ、たこパ、赤しそシロップ、クラフトビール、ブッシュドノエル、コンビニスイーツ。うーん、どれも美味しそー(^^)。

能天気な年賀状だと思ってもらっていい。手に取って眺めてるとフッと気がゆるむ・・「あいつのとこは元気でやってそうだな」と思ってもらえたら。

それが1年に1回の便りで1番伝えたいことだから。


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