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初めまして&「ロマンチックな点と点」

taoといいます。以後お見知りおきを。

ここを始めるにあたり「点を結ぶ」という noteタイトルにしたのは、もうずいぶん前に書いた文章が頭のどこかで残っていたからだと思われます。

あいさつがわりに以前ブログに載せた文章をここにも置いておきます。今後ともよろしくお付き合いください。

=2007.02.07の記事=
「ロマンチックな点と点」

いつの頃からか、私の中に あるイメージがあります。これからここに書くことを、想像してみてください。白地図の上に、人の動きを点で表現できるとするなら、どんな法則をそこに見つけることができるでしょうか?

地球全体、いや日本だけでもかまいません。白地図の上には数え切れないほどの点が存在しています。時間の経過とともにこの無数の点は動くはずです。それはもうてんでんばらばらに。そこに法則なんて到底あるとは思えません。

では、人が多すぎてよく分からないなら、今度はひとりに絞って見てみましょう。例えばあなた。あなたが生まれてから今までの時間を早回しにして見てみてください。あなたは白地図の上にどんな軌跡を描いてきたでしょうか?人それぞれいろんな軌跡があって、やはりそこに法則らしきものはないように思えます。

しかし、ふたつの「点」に注目してみたらどうでしょうか?ひとつの点はあなた。もうひとつの点はあなたにとって大切な人。このふたつの点はどんな軌跡を描くでしょうか?

白地図の上にあらわれたひとつの点。生まれたばかりの点はじっとうずくまるようにひとつところを動かずにいることでしょう。それからまたもうひとつの点が生まれます。お互いの距離は近いですか?それとも遠いですか?どちらでもかまいません。近くても遠くても、点と点はまだお互いのことを知らないのですから。

少しずつ動き始める点。生まれたところを離れる点もあるでしょう。ずっと同じ場所にとどまる点もあるでしょう。でもきっといつかどこかで出会うのです。必ず。

もう出会った人はその後ふたつの点がどんな軌跡をたどったか思い出してください。ロマンチックな動きをしていませんか?まだ出会ってない人は想像してみてください。まだ見ぬ点を。白地図の上に確かに存在している点を。近くにいるけど見えてないのか、遠く離れているのか、いつかどこかで出会う点。

まだ一緒に暮らしてない恋人同士の点たちは、きっとダンスをしているように見えるでしょう。デートのたびに近づいては離れる点と点の様子が、ダンスのように見えませんか?

一緒に暮らすようになった夫婦の点たちは、ぴったり寄り添っているのが見えるでしょう。見えませんか(^^;)?見えないときは、時間を早回しするスピードを変えてみてください。ゆっくり1日の動きを見れば離れているかもしれないけど、早回しをして1ヵ月を見れば、寄り添ってるように見えませんか?駄目なら1年とかもっと長い時間をぎゅっと縮めてみたらどうですか?

出会うまではまったく違う動きをしていた点と点が、ある日を境に一緒に動くようになる様子は、ロマンチックだと思いませんか?白地図に描かれた軌跡は全てを物語ってくれます。

そしてもし子どもが生まれたなら、その点の動きも一緒に描いてみてください。ふたつの点の元をくるくる回るかわいい点を。やがてその点は大きな円を描き始め、いつかふたつの点の元を離れて、新しい点に出会うに違いありません。私たちがそうやって出会ったように、この子達もまた・・。

以上、ロマンチックな点と点のおはなしでした。

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