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理由づくり、やめませんか

私たちは必ずといっていいほど、理由を伝える必要に迫られます。

「御社を志望する理由は…」みたいな。

理由がないと次へ進めないから、世の中には理由づくりに困っている人がたくさんいます。

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理由を説明しなければならない世の中

私たちは他者とコミュニケーションするために理由が必要です。もう、世の中がそういうフォーマットになっています。

そのうち、理由を戦わせて要求を通すことをやり合います。世の中に暮らす人はみんな、誰かを納得させるためにものすごい労力を使っています。

そんな毎日を過ごしていると、無意識で自分自身にも理由を説明する労力を使ってしまう。私は、そんな自分自身の理由と戦っている人が気がかりなんです。

理由があるとなぜか安心する

自分自身の意思決定にも理由を必要としていませんか?

どこに進学・就職・転職する?どこに住む?どの服を着る?なに食べる?友達は?この人と付き合う?…なんで?理由は?

そして、理由が見つかると安心する。理由を説明できてホッとする。

でも、たまにありませんか?理由が説明できないけどしたい。理由はないけど、これじゃないって分かっている。そんな感覚が。

理由がないこともある

ちょっと思い出してみて欲しいのです。
楽しかったこと。没頭したこと。好きなもの。

どんな小さなことでもいいんです。ダイヤモンドみたいに輝く、心惹かれた体験を思い出してみてください。恋の胸騒ぎみたいなやつ。

ドキッとするものは、ドキッとする。
ぜんぜん胸に響かないものは、ハートにまったく届かない。

こういう体験には理由がありません。
感覚が先にきて、頭で理由を作り出すものではないからです。普段の生活では、理由がないことは無価値だと思われたり、嘲笑の対象になりがちです。

でも「理由がないから」という理由で捨ててしまうのはもったいない。

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自分を納得させる理由は、なくてもいい

魚釣りをするために「いま魚釣りが必要な7つの理由」とか考えて、親にプレゼンする子はいません。たぶんね。

実は、自分が行動するために理由は必要ありません。他人を納得させる必要もありません。誰かに「〜してもいいですか?」と許可を取る必要もありません。

自分を納得させる理由探しをやめてみませんか?
理由のないところから、行動してもいいのです。

理由がない生き方

理由を必要としない生き方はラクです。
自分の内側にある、自然の流れのままに暮らせます。

自分を説得する必要があるのは、自分に嘘をついているからです。だから困ったことになるし、とても疲れるのです。

自分の内側にある声に耳を傾けてみましょう。
本当の声が待ってますよ。

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