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年始恒例のARE。日本郵便の悲哀

 日本郵便が来年秋にも封書とはがきの郵便料金を3割超引き上げることが公表されました。郵便事業の赤字が背景にありますが、上昇率は過去40年に例のない大きさ・・・値上げしても2026年度以降は再び赤字が見込まれるとのことですから抜本的な改革が必要なんでしょうね。

 思えば2005年前後の小泉内閣による郵政民営化は正しかったのかどうかという話になるのだと思います。今となっては民営化は逆鞘だったのかもわかりませんね。 総務省は郵便制度の見直しは避けられないとして、本格的な検討に入りますが、どうなるのでしょうか。

 日本郵便は、封書(定形、25グラム以下)の郵便料金を84円から110円に、はがきを63円から85円に引き上げるとしています。郵便制度は、国民生活を広く下支えする役割を担っており、年賀状などの風習を含めて影響は大きいといえます。

 国内の郵便物はデジタル化の進展で、ピーク時だった01年度の262億通から22年度の144億通へとほぼ半減し、損益面でも費用全体の4分の3を占める人件費には賃上げ(23年度で5%超)の影響が重くのしかかるとしています。

 日本の郵便制度は明治4年にスタートしています。日本郵便の父と言われている前島密が責任者でした。郵便や郵便切手という言葉も彼の考案です。郵政150年を迎えて最大の危機が訪れようとしてるんじゃないでしょうか・・・

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