うつと付き合う日記80日目 自分の価値の見つけ方

https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156647073368

 まの瀬先生がジャンププラスで連載している「顔がこの世に向いてない」の第十話を題材に書いてみたいと思います。

 この漫画は自分がブスで価値がないと思っている女の子ミヤと彼女に惚れた北見君、そして彼に惚れた成島さんの話です。ミヤは自分の顔が醜いというコンプレックスのため、自分は幸せにはれないと思い込んでいます。北見君はそんなミヤのコンプレックスなどみじんも知らず告白します。かくして二人は付き合い始めることに。そんな二人を北見君の幼馴染の美人の成島さんは快く思わず、嫌がらせをするというお話です。絵が結構シンプルな線で読みやすく見えて、なかなか毒もある作品です。

 そして、今回はその10話、彼らの人間関係に少しずつ変化が生じた後のお話。どうにかミヤを理解したい北見君は、彼女が図書館で読んでいた本を買って読み終わります。そして、ミヤにその感想を伝えに来るのです。それを聞いた彼女の中にもしかすると自分の好きには少しだけ価値があるかもしれないと思うという流れです。

 今回の話を読んだ時、自分が思い通りにならなくても自分の中に価値は見つけられるんだなあとしみじみ思いました。みやは自分の容姿がブスだから周りの人は自分を評価するわけがなく、価値がないと思っています。実際は北見君にとっては宝物なのですが、そのこと自体は理解できなければ、想像もできません。ただ、自分が好きなものを面白いといってくれたことで自分の好きには価値があるのかもしれないと気が付くわけです。

 ミヤの場合は自分を愛してくれる北見君が自分の価値を見出す機会を作ったわけですが、なかなかそういうご縁のある方ばかりではありません。当のわたしも・・・。ただ、私にもすきなものは色々あります。漫画やゲーム、プラモデル、アニメなどいろいろです。そして、私が何かが好きってこと自体に価値があるわけです。

 では、どうすれば自分の好きに価値があると感じられるでしょうか。うつ病になるとそういった自己肯定感も落ちてしまうため、なかなか自分の好きに価値があるとは思えないものです。やはり、ここは好きを形にすることをおすすめします。今回のような文章にしてみてはどうでしょう。もっと手軽にやりたければツイッターに感想を書くのもいいと思います。絵が描ける方でしたらファンアートを描いてもいいかもしれません。もっと、手軽にするには漫画のページのアドレスをリツイートすればいいと思います。自分の好きを表現することで、その作品に貢献できますし、もしかするとその作者の方に声が届くかもしれません。もし、そうしたらあなたの好きの価値は今よりも大きくなるかも知れません。そう思うと少しわくわくしませんか。

 今回は自分の中にある好きには価値があるんだよというお話でした。大事なところは、自分の好きに価値があるってことを自分で感じる形にするということです。そして、「顔がこの世に向いてない」の彼らの今後にも注目です。

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