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結婚における理想の年収について

それなりの年齢になったので、だいたい周りは結婚してる。ずっと独身はいないような気がする。

職場は女性が多い。男性がほぼ100%パートナーと子どもがいるけど、女性の職員については、パートナーがいるのは3割弱。時代が時代で、そういう話を職場ですることはまずないし、あまり気にしてなかったけど、思ってたより未婚者が多い職場だった。

そんなことを考えていたら、最近「婚活」とか「独身女子」というテーマのYouTubeが時々おすすめに入ってくる。暇な時間にちょこちょこ見るようになり、今の婚活事情を調べてみることにしてみた。

それにしても「婚活女子」系でうまくいってないパターンのYouTubeチャンネルの多いこと。それなりに登録者数もいるみたいで、婚活女子系はマネタイズには一役買っているみたいだ。
「アラサー女子」や「アラフォー婚活女子」など、婚活しているけど、なかなかうまくいかない自虐的な自分を演出した日常のチャンネルが多く、またそれを視聴するのを楽しみにしているファンが多いみたい。
結婚したらチャンネルはどうするんだろう。「年収300万円未満」とか自分で言ってるけど、その登録者数見たら絶対そんなことはないだろう。
豪華にキラキラした自分をアピールして登録者数を稼ぐ一方で、お金ないないをアピールして視聴数や収益化を企むYouTuberがいるのが面白い。

婚活チャンネルや婚活女子系動画にによく出てくるテーマの一つ、結婚相手に求める年収希望額というのをネットを見てたら、ヤマワケジャーナルというサイトに今年のアンケートが出てきた。n(サンプル数)はそれぞれ255人。

調査対象は結婚願望のある未婚のみを対象(男女共にn=255)。
このアンケートによると、半数近い女性は相手に400〜600万円の年収を求めるらしい。男性の年収の中央値はざっくり400万円。

ヤマワケジャーナルより

ここで隠された数字を見つけてしまった。

ここに書いている女性側の数値を全部足しても77.2%。グラフの結果は12項目中上位6項目を抜粋と。残りの6項目を知りたいところだけど、ざっくりと700万円以上になるんだろう。

無回答がいなかったと仮定すると、100%-77.2%=22.8%の女性が相手に700万円以上の年収を求めていることになる。
書かれてないけど、400〜500万円、500〜600万円に続く第三の勢力は700万円以上を希望。年収700万円以上の人なんて世の中の上位15%、なかなかお目にかかれるものじゃない。

一方で男性側の隠された数値は6.6%。
6.6%が相手に年収700万円以上を希望していて、女性の希望額に比べると男性が女性に求める希望額は少ない傾向にある。(無回答がないと仮定)男性側はおおよそ現実に近い年収を希望額にしている。

この記事によると、アンケートに答えてくれた人たちの年収は以下の通り『200万未満(8.8%)』
『200~300万円未満(22.5%)』
『300~400万円未満(22.7%)』
『400~500万円未満(21.1%)』
『500~600万円未満(10.4%)』
『600~700万円未満(6.1%)』

アンケートの結果はこれだけ。ここでも無回答がないと仮定すると、残りの8.4%が年収700万円以上になるんでしょうか。このアンケートに答えてくれた半数ちょっとは平均以下の年収、半数弱は平均以上の年収になって、そこそこ世の中の日常を反映していることになる。

お金だけが全てじゃないと思うけど、理想の年収でいうと平均的な給与額(400万円)でも、6割以上の未婚女性(アンケートより)が相手に求める収入を満たしていないことになる。でも世の中の男性は統計上は年収400万円が平均なのです。

この現実と理想のギャップを認識しないと、お金の物差しだけでは結婚はとてもむずかしいものになりそう。
そして平均以上を稼いでいる人たちは好条件として、たいてい結婚しているパターンが多いと思われるので、未婚者から見つけていくのは、だんだんとむずかしいものとなる。

お金は大切だけど、きっとなんとかなるので、お金のこと気にしすぎずに、多くの人たちが結婚に前向きになれたらいいのになあと思っています。

Image by Jakub Petrymusz from Pixabay