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エジプトごはんのコシャリ

旅行に行って気にいったものを見つけると、同じものを食べることが多いです。

それぞれの国でいろんなお気に入りの食べ物がありますが、以前エジプトに行った時に取り憑かれたかのようにほぼ毎日食べていたものがコシャリというローカルフード。

コシャリとは

コシャリはエジプトのローカルフードで、ご飯、パスタやマカロニの上にトマトソースやひよこ豆やフライドオニオンがのっかっている食べ物です。お肉は入っていないことが多いですが、パスタとごはんの組み合わせという炭水化物たっぷりなので、コシャリ一杯食べるとふつうは満足します。

お好みでビネガーやシャッタというトウガラシのソースをかけて食べます。

10年以上前にエジプトに行ったときは、たしか一食100円くらいでした。カイロの町にはいたるところにこのコシャリ屋さんがあり、ほぼ毎日食べていました。アレクサンドリアで食べたコシャリは、カイロよりも気持ちマカロニ多めで、もしかしたらエジプトの地域によって、ご当地コシャリがあるのかもしれません。

東京のコシャリ屋さん

コシャリが気に入って旅から帰ってきましたが、日本にはそれほどエジプト料理屋さんがなく、しばらくコシャリから離れていましたが…

なんと、東京にもありました。

コシャリのキッチンカー。しかも近くに。

都会のオアシス、コシャリ屋さんのキッチンカー。 

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コシャリの普通サイズで650円。チキン付きで100円プラス、大盛りで100円プラスでした。シェフは本場エジプトで修行しらしく、お手頃な価格で本格的なコシャリがいただけます。

コシャリの解説。キッチンカーの場所は日替わりのようです。

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さっそくお持ち帰り。
レジ袋は有料なので、ランチバッグやエコバッグを忘れずに。
ゴボウサラダ付き。これはきっとオリジナル。

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トマトソースとフライドオニオン。
このサクサク感が好きです。

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ごはんゾーンの下にはマカロニが隠れていました。米と小麦のペアリング。

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ごちそうさまでした。東京のコシャリ屋さんのコシャリはまさにエジプトで出会ったコシャリそのものでした。

明石書店のエリアスタディーズの本を調べてみると、6行だけコシャリについての記載がありました。コシャリのルーツはインド料理の混ぜごはんらしく、コシャリの歴史はそんなに古くないらしいです。地中海の向こうは南ヨーロッパなので、トマトやパスタが使われているのも納得できます。
エジプトは鳩の料理も有名らしいですね。