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忙しい時は食べたいものを食べるに限る

6月某日
とにかく多忙な1週間。
制作会社あるあるなのだと思うのだけどクライアントと広告代理店に振り回される。
先月中頃にはローンチしているはずの案件が結局今の今までやり直しが続きひたすら急かされる。
おかげで平日は仕事だけで1日が終わる。自分の時間はもちろん、家事をする時間も取れないまま…なんとか週末まで生き延びよう。

そんな週の中日の朝方。
痛みとともに目覚める。もう衝撃がすごくて頭がぐわんぐわんする感じ。
一瞬何が起こったのかわからなくて痛くてうずくまる。
トイレに起きたヒゲメガネがどうやら派手に転んだようだ。
多分尻餅をついたところに私右頬が当たる…。
痛いしこんな目に見えるところあざになったらどうしようと、冷凍庫から保冷剤を引っ張り出し冷やす。
ヒゲメガネは大したことないと思っているのかそんなに申し訳なさそうにしていないしその後すぐに寝息を立て始めたので心底腹が立った。
こっちは保冷剤が冷たくて目が覚めているのだ。
私が泣くのを犬だけが心配してくれる。本当に優しい犬。私の愛する犬。なんて可愛い犬。犬って愛。
もし鼻だったら折れていると思うの。

次の日、痛みはあったが冷やしたおかげであざにならずに済んだ。

6月某日
なかなか普通とされるお昼の時間に食事が取れず昼食が疎かに。晩御飯もレイトパスタをチンするだけといった週になってしまったのでなんとか野菜とタンパク質を摂取せねばと強く思う。
しかし、私は小麦粉でできたものが好きなようだ。あんまり良くないなぁと思いつつ、ついつい選んでしまうのは麺類やパン。
そしてストレスから無性に甘いものが食べたい!
ここは理性より本能を優先しましょう。 30歳を過ぎた頃からきちんとした食事を取れていないことに対してものすごく罪悪感を感じるようになってしまって、「食べる」よりも「摂る」という意識になっていたのだけど今回ばかりは我慢できない。
環境が自分に厳しい時は自分で自分を甘やかさないと心が保たない。

16時前にようやくお昼休みを取れたので空腹でふらふらしながらご飯を求めて彷徨う。ドーナツ屋で立ち止まる。もう魅力的すぎて買わずにはいられない。最近できたばかりで気になっていたし会社のおじさんとちょうど今朝そのドーナツ屋について話していたのだ。
私も今週無理をしていたが、おじさんも多忙で普段穏やかな人なはずなのに文句をぶつぶついっていたのでみんなで癒されようとみんなの分(といっても出社6名だけ)ドーナツを買って帰る。

みんな大喜び。おじさんもウキウキ。天使扱いをされる。
ドーナツでみんなハッピー。ふわふわでモッチモチ。
最近流行りのドーナツってこんなにモッチモチなのね。
クリームが入ってるだけのイメージでした。見くびっておりました。
ドーナツの油分とカロリーで私のしおしおに枯れた心が潤う、輝く。
サンキュー、油分。サンキュー、カロリー。
もう後少し頑張れます。

6月某日
待ちに待った休日。王将の餃子を頬張る。
王将の餃子でしか癒えない疲れがあると思うの。
本当に好き。餃子が好きというより王将の餃子が好き。
ニンニクがガツンと効いていてガッツリ食べ応えのある大きさが重要である。
考えながら書いている今も涎が止まらない。
好きな食べ物は?と問われれば「王将の餃子」と答えたい。
AC/DCみたいな王将の小さいグラスも好き。あれ欲しい。

一時期、毎週土曜日は王将の生餃子をテイクアウトしてお家で焼いて食べていた。毎週食べても飽きないどころか餃子の日だぞと、待ち遠しくさえ思っていた。

そういえば新卒で働いた会社では仕事終わりに先輩や同期と一番よく食べに行ったご飯屋さんは王将だったように思う。餃子とビールさえあればいいのだ。もりもりに餃子を頼み、申し訳ないなという気持ちで何か もう1品だけ頼む。(本当は餃子だけでいい)
先輩方も王将大好きだったので餃子カードのポイントを貯めることに喜びを感じているようだった。
みんな元気かな。転職してから全く連絡を取っていないけれど餃子を囲んだ楽しい時間は忘れない。


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