もう簡単に間違わない!ツキヨタケとムキタケの見分け方を伝授❗️

画像1 みなさんこんにちは。テツです。 近頃は雪も溶け始め、徐々に植物が芽吹き始めてきました。 これから春になるにつれて徐々にキノコ狩りをする機会が増えていくことでしょう。 キノコに関する事故の中で特に恐ろしいのが[食中毒]です。 毒キノコを食用キノコと誤って食べることにより、中毒を起こします。最悪の場合、中毒死する場合もあるほど、キノコというのは危険と隣り合わせの存在なのです。 そんなキノコの食中毒事例の中で最も多いのがツキヨタケというキノコ。 今回はツキヨタケとムキタケについて投稿します。
画像2 はじめに写真をご覧下さい。こちらがツキヨタケになります。 まずはツキヨタケについて簡単に紹介しましょう。 ツキヨタケは夏から秋にかけてブナやイタヤカエデなどの枯れ木に多数重なり合って生える有毒キノコです。 枯れたブナの大木を見てみると、おびただしい数のツキヨタケがびっしり生えている光景を見ることができます。 名前の通り、ヒダが発光するのが特徴の一つです。 外観がムキタケをはじめ、ヒラタケやシイタケににており、日本の毒キノコの中で最も中毒が多いキノコとなっています。 次にムキタケを見てみましょう↓
画像3 こちらの写真をご覧下さい。 この木から生えてる半円形のキノコがムキタケです。 ツキヨタケと形は似ていますが、ムキタケは古くより食用とされている知る人ぞ知る優秀な食用キノコです。 しかし、ツキヨタケと形が似ていることからムキタケと思ってツキヨタケを採り、誤食して食中毒を起こす事例が毎年後をたちません。産直に謝ってツキヨタケが売られていたり、キノコ狩りのベテランでさえ間違ったりと事故が多発しているのが現状です。 ムキタケは秋から晩秋にかけて広葉樹の枯れ木にツキヨタケと同様に多数重なって発生します。
画像4 余談ですが、少しムキタケの話を少しさせていただきます。 従来、ムキタケとされてきたキノコは実はムキタケとオソムキタケという別種に分かれるということがわかりました。 ムキタケの中で緑色や紫色になる個体はオソムキタケとされるようです、が 今回分類するのは大変かつややこしくなるので、どちらもムキタケとして話を進めさせていただきます。 理由は特徴は違えどどちらも同じく扱って問題がないからです。 つまり、どちらも食用になるので素人は知らなくても問題ないよということです。
画像5 脱線して申し訳ありません。路線をもどします。 続きまして、こちらの写真をご覧下さい。 どうでしょう。ムキタケに似ていますね。 ぱっと見はムキタケもツキヨタケもわからない人も多いのではないでしょうか。形だけ見ていてはどちらも同じにしか見えませんよね。 この写真のキノコこそがツキヨタケになります。形だけ見て騙されないで下さいね。 ツキヨタケとムキタケには誰でもわかる区別できるポイント、特徴というのが存在します。 次からはツキヨタケとムキタケのそれぞれの特徴について説明していきます。
画像6 まずはツキヨタケの特徴について話します。 特徴 ・傘に鱗片がある ・短い柄にリング(突起帯)がある ・割くと、柄の根本付近に黒いシミが確認できる ・ヒダの間隔は広い ・比較的ムキタケより大きく、色が濃くなる ・暗所で発光する 毒成分はイルージンS 誤食した場合、 嘔吐、下痢、腹痛などの症状に見舞われます。中にはみるもの全てが青色に見えたと感じる人もいたそうです。 以上がツキヨタケの特徴になります。 これらの特徴を理解することが、見分ける際の重要なポイントとなります。
画像7 次にムキタケの特徴についてです。 特徴 ・傘の表面に毛を帯びている ・ヒダは密である ・表皮が剥がれやすい ・ゼラチン質である ツキヨタケとの違いは ・ヒダの間隔(ツキヨタケは広く、ムキタケは密) ・毛が生えていること ・感触、比較的プルプルしている ・表皮が剥がれやすい ちなみにムキタケは10月から11月とツキヨタケが姿を消すシーズンに生えます。 どうしてもツキヨタケが怖いという方は11月にムキタケを狙うのが比較的安全です。 しかし、油断は大敵ですので充分注意して下さい。
画像8 ムキタケについて更に噛み砕いて説明します。 写真はムキタケを半分に割いたものになります。 ツキヨタケと違って、黒いシミはありません。 また、先程ムキタケはヒダが密だといいました。これは写真を見ればわかると思います。密ですね。 更に、根本付近をご覧下さい。小さい毛が確認できますね。 これらの特徴から写真のキノコはムキタケだと判断できるはずです。 これらのポイントを抑えているかどうかで間違う確立はだいぶ変わってきます。 自信のないという方はまず、キノコを知ること、つまり、勉強から始めましょう‼️
画像9 最後に復習をして終わりましょう。 ツキヨタケとムキタケを見分けるポイントは ✅ヒダの間隔 ✅シミとリングの有無 ✅傘の表面に鱗片があるか毛があるか ✅皮は向けやすいか ✅感触(ツキヨタケはぶよぶよ、ムキタケはプルプル。あくまでイメージ) これらのポイントをしっかり掴んでおけばそう簡単に間違うことはないでしょう。 無論、紛らわしい個体というのも存在します。その際は無理にとらないという選択をして下さい。 ここまでご覧頂きありがとうございました ルールを守って楽しいキノコ狩りライフを送りましょう‼️
画像10 追伸 ご覧いただけた通り、キノコというのは実にややこしいものです。 [名人でも間違う] これって恐ろしいことですよね。 ですがここでキノコって怖い。関わりたくないとは思って欲しくないんです。 特徴をつかめば、去年までわからなかったキノコが翌年にはわかるようになります。 要するに図鑑とフィールドワーク、観察会などで勉強すれば自然と知識が身につくのです。 まずは数種類でもいいので自信を持って同定できるようになりましょう‼️ みなさんの素敵なキノコ狩りライフを心より応援させていただきます😊

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