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親子2代でゼンマイ採り〜突如現れた虹がくれたメッセージ〜

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2020/5/5 子供の日。

私は父とゼンマイ採りに出かけた。
趣味であるのと同時に、山菜採りという文化と伝統の継承も兼ねてのゼンマイ採り。
何より久しぶりの山菜採りに心躍った。

ゼンマイは深い山の崖に生えているイメージが強いが、私は普段山奥に住んでいるし、何よりその辺の斜面で確保できるのであまり苦労はしない。

とはいえ父との相談の末、いつもより少し奥に行くことにした。

目指すのは沢を渡ったこちらから見て南側にある斜面。無論、日当たりは良くないのでジメジメしている。

当日は晴れていたが流石に沢周辺と南側斜面は湿っている。私は滑ってしまった。

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そんなこんなでゼンマイスポットを発見。
父と二人で採取を始めた。

正直、植物に関してなら父より私の方が知識はある。
しかし経験があまりないので、お互いにカバーし合うといった感じだ。
ちなみに父はとるスピードが早い。躊躇なくボキボキとスピーディに採る姿勢は尊敬するが、もう少し株のことを考えてとって欲しい…笑

ゼンマイ採りのポイントはいくつかあるが、今回は省くことにする。

当たり周辺を探索し、採取を重ね、斜面の上の方まで来た。
この斜面はゼンマイの他にも植物が沢山生えている。
なんといってもミズバショウ。彼らにとっては都合がいい生育スポットだろう。大きく育っていた。

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斜面上部のエリアにはミズバショウとゼンマイがコラボしていた。

カメラで風景を撮ろうとした。
すると画面には虹の橋が写っていたではないか。
最終到達地点での撮影に突如現れた虹。
これは何かメッセージを伝えようとしてるに違いない。そう感じた。

そして、この虹が私にくれたメッセージとはゼンマイ採りのヒント。そして仮説が正しかったというメッセージだろう。

父とは何度か山歩きをして植物を観察しているため、ミズバショウとゼンマイの関係性について仮説を出し合うまでになっている。

仮説 それはミズバショウが生える場所にゼンマイは生えるということである。

下らないと思われるかもしれないが、元にミズバショウとゼンマイがコラボしている光景は父と私で何度も目撃している。

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これはよそのスポットでのコラボ写真だ。
元に、ミズバショウの横にゼンマイが生えているだろう。
ゼンマイ=崖の印象が強いかもしれないが、わざわざ崖を探さずともゼンマイに出会えるということかもしれない。
少なからず、ゼンマイとミズバショウは相性が良さそうだ。好む環境は似通っていると言えるだろう。

たまたまかもしれない。
虹が現れたのも偶然かも。
だがしかし、それはそれでいい。
楽しかったのだから。

笑ってもらって結構。
なぜならミズバショウ作戦でゼンマイを採ることが出来るから。少なくとも我々はゼンマイ採りに困らない。

ただ一つ言いたいのは、山菜採り一つでも仮説を立てて実行するのとしないのではこれからの収量と楽しみに大きく差が出るということ。

無論、仮説を立てて取り組んだ方が勉強になるし楽しいに決まっている。

もしかしたらあの虹は仮説を立てることの必要性を伝えてくれたのかもしれない…

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数日後、同場所で撮影。
もちろん虹は消えていた。

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