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2002年7月15日「ネット通販への参入」。家具D2Cタンスのゲンの歴史

今回は、タンスのゲン株式会社の歴史、ネット通販への参入、当時の様子について記載します。


タンスのゲン株式会社は家具×ECの会社です。

タンスのゲン株式会社は、福岡県大川市に本社を置く家具・寝具・家電・インテリア用品等の製造販売を手掛ける企業。実店舗での販売を行わず、通販サイト「タンスのゲン本店」やネット通販モールに複数出店し販売をおこなっています。もともとタンス工場として1964年に創業しましたが、2002年にインターネット通販事業に参入して以降、数々の賞を受賞するなど、家具×ECのパイオニア的企業となっています。一方で本社所在地である福岡県大川市は過疎化が進み、1960年代に5万人いた人口は3万人まで減少。家具の街『大川』の復活のため、タンスのゲンは「大川を、世界のインテリアバレーに。」をコーポレートメッセージに掲げて活動しています。

福岡県大川市の現在のタンスのゲン本社

タンスのゲンはD2Cの企業、オリジナル製品をファブレスで開発

暮らしのデザインに重点を置いたビジネスによって、潜在ニーズを適切に汲み取ったプロダクトデザインを可能にしています。自社に留まらない膨大な製造ネットワークによって、他社では実現できない仕様やスピードでオリジナル商品を提供しています。

現在のタンスのゲンのサイトのキャプチャ。様々な製品を販売しています。

1964年の創業時は、タンス工場でした。

詳細は下記をご覧ください。

タンスのゲン株式会社は2002年7月15日に、楽天市場に出店、ネット通販を開始しました。

タンスのゲン株式会社(当時の社名、有限会社九州工芸)は2002年7月15日に楽天市場に出店しました。
ネットへの理解が得難い時代。創業者の父からの大反対の中、それまでパソコンを触ったこともない40歳の息子である橋爪福寿(現会長)が始めたサイトです。当時はネット回線も遅く、写真一枚とテキスト説明文でタンスなどの大型家具を販売しました。滑り出しは順調で、初月の売り上げは20万8000円。2カ月目に100万円、3カ月目には300万円を超えました。
この時代、婚礼家具の文化的衰退やバブル崩壊によって大川の家具業界は衰退の一途を辿っていました。対して、楽天市場は創業5年目でネット通販の利用者は少しずつ増加していたネット黎明期であり、この時代の流れに合わせて業態を変えたことになります。

(2004年に創始者の橋爪健治が死去し、実店舗も閉鎖。 2008年に社名をサイト名の「タンスのゲン」に合わせて変更)


まとめ

タンスのゲン株式会社は、2002年7月15日に業態をECに転換したことがその後の成長につながっています。

↓タンスのゲンコーポレートサイトはこちら

https://tansu-gen.co.jp/


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