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2020年を振り返って

2020年はどのような年でしたでしょうか。おそらく今年は、混乱の年である事は間違いありません。ここではそのような話はしないことにします。

さて、ここからは僕自身のために書いていきます。僕にとっての2020年とは、無知を知る年でした。けれども、同時に、人生の中で一番充実して、楽しいと思える年でもあった気がします。それはなぜかということを以下に書いてきます。
大学院
大学の友達はほとんど就職し、新たなステージにいる中、僕は大学院という道を選びました。理由はおそらく、もっと学問を体験してみたい、科学の世界をみてみたい、と言った好奇心からでした。確かに、就職したくない、変化が怖いと言った感情もあったかもしれません。しかし、科学ってすごいって感情の方が強かったようにも感じます。そして、実際に入ってみると、何かつまらないような、退屈な日常が豹変したような感覚を覚えました。これに関しては、10月頃からですけど。それと同時に、科学をすることの難しさというものを体験しました。この難しさとは、お金や事務的な事に関することではなく、純粋な科学についてです。なので、ここでいう難しさとは、厳密にコントロールされ、仮説を元に実験をし、その結果がどのような意味を持つのかを解釈し、論文にする、ことを指します。口で言うのは簡単だけど、自分がするとなるとまた別の世界です。ただ、実験に完璧というものはないので、完璧な答えを出すために日々、科学者達は実験しています。なんていう世界に入り込んでしまったんだ、という感じがします。
   希望にしか過ぎませんが、これを人生で続けれたらいいなと思いつつも、現実はそう上手く行かないというのが大変なところです。自分の納得するような研究テーマというものも、まだ決まらないのでまずは目の前の事から少しずつやっていこうと思います。

The pessimist complains about the wind; the optimist expects it to change; the realist adjusts the sails.
---- Willam Arthur Ward

授業
次に授業のことについてを書いていきたいと思います。ここでの内容とは、僕が受けていた授業についてを評価することではなく、自分が教えた経験から学んだ事です。
TA
大学での授業について。勘違いするかもしれないので、先に言っておきます。僕は授業はしていません。授業後の復習を担当していました。ビビリな僕にはとてもいい経験でした。今までは授業を受ける側として、席に座っているだけでしたが、今度は教壇に立つという経験により、見る世界が180度変わりました。ここで気づいたことと言えば、授業というのは、本当に洗練されたものだということです。先生の授業は、一つ一つのスライドで話す事に無駄がない、流れが明確なものでした。対して、僕の授業は、話の中に無駄が多いことがわかりました。つまり、意味のないことを混ぜてしまうということです。美しい授業というのはあるのだな、と感じました。まさに数学のようです。(もし先生がみていた時のために、これはお世辞とか、コネとかではありません。直感的にそう感じました。上から目線な書き方になっていたら、すいません。このブログは関係している人にも見つかりませんように。多分大丈夫なはずです。)他の先生の授業(学部)ももう一回聞いてみたい。(大学院の授業は、理解すること、考えることに力点を置いているので、余裕はありません。なので、無理です。先生がする授業から学べることは山ほどあるので、これからも盗んでいきたいと思います。)
教えるのは楽しいな、と思うのと同時に、これでいいのかな?とも思います。教えることが目的にならないようにこれからも精進して頑張りたいと思います。

Learning never exhaust mind. -----Leonardo da Vinci

                                        

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