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2021年というか、大学院生活を振り返るというか


とうとう2021年も終わりに近づいてきました。2021年、あなたにとってはどんな一年だったでしょうか?

いい一年でしたか?悪い一年でしたか?それとも、振り返ってみるともうちょっと頑張れたなと思う一年でしたか?
一人一人全然違った一年を過ごされたと思います。

僕はどうなんでしょうか?そうですねーー、わからないですねー、もうちょっとちゃんとやれた気もすれば、まあまあだった気もします。
文章を書くのがからっきり下手だったのが、少しはましになった気はしますね。ありがとう大学院。(まだ大学院生ですけど)

そもそも大学院に入学する前は、本すら全然読めていなかったので、書けないのは当たり前ですよね。大学一年生の時にその事実に気づき、意味を理解しながら、読めるようになりたいと思い始めた、電車での毎日の読書。(名詞で終わるのは、卒業式のあれです)

電車に乗る日は欠かさず、カバンの中に忍ばせていた本を読み、ふむふむと理解しているふりをしていた毎日。まあ、簡単な小説とかなら、まあまあ頭に残したり、読みながら考えたりすることはできました。けれども、専門書の入門書ともなると、『うっっっ、、、』これは一体何なんだと思いながら、とりあえず読むという習慣は必ず続けていました。それを4年間続けて、少しはましになったかなと思いつつも、読書好きの友達の語彙力には到底叶わず、、『読むジャンルの違い、読書量の差がここではっきりとわかるのか。』と噛み締めながらも、それをモチベーションにしながら、毎日読む日々。上には上がいるっていうのは、ネガティブなフレーズだと思われがちですが、僕にとっては逆でした。全部が全部モチベーションになった訳ではありませんが。

また、最初に書いた卒論なんて、ひどいものでした。確かに論文は何本か英語で読んだりとかしてましたが、何が書いていたのかさっぱりでした。知識も全くなかった僕は、当時、実験をするときでさえ、これってなんでこの実験なんだろう?確かに論文ではこの実験をしているから、きっとこれを使えば、できるのだろう。とりあえずしとくか、というレベルで実験をしていました。明確な論理や考えがないまま実験を行ったので、1つ1つの考えがバラバラというか、何か論理的に抜けているのはわかっていたけれども、それが何なのかはわかりませんでした。

そんな僕が大学院に入ったので、結果はご想像通りです。困難の連続です。ここにその困難をいくつか列挙しておきます。

・論文が読めない
・自分のしたいことが曖昧
・いい文章って何?悪い文章って何?
・文ってどうやって読んでいるの?
・そもそも文章って読めるものなの?
・えっ、先生何一体何を話しているのだろう?
・話す英語と読む英語は難易度が違いすぎる
・統計意味わからない、、、(高校レベルの数学なのに)
・コーディング??(R??何それ、、Pythonしか知らんねんけど、、)
・自分のしたい研究の位置はどこ?
・自分は何をしているの?
・アブストラクト読んだら、大体わかるの??(W*F)
etc

これだけではありませんが、1年生の時は本当に路頭に迷っていました。プラス、入学した当時はコロナが流行り始めた時なので、学校にもいけない訳で、、図書館に行って、本を借りるということもしていませんでした。院生としては恥ずべきことですね。(オンラインで論文にはアクセスできるので、それは毎日読んでましたが。)

列挙し足りないような困難を抱えながらも、2年生になりました。2年生になると、他大学の人たちは、発表していたりとすごいと思いながらも、自分も研究テーマを決めることはできました。テーマが決まったのは、ある論文を読んていた時でした。その論文というのは、Staub & Clifton. Jr., (2006): Syntacitc prediction in language comprehension: evidence from either...or. でした。読みたい方は、これをコピーしてもらい、Google か Google Scholar (スカラーって初めて綴った気がする)にペーストしてもらえると、検索に出てくると思います。

確かに決まってめでたしめでたしでよかったのですが、ここからがしんどい道のりの始まりでした。こんなことは予測できただろうか、いやできないだろう、です。(予測できただろう、研究ってここからが本番なんだろうから、、きっとそう、、、。)何が大変だったかというと、上でも挙げた自分の研究の位置はどこ?ですね。これは修士論文を書くとき(Introduction)や発表のイントロでも非常に重要です(自分の研究内容が重要なのは当たり前ですが)。これなしでは、かなり理解するのが難しいです。ストーリーとしても、論理としても。このストーリーがあることによって、自分のこの研究は、この分野のこの研究の発展なんだぞとか、このセオリーのサポートだろうとかを周りの人に知らせることができます。よって、なしでは、何それ??何がしたいの??ってなるだけです。先生たちは、僕よりもかなり知識と経験、論理を持ち合わせているので、理解してくれるかもしれませんが、それでもはちゃめちゃなものは理解不可能です。

さらに難しいことは、実験のデザインとその周辺についてを考えることでした。僕の勉強(研究)している学問というのは、科学なので、対照実験というのを元に行われます。自分の調べたい箇所だけを変えて、他の条件は全く一緒にするという実験方法です。ここまではいいのですが、実験文を考える、実験に使うソフトウェアを理解する、これらは僕にとってはかなり難易度が高かったです。先生の助けや、ワークショップを開いてくださったおかげで、何とか理解することはできました(完全ではありませんが)。理解した後は、もっと知りたいと思うようになり、他のソフトウェアについても勉強してみたり、IT分野に触れる(=ソフトウェアをジロジロと眺める)いい機会になりました。

他にも、困難があったのですが、かなり書いた気がするので、次回号にご期待ということで(次回号あるのかな??)
ここまで読んでくださってありがとうございます。


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