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「やりたいこと、やってみたほうがいいよ」アルバイトスタッフ竹島さんに聞いた、探究学舎での仕事の魅力

探究学舎ではアルバイトスタッフも大活躍しています。個性豊かなメンバーの中から、授業制作及び講師を担当するチームの竹島さんに、今回インタビューしてみました。探究学舎での仕事のやりがいや大変さ、制作の裏話など、その仕事の魅力に迫ります!

▼授業制作&講師担当チームのアルバイトの仕事内容はこちらで紹介しています。


「探究学舎との出会いと働くまでの経緯」


 ー自己紹介をお願いします!

竹島里彩子(たけしま りさこ)です。みんなからは「タケ子」と呼ばれています。現在大学を1年休学していて、来年の4月に3年生として復学予定です。大学の商学部でマーケティングなどを学んでいるのですが、美術分野にも興味があり、将来を考えて他大学へ「一度編入チャレンジしてみよう!」と思って休学をしました。が、残念ながら今年は希望編入先の応募枠が出なかったので、来年一旦復学をすることに決めました。

ー好きな方向に向かうためにチャレンジされたのですね!
ーどのような経緯で探究学舎で働くことになったのですか?

探究学舎のアルバイトは休学する前の2022年2月からやっていました。先にアルバイトしていた友人から「面白いからやってみようよ!」と誘われたのですが、私自身はこれまで教育には興味がなくて(笑)。小学校の担任の先生がとても好きだったので、当時の卒業文集には「先生になりたい!」と書いていました。でも、中学校入ってから自分が全く勉強に向いていなくて「これは無理だー!」と(笑) それ以来教育には一生触れないだろうと思っていました。でも、探究学舎で働くうちに「なにこれ!?めちゃめちゃ面白いじゃん!」と、教育分野にハマっていったんです。

ー「もう触れないだろう」と思っていた分野だったのに気づいたらハマっていたのですね。
ー最初はどんな仕事をしたのですか?

最初は中高生クラスのグループファシリテーター(授業内で子どもたちに寄り添い伴走する仕事・以下GF)をしていました。その後、今年の3月末から制作の仕事にも携わるようになりました。制作の仕事をし始めたのは、探究学舎の社員の方に、「やってみたいこと、やったほうがいいよ!」と言われたのがきっかけですね。ちょうどその頃、少しだけ制作の仕事に触らせていただいたとき「この仕事も楽しいな」と思って。タイミングよく制作インターン生を募集していたので、すぐにエントリーしました。

ー社員との会話をきっかけに、エントリーするという行動に繋がったんですね。

"宇宙開発"の授業制作中のタケ子(左)と、探究学舎の社員(たいっちゃん(一番右))

「制作してきた授業と制作メンバーについて」


ーこれまでに、どのような授業を制作してきたのですか?

最初はオンライン授業の広げるコース『微生物』の制作から入りました。
この時は、もうただひたすら実験試しまくる人って感じで(笑)。「これやって!」と言われた実験をとにかくこなして、さまざまな実験方法をの中から、より簡単に子どもたちができそうなものを探しました。でも、私が試した実験は、授業内ではほぼ使われず(笑) でも一つだけ、”酵母でジュースを作ろう”という実験が採用されて、実際に授業内で実施されました。

ー微生物の授業といえばあの”キャラ”でも登場されていましたよね?笑

授業内では子どもたちがイメージしやすいように、社員がキャラクターとなって登場することがあるのですが、ある制作担当の社員さんが「タケ子も何かになってみるか〜・・・あ、キノコ関連担当だしキノコがいいか。タケコとキノコ、いいね!」みたいなノリで(笑)。キノコのキャラとして授業内にも登場しました(笑) そのおかげもあり、オンライン授業を受けた子どもたちが、実際に三鷹教室に来たときにたくさん声をかけてくれて、とても嬉しかったです。

初めて制作に関わった"微生物"の授業ではキノコのキャラとしても登場

ーそれがきっかけで子どもたちとの距離もグッと近づいたのですね。
ー他にはこの9ヶ月でどのような授業制作や経験をされてきましたか?

他にはアート・建築・宇宙開発など、この9ヶ月で微生物含めて4つの授業制作に関わりました。業務としてはアクティビティ(実験やゲームなど、手を動かして五感をつかって体験するもの)制作と実験のほか、授業で使うスライドを作ることがメインです。

この期間で自分が学んだことは、どんなに小さいことでも全てに想いと意味を込めて作ること、その全てに一本筋を通して繋げることがいかに大切なのか、ということです。そのように作られた授業だからこそ、子どもたちもそれぞれに何かを感じ取ることができるんだな、と思います。

また、授業を実施するメインファシリテーター(授業をメインで進行する講師・以下MF)のファシリテーション力とストーリーテリング力などを学ぶことができました。これらにおいても、まだまだ修行中です。

”制作〜届ける〜伝わる”という一連の流れを全て経験できること、近くでそれを実践しているプロのお手本が見れる事は、自分にとって学びが深まっているなと感じます。

ー制作のチームメンバーは毎回同じ人たちなのですか?

チームメンバーは授業テーマ毎に毎回違います。なのでいろいろな人たちと働けることも良い経験の一つですね。最初から手取り足取り指示してくれたり一緒に手を動かしてくれる方もいれば、自由に自分のやりたいことを全部やらせてくれる方もいて、チームによって多種多様です。探究学舎の人全員に共通しているのは、面倒見がいいというか、「最後、責任持つから」というのは共通して言ってくれますね。怒られる時もあるけどそれも理不尽に怒られる事は無くて。一緒に悩んでくれる。だから自分も頑張ろうと思えますね。

ーみんなやり方は違えど本気で、向いている方向は同じなのですね。

「実際の働き方について」


ー実際の一週間の働き方はどのようなものでしょうか?

私は現在週3で活動しています。制作業務に関しては休みの日を自分で決めています。探究学舎では制作以外にも、中高生クラスのGFやオンラインの授業配信サポートなど、社内の他のアルバイト業務にも携わっています。
オンライン授業制作に入ったときは、一日中スライド制作していたり、実験し続けていたりしています。授業内アクティビティ制作だと一日目でどれをやろうか考えてちょっと試したりして、うまくいきそうだと思ったら二日目はそれをうまくやれるように詰めていったりしています。これらは一人でやるときもあればメンバーとやるときもあるので、基本的にはセルフマネジメントが重要だと思っています。

ーしっかりサポートもしてくれるが、セルフマネジメントが基本なのですね。そういった力も養えそうですね。

"微生物"の授業制作中の一コマ

「この仕事のやりがいと大変なところ」


ーさて、ここまで探究学舎で働いてみて、探究学舎での仕事のやりがいなどは何がありますか?

子どもたちが自分に話しかけてくれる瞬間ですね!オンライン授業を受けている子たちが三鷹教室に来た際に「タケ子でしょ〜!知ってる!」って声をかけてくれたり、自分が作った実験や授業の事を話してくれたりするとやりがいを感じます。また、チャットアプリを使って子どもたちとやり取りをする中で、授業を受けたあとに、彼らがどんなアウトプットをしているのかを見ることもやりがいにつながっています。

ー大変だなと思うことはありますか?

大変だと思うことは、制作期限に追われているときです。自分の中では納得いっていないのだけど、期限に追われてなんとか形にしてリリースするときはちょっと辛いと感じることがあります。そのような状態でリリースした授業は子どもたちの反応もイマイチだったなということが多いので、もっと自分のスキルを上達していきたいと強く思います。

ー自分のやった仕事が子どもたちの反応としてダイレクトに感じられるから、やりがいも大変さも大きく感じることができる仕事なのですね。

「探究学舎の仕事に向いているのはどんな方か」


ータケ子さんは、探究学舎の仕事はどんな方が向いていると思いますか?

子どもたちに真摯に向き合える方は、すごくやりがいを感じられるだろうなと思います。これはインターンを始めてすぐの頃に「子どもたちの学びに、真摯であるべきだよ」と、社員さんがおっしゃっていた言葉がとても心に残っています。そのときの自分は、まだまだ真摯ではないなと感じましたし、他のスタッフの仕事を見ながら、時間がない中でもきちんと仕事や人に対して真摯に向き合っているな、と感じたところからもそう思っています。

あとは、小さい積み重ねを大事にできる方。特に子どもたちはそのちっちゃな経験ややり取りをとても覚えていて、その子にとって嬉しい経験として残ったりすると思います。そういう小さな積み重ねを大切にできる思いがある方が、探究学舎のどんな業務をしていく上でも大事だと思っています。

ー”小さな積み重ねを大事にする”これはタケ子さんは探究学舎に入る前から大事にしている事でしたか?

探究学舎で働くようになってから、そのように変化しました。

ーすごい、そう変化されたタケ子さん、素敵ですね!

そうですね、周りのみなさんが、素敵なんです(笑)

ーなるほど!(笑)
ー制作業務の中で小さな積み重ねが大事だなと思ったエピソードはありますか?

授業制作は膨大な量の知識や情報を、授業に合わせて沢山削ぎ落としていくんです。授業後の質問コーナーでその削ぎ落とされたものも含めて答えると、その子の探究心に火がつくことがあって。そのあとチャットアプリに自由研究を出してくれたりしているのを見ると、たとえ成果物としては削ぎ落とされたとしても、それまでの全ての積み重ねに意味があるのだなと思ったことがありました。

ー小さな出来事が子どもの琴線に触れて、大きな変化に繋がったのですね。それは小さな積み重ねの賜物ですね

どんな人が合っているか、というところだともう一つ。
学校の先生を目指している方などはもちろん得れるものがあると思いますが、私自身もそうであったように今は教育に興味がまったく無い人もやってみたら面白いんじゃないかなと思うんです。私も探究学舎に入る前までは、子どもたちに対してというよりも、授業制作そのものの方に興味がありました。「私の小さな時にもこういう授業あったらよかったな」と思っていたので。でも授業に興味を持つということは子どもたちと同じような好奇心や感覚を持っていることで、その感性を発揮すれば、子どもたちにとって、とても面白い授業を作れるようになるんじゃないかと思っています。

ーなるほど、それは面白い観点ですね。

「将来の夢と伝えたい事」


ーそんな探究学舎で働いてきて、タケ子さん自身は今、将来どうなりたいと考えていますか?

子どもたちに関わる仕事をしていきたいと思っています。先日、制作アルバイトの仲間たちで、それぞれが作った授業をテスト的に子どもたちに実施する場がありました。私は、アートとコーチングに興味があったので、絵を書くアクティビティを盛り込んだオリジナル授業を作って実施をしました。そこで、子どもたちが自由に表現をしている姿をみたり、一緒にじゃれあっていたりする雰囲気がすごく良いなと思ったので。

ー教育に興味がなかったのに、9ヶ月間でここまで変化したのは不思議ですね。

本当に不思議です(笑)。でも、本当にやってよかったと思っています。

ーでは、最後に一言お願いします!

いろいろな人に関わってほしいなと思っています。
「ちょっとやってみようかな〜」って思ったらやってみて欲しい。それがゆくゆくは自分の人生にとって大きな糧になると思います。
“興味ない分野だ”と自分の中で決めつけず、ぜひチャレンジしてほしいと思います!

ーありがとうございました!

▼授業制作&講師担当チームのアルバイトについてもっと知りたい方はこちら!

(編集:藍以・ライター:伊藤)

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