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中学生が聞く!大人の仕事観とは vol.1

こんにちは!探究学舎のホッシーです。

今回は、探究学舎の中高生クラスに通塾中の生徒数名が行なった企業インタビューと、その成果として生徒たちが作成した記事をご紹介します!

経緯

探究学舎の三鷹校舎で行われている中高生クラスにて、2021年の9月〜10月の期間で「きみの仕事編」と呼ばれる授業を実施しました。この授業は、様々な大人たちの仕事観に触れながら、中高生たちが自分なりの仕事観を作っていく授業となっています。

その際、授業に登場した様々な大人の働き方に感銘を受けた生徒たちが、自分たちで企業に連絡し、アポイントを取り、大人の仕事観を探究するべくインタビューを行いました!(すごい!!)本記事は、そのインタビューの成果物です!中高生たちの仕事観の探究をぜひご覧ください!

本文

初めまして!
多くの人の仕事観を聞いてみたい!そんな想いから、私たちは企業インタビューを始めました。きっかけは探究学舎で『仕事編』の授業を受けたことです。そこでたくさんの『大人』の仕事観を知ることができました。

そして、もっと多くの人に聞いてみたいという思いでインタビュー活動に至りました。訪問企業を決めて、依頼のメールをして、インタビューをするという一連のことを自分たちで行っています。中学生が社会に対して感じている疑問や色んな方々の仕事観について、聞いたこと感じたことを届けていきたいと思います!
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では、私たちの自己紹介から!私たちは13歳の現役中学生!

(左から、るい、せすく、みなぎ、なつき)

るい 英語ネイティブレベルを目指して勉強中!
せすく ディズニー好きカーリングにハマり中!弟大好き中2!! 
みなぎ ジャンプ好き中2です!! 
なつき まだ正直将来のことを考えることが怖いです!!
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第一回目のインタビューは ギークス株式会社 さん!!

ギークス株式会社は、ITフリーランスの働き方を支援し企業とマッチングするサービスを展開するIT人材事業、スマートフォン向けゲームアプリの企画・開発・運営を行うゲーム事業、「テクノロジー×データ」でビジネスモデル変革のテクノロジーパートナーとなり、ゴルフ業界のデジタルマーケティング支援を行うx-Tech事業、法人向けSaaS型DX/IT人材育成サービス「ソダテク」の提供やプログラミングスクール「Seed Tech School」の運営などを行う教育事業と、フィリピン・セブ島を拠点としたオフショア開発事業を展開するSeed Tech事業を展開しています。

vol.1 「一人ひとりとの対話」 

 成末千尋さん
ギークス株式会社 取締役 IT人材事業本部長

温かくインタビューに答えてくださった成末さん

Q 今の仕事についたきっかけは何ですか? 

A 元々「お金を稼ぐ」より「会社を良くする」ということに興味があったの。だから、ブランディング・広報・マーケティング・採用という分野のお仕事をしてきたんだけど、あるとき社長から「本部長としてIT人材事業本部を担当してくれないか?」ってお声をかけてもらったのが、今の仕事についたきっかけ。当時の仕事が好きだったし、やりがいも感じていたから、異動するのは正直「やだー」って思ったの。

でも、まずはちゃんと知ることからだなと思って、社員全員と対話をすることから始めたんだよね。一人一人と1時間くらい。どういう組織にしたいかとか、どういう自分になりたいかといった話をして「じゃあこんなふうに頑張ろうね!」って、目指すものが分かり合えるようになった。そういう意識統一というか、それが一番苦労したかな。でもそのおかげで、はじめはネガティブに感じていた仕事が、どんどん楽しくなっていったんだよね。

るいの感想>>
集団で何かを成し遂げる時に一人一人の意見や気持ちをどう扱うか、というのが思っていた以上に大変で、でもその分、自分と他人の間の信頼や大きな達成感にもつながると思うので、意見を聞くのも言うのも大切なんだと感じました。

必死にメモをとる

Q 仕事とか働くことについて考え始めたのはいつですか?

A 何になりたいのか、何をしたいのかは学生時代にずっと考えてたけど、全然分からなくて。実は、今の仕事もこれがベストかはまだわからないなあ!ずっと探してる感じ。だからもしかしたら、これから全然違う仕事につくかもしれない。

なつきの感想>>
私は、将来の夢を聞かれたときにうまく答えられず、夢が答えられないといけないのかなと悩んでいましたが、ずっと探し続けているという話を聞いて、自分が生きていく人生だから模索して行けばいいのだと感じることができました。

Q 今の世界の社会問題は何だと思いますか?

A 今は色んなものが手に入っちゃうから、あんまり考えなくても良い世の中だよね。分からないことがあってもインターネットで調べたら出てくるし、何もなかった時代より、自分の頭で考える事が減っているのかなとは思うかな。あと、それに伴ってやる気が無くても色んな事ができちゃうから、「それって本当に幸せなの?」とも思う。

みなぎの感想>>
たくさんの情報が簡単に手に入ることは便利で、いろいろなことを知るという点では優れているかもしれないけど、だからこそ調べる過程にある「思考」が省略されてしまうのではないかと思いました。

Q 仕事の対価は何ですか?円グラフで教えてください。

このタイミングで、ご自身の仕事の対価を円グラフにしてもらいました!
成末さんの仕事の対価の円グラフ

A 大きく三つあるんだけど、まず一つ目がメンバーたちとの『一体感』。仕事以外の生活の中で、大人数で一体感を感じられることってなかなかないと思うから。

二つ目が、自分がこの世界に存在してていいんだっていう『存在意義』。例えば家でずっと動画を見てても自分の存在意義はわかんないけど、仕事して社会と繋がっているからこそ、自分が生きている意味が見えてきたりするかなと思う。

最後は、仕事をやり切ったっていう『達成感』。こういうのが私の中での成長とか喜びとか幸せに繋がっているなと思ってる。だから結局、仕事って幸せを感じる手段かもしれないね。

仕事の対価について丁寧に説明してくださいました

せすくの感想>>
仕事は自分で選ぶことができるし、たとえ同じ仕事でも、人によって価値観は違う。だからこそ、自分の仕事観を大切にして他の人の仕事観を尊重できる社会にしたいと思いました。

Q 最後に、将来が不安だと思っている今の中高生にアドバイスお願いします!

A 食わず嫌いにならずになんでもやってみること。自分で何かやるって決めたら絶対やり遂げること。それを続けていくと、自分の好きな事とか嫌いな事が見えてくると思うから、自分の将来の方向性も見えてくる。

あとは、やり続けている姿を絶対誰かが見てくれていると思うので、そうすると何か仕事が舞い込んできたりとか、任せたいって言ってくれる人がいると思う。だから、自分の中だけで完結せずに、周りの人が見てくれてると思ってやり遂げる、色んなことにチャレンジする事が大切だと思います!

★成末さん、ありがとうございました!!取締役という会社のリーダーの方にお話を聞くことができてうれしかったです。まだまだやりたいことを探し続けていいんだなというのも発見でした。自分が楽しいと思えることをわたしたちもみつけたいなと思いました。

次回は第2回目、ゲーム開発などを手掛けるG2 Studios株式会社のみなさんのインタビューをお届けします!

おたのしみに!

とてもおしゃれで夜景のきれいなオフィスでした! 

▽第2回の記事はこちら▽

お知らせ

記事を執筆した生徒たちも通う中高生クラスでは、二ヶ月に一度、体験授業も実施しています。詳細は以下のホームページからご覧ください!

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