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「ホステス求ム」

気になる・・0070【選-29】2005年1月24日 (月)

 昔、ここは「スナック」と呼ばれていた場所である。破れたテントに、店名の一部がかすかに残っている。
 閉店後、改装されることもなく、かといって解体もされず、なすすべもなく、すべてに取り残されて、ひっそりと時を過ごしている。
 ガラス窓に、かつてこの店が盛業中だった頃の面影がある。白いテープで直線的に書かれた文字。「ホステス」という職名が、昭和の時代を物語る。(「歴史街道」のナレーション風にお読みください)

テープ文字フォントが逆に新しい

【気になる】シリーズは散歩の途中に見つけた、何でもないようなものを何とかして面白がってみようとする、写真と小話のコラボ企画です。
『tanpoPost』に2004~2011年にかけて不定期連載した投稿記事から、ランダムに【選】としてご紹介します。お付き合いいただければ幸いです。
※なお当時のWEB環境の関係で画像が小さく見づらい場合があります。ご容赦ください。

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