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自助グループのシェアのカラーは、ファシリテーター次第。

普通に言うにはばかられそうな、ドロドロを、同じ当事者の自助グループの安全の中で、分かち合うと、誰にも理解されないと信じていた、心のシコリが、ジワーっと溶け出して、つながりの中で生きている世界観に、視野が大転換する、、、それは、今まで見てきた狭い世界観は、なんだったの?というくらいの、芯まであたまったわーな露天風呂。長く浸かり過ぎると、のぼせるから、一定時間で、切り上げて、風呂から上がって、社会生活する。

わかる人にだけわかる闇やドロドロをシェアする有料のグループがあり、最近は、zoom自助グループも多くなった。

長く在籍した自助的グループは、男性専門家の強力なサポート付きだった。そのグループで、シェアする時のモットーやカラーは、不幸や問題や病気を面白がってシェアするというものだった。お笑い芸人が、自分の欠点や失敗を、自虐ネタにしてブラックな笑いをとり、そんなことがあっても生きていてよいですか的な悲劇か喜劇かわからないテイストのシェアをするカラーがあった。

最近、同じような課題の自助グループで、ファシリテーターが堅実な当事者キャリア女性の会に参加して、カルチャーショックを感じた。というのも、先述の自助グループで身についた、ヘラヘラ自虐ネタで自分の不幸を面白がるテイストで同様の悩みを話すと、女性ファシリテーターに、注意されたからだ。
えっ?こうゆう悩みネタは、自虐で面白がるようにシェアするのが文化的じゃないの?と、私は混乱し、カルチャーショックだった。
(ヘラヘラ笑って誤魔化さないで。ナイーブな自分の課題なんだし、もっとまっすぐ真剣に自分の人生にとりくもうよ)
ガーーーン!
(世間話の場なら、それでいいけど、ここは、その課題を、皆でなんとか乗り越えていこうよ、という真剣な道場なのよ。1人だけ、ヘラヘラしないでくれる?)
ガーーーン!

ファシリテーターが変われば、グループのカラーもシェアのスタイルも、こんなに変わる、、、ということに、青天の霹靂なみに驚いた出来事でした。

それは傷つくというより、当事者の女同士の真剣勝負、ハードボイルドな直球の愛のことばに聞こえました。貴女のことを信じているからこそ、直球をしかと受け止めよ!と思う心。私は、ヘラヘラ笑っていた背筋を伸ばし、(部長!すみませんでした。もう一回、強めのサーブお願いします!)みたいな。部活の青春は過ぎても、中年以降の女同士のスポコン、アタックナンバーワン的な青春やり直し道場だ。

マニュアル化されてない分野は、同じ材料でも、人の数だけ、違うカラーがあり、それはファシリテーターの性格や試行錯誤のプロセスにより、個性があり、参加メンバーにも踏襲されるもんなんだ、、、と、わかりました。


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