トスカーナの休日　＃映画感想文

テレビの映画番組で放送されたものを録画して、何回も何回も繰り返してみた作品です。

自分がダイアンレインをすごく好きだっていうことをこの映画を見て知りました。彼女が主役でなかったらこんなに何回も見ていないかも知れないと思います。顔だけではなくて動き方、表情、話し方、声、全部好きでこの映画が魅力的だということの大きな理由は主演を務められたダイアンレインにあると言ってもいいような気がします。

そのくらい美しくて、それだけではなくて一人の人ととしてとっても素敵。

でも、そんなダイアンレインが演じる主人公の女性作家さんはご主人に浮気をされて離婚することになってしまうのです。ご主人は浮気相手の女性との間に赤ちゃんもできてしまっている。
・・・なんて残酷なことなんだろう？と思います。そしてその女性作家も離婚した後ものすごく落ちこみます。

その状況を見た彼女の友達からイタリアのトスカーナへの旅行をプレゼントされて出かけるところから彼女の新しい人生が始まっていくのですが、本当に波乱万丈で、でも素敵な人達との出会いがたくさんあって、彼女は離婚のショックから救われ、自分自身と向き合ったり新たに出会った人たちと交流することで自分の世界を広げていきます。

美しい景色と豊かな自然とそのままの姿で生きている沢山の人たちと。

知らない国で知らない人たちの中で、彼女は生きて新しい人生を作り上げていくのです。

わたし自身には絶対に実現できないであろうと思う彼女の経験を映画を通して見ることで、その時々のつらい気持ちを浄化させて通り過ぎてくることができました。

だから私はこの映画にとても感謝しています。

そうして本当に心からこの映画がとても好きです。

印象的な場面はたくさんあります。
トスカーナの景色は本当に素敵で、お隣の家のご家族との交流も楽しそうです。
そのお隣の家のおばあちゃんが、インターネットで知り合った男性に年齢を知られて振られてしまうというエピソードは、ほんとにすごい…って思ったし、お隣のおうちのオリーブの実の収穫を手伝う場面も素敵でした。

つらいことに執着していつまでも苦しんでいるのではなくて新しい世界を見つけて進んで行く。素敵だと思いました。

ただこれは映画の中のことなので、現実にはなかなかないようなことばかりの連続です。

それでもそういうお話の中で、しおれていく花のようだった主人公の女性の人生が力を取りもどしていき新しい花を咲かせようとしていく過程を見ることができて嬉しい気持ちになれたから、自由のない中でもがいていたわたし自身も救われました。

そういう感じです。

見てた方がいらっしゃったらご意見お聞きできるとすごく嬉しいです(#^.^#)