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いろんな視点から感じて理解してもらいたいにです!という意気込みを伝える類書を発見

作りたい本のイメージを1冊で伝えられる本は無いかなと思い、本屋さんや図書館を徘徊してようやく発見。

今まで、部分的な類書、つまり「この本のこういう表現方法も取り入れたいです」は見つけてきました。が、写真とか、図とか、イラストとか、文章とか、ページそれぞれにこんなふうに入れ込みたいんですよ!と一冊渡して説明できるものが無かったんですよね。

初めての本づくりなので、そういう、手っ取り早く「なるほどねー!」と言ってもらえるようなものが欲しいという。


ちびっこに混ざって児童書コーナーを徘徊

「この表現方法は真似したい」という本にはひきつづきちょいちょい出会えていまして、たとえば図書館で借りてきた以下の本もエッセンスとして取り入れたいなと思っております。

写真を中心にお仕事を紹介する『密着!お仕事24時 3 農家の1日 三つ豆ファーム』

ページ開くと、9割ぐらいが「お仕事の写真」。働く人、仕事の現場、作っているものなどダイナミックに載せられています。

写真だけ見ていても楽しい良し、単純な消費者としてだけでは、なかなか覗けない世界を観に行けます。

『未来をつくる仕事図鑑 第2期|第3巻 美しい地球を守る』

『キャリア教育に活きる! 仕事ファイル (37) アウトドアの仕事』

上記二冊も参考にしたいです。
仕事に就いた背景ややりがい、仕事の意義が分かりやすい言葉や写真と一緒掲載。

「仕事ファイル」のほうは、読者である子どもたちに向けて、「この仕事を目指すなら、今何ができる?」が書かれていてちょっと感動。子どものころにこの本に出合いたかったな~!特集に対しての社会背景の解説も掲載されていました。

「仕事図鑑」のほうは、紹介している仕事がちょっと難しいのですが、「何をやっている仕事か」「この仕事があることで、世の中にどんな影響を及ぼしていくか」を簡潔に伝えていていいなと思いました。

昼間の図書館、親子が本探しに勤しむ中、申し訳ないと思いながら探し回った甲斐があったもんです。

「親子」という2人以上の「組」が1つの区画に集中しやすいから、児童書コーナーって他のエリアよりも人口密度が高いんだなと思いました。
ごめんね、メインターゲット外の人が紛れ込んでしまって….

"あの"旅の本を参考に。TRANSITを買いました

で、図書館の他、本屋さんも徘徊し続けて発見したのがこちら。

TRANSIT 61号 いつだってイタリアが好き!

有り体に言えば「旅の本」。仕事の本じゃないです。

ですが、テーマに対して様々な視点で掘り下げ、いろいろな方法で表現しているのがすてきです。
表現方法×テーマで、自分の興味のある部分、読みやすい部分から入っていけるのが良い….!
未知の世界を知ってもらうのにはうってつけなのでは….と思います!

大きな本屋さんの旅行雑誌コーナーに行けばだいたい置かれているので、ぜひ見てみてください。

個人的な好みで言うと、インド・バングラディシュの特集が欲しかったです。バックナンバーがいくつか並んでいたなかで、これが一番写真のパワーが強かった….!

が、イタリア特集のほうが、情報の表現方法のバリエーションが多かったのでこちらを選択。図を眺めてるだけでも面白いんですよね。

いろんな視点から理解してもらえるように

実は今まで取材・執筆・撮影を続けてきました。主に文章と写真でコンテンツ掲載していましたが、経験を重ねるごとに、何かをを紹介するときには

「人によってインプットしやすい形式が違うはず」
「情報の内容によって伝えやすい形式は異なるはず」
「グラフィックには速さ、文章には深さがある」
「いろいろな視点から眺めて、やっと対象の本質が見えてくる」

みたいなことを意識する必要があるんじゃないかなと思いました。
で、それを実践するために今回の本づくりをしています。

(企画作りとか広報とかもちゃんと意識したいのですが、今それ書いていると長くなりそうです)

「上手く理解してもらえない」とか「決めつけられる」状態が苦手なんですよね、自分に対しても他者に対しても。

自分が何かを説明したとき、「要するに〓〓でしょ?」と雑に決めつけられてしまうと「そうですね!(違います、それ全然要してないです!)」と思ってしまう……それは特徴の断片をつまみ上げただけだーッ!

※もちろん、一旦「要するに」の理解を皮切りに深めていくながらがあることも重々承知しております。会話を整理するためにも使いますしね!

人や仕事、会社のことを、簡単に分かった風にはなりたくないし、なんだろう、どうしてだろうと問いかけを続けられたらなあとか思ってるんすよね。

「仕事」を対象としたときも、表面の分かりやすい部分だけ見て、価値や内容を決めつけられてしまうのも、なんか違うよなあと感じています。業種によっては、業界のイメージばかり先行しちゃったりとか、そのせいで具体的にどんな人がどんな仕事しているか理解されていなかったりとか……

1つのことを、たくさんの切り口や、それに適した表現方法で伝える、ってめっちゃお金かかるな、やばいっすこれ(初めての本づくりでやることじゃないかも)と思っています。素直に文字だけにしとけよ、と。

ですが、そんな「理解したい、理解してもらいたい」みたいな気持ち、取材へのモチベーションを使いながら、本を作っていこうと思います。

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