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我が家がなぜシニアの保護犬を家族に迎えたのか

先日、我が家のワン子の事を少しだけ書きました。

■私の実家には常に「犬」がいた。

「犬は太古から人間のパートナーです。」みたいな言葉をよく耳にするが、
我が実家はまさにそれを地で行っており、爺さんのそのまた爺さんの・・・みたいな頃からずっと犬を飼っていたらしい。(まあ、昔の犬といえば家族というより番犬で、まさにパートナーですね)

そんなわけで、私も物心ついたときには既に「犬」という動物が非常に身近だったのである。
かわいくて、健気で、感情豊かで・・・
こんな素敵な動物をよくぞパートナーにした!!
犬を初めてパートナーにした太古の人に心からお礼を言いたい。

だからこそ私は、太古の人同様、絶対的に「犬」をパートナー(番犬ではなく家族)として迎えたかったのである!!(!を思わず2個も入れてしまった!力が入る)

■そんな私の前に強敵が現れた。

夫である。
私が「犬を飼うぞ!」と息巻くと、必ず夫からテンション爆下がりの反対意見がぶちかまされるのだ。

「俺も昔、実家に犬いたけど、俺全然興味ないし~~」
「犬なんて飼ったら抜け毛とか酷いじゃん。吠えるし。うるさいし。適当な場所で勝手におしっことかするし。」

これで何度対立したことか。頼むからその口を思いっきりチャックで閉じてくれ。
でも最終的に私がブチ切れて夫が折れたため、ついに!ついに!犬を家族として迎えるスタートラインに立てることになったのだ!!太古の人たち、ついに私もやりましたぜ!!

■どんな犬を迎えるか?

私の譲れない条件は
●保護犬であること
●成犬であること

この2つだった。

保護犬であること、これは絶対的に譲れない条件だった。
「保護犬」という存在を知ったのは今からもう15年以上前のことになる。
当時一人暮らしをしていた私は、
「もし犬を飼うなら」という妄想が突如大爆発し、Google先生に質問しまくったのである。(ペット不可の物件に住んでいたから妄想がすごい)
そしたら偶然、
「犬を家族にするなら保護犬をぜひ選択肢に入れてください」
といった言葉が飛び込んできた。

何となく、その言葉が気になってサイトに飛んでみると、
「飼い主に放棄されました」
「繁殖リタイア犬です」
「離婚して引っ越すのでこれ以上飼えません」

人間の身勝手さの何たることか。
そんな勝手な理由で貰い手がいなければ保健所にぶち込まれ、期限が過ぎたら殺処分・・・
こんな現実、受け入れられるはずがないし、間違ってるだろ!と猛烈に憤ったのを覚えている。

もちろん、それと同時にそういった犬たちを保護して譲渡にまわす「保護団体」なるものがあるのも知った。
なんという素晴らしい活動・・・ありがとうございます、と猛烈に頭を垂れてお礼を言った(頭の中で)のも覚えている。

という訳で、自分が家族にするなら保護犬。1つでも救える命があるなら我が家にカモン!!である。

もう1つの条件である「成犬」だが、
我が家は完全な共働きだ。私はせっかち&時間の使い方が下手なので、日々マグロのように動き回っているのだ。

はっきり言って、子犬を飼うには気力と体力が必要だ。人間でいえば2歳児をいきなり育てるのと同じだと思う(あくまで個人的な見解です)
トイレトレーニングがまず第一の関門である。コツを掴めば割とスムーズだが、根気も必要である。
かつ、子犬はとにかく元気で好奇心に溢れているので、いたずら大好きである。
家の中が最低限破壊されることを覚悟しなければならない。
破壊→片付け→更に破壊→更に片付け・・・(ここまで書いてすでに胸焼け)

そうなると、とてもじゃないが子犬は今の我が家には手に負えない。
・・・だし、夫がとんでもなく拒絶するのも容易に想像がついた。

このような理由で、「保護犬」「成犬」。特に、成犬に関しては若いよりもまったりしたシニア犬の方が我が家にとっては良いだろうと思った。

子犬は割と早く譲渡されやすい。どんな生き物だって子どもの頃はかわいい。子犬なんて尚更かわいい。
それは逆にいうと、シニア犬はなかなか譲渡につながらないケースも多いという現実がある。

さっきも書いたが、
1つでも救える命があるなら我が家にカモン!!である。

一応ことわっておくけれど、救える命があるなら・・・と言えども、それは誤ったボランティア感覚ではなく、
純粋に「かわいいいいい♡家族にしたーーーい!」の気持ちがまず初めにくることだけは伝えておきたい。

これらを踏まえて、私は「ペットのおうち」というサイトで家族として迎えたいワンコを探し始めたのだった。








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