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2021/1/30医はき師と鍼灸の魅力と闇を楽し樹で楽しく語りましょうの会(医はき師:寺澤 佳洋 先生)

こんにちは!楽し樹ではくららんと呼ばれております、札幌医科大学医学部5年の桐澤くららです!
今回は、1月30日に行われた、寺澤佳洋先生≪以下:てらぽん先生と呼ばせて頂きます≫の講演会について書いていきます!

この記事を読まれる方の中には
鍼灸について詳しい~!という方も、知らないことばかり!という方もいらっしゃると思うので、本題に入る前にクイズから始めたいと思います~

突然ですがクイズです。
①日本全国に鍼灸施設はどれくらいあると思いますか?
②鍼灸施設、内科系診療所、コンビニエンスストア、どれが多いと思いますか?

答えは、記事の中にあります~

ーてらぽん先生について

てらぽん先生は明治鍼灸大学で鍼灸師の国家資格を取得後、東海大学の医学部に編入し、現在は総合診療・家庭医療のフィールドをメインに多方面で活躍している医はき師≪※医=医師、は=はり師、き=きゅう師≫さんです。
複数の専門医資格に加え、グロービス経営大学院MBAも取得しており、病院やまちの経営にもかかわりながら、色んなことにチャレンジ中なのだそうです!

そんなてらぽん先生が目指しているのは、病院と鍼灸院、医師と鍼灸師をつなぐ仕組みづくり

患者、鍼灸師、医師、そして社会のためにやっていきたいのだそうです。まさにwin win win winですね。

▶てらぽん ちゃんぽん チャンネル
てらぽん先生のyoutubeチャンネルです。是非チェックしてみてください!

ーサザエさん一家が医療機関にかかるとどうなる?

例えば…、磯野家の人々がそれぞれこんな健康問題を抱え、大学病院を受診した場合、それぞれが「⇒」で示した診療科にふりわけられ、診察や治療がなされます。

波平:認知症 ⇒神経内科
フネ:腰痛 ⇒整形外科
サザエさん:そろそろ2人目…、ということで妊婦検診 ⇒産婦人科
マスオさん:うつ傾向 ⇒精神科
カツオ:風邪 ⇒内科
ワカメ:便秘 ⇒消化器科
タラちゃん:最近夜泣きがすごい… ⇒小児科

てらぽん先生のように総合診療や家庭医療を専門とするお医者さんは、これらすべてのファーストタッチを担うことができます。もちろん、手術や複雑な薬物治療が必要になったときはしっかり専門家につなぎます。

さらに鍼灸師というのは、上述したような磯野家が抱える健康問題のすべてに寄り添える可能性があるというのです…。

ー地域のヘルスキーパーとしての鍼灸師の可能性

日本全国に鍼灸施設は約6万か所あるそうです。≪クイズ①の答え≫
ちなみに、大手三社を合計し概算したコンビニエンスストアの数は全国に約5万か所で、内科を標榜する無床診療所は約6万か所。

出所のデータの年数が若干異なるものの、これらデータから鍼灸院は内科系診療所と同等数で、コンビニよりも少し多いことが概算できます。≪クイズ②の答え≫

地域の健康向上のため、この大きなリソースを使わない手はありません。
しかし、現状はどうかというと、医療機関とうまく連携できずに、力を発揮できていない鍼灸師、鍼灸施設も多いのだとか。

医師・病院と鍼灸師・鍼灸院が手を取り合い、良い医療と良い社会のために、コラボレーションしていける世界が一日でも早く来ればいいですね。

ーそもそも鍼灸とは?

鍼灸に興味があって勉強したいと思っていても、なかなかとっつきにくい、どこから勉強していいかわからない、という方も多いのではないでしょうか。それもそのはず、鍼灸には、様々な流派が存在し、使用する器具や治療戦略に、非常に幅があるのです。

今回の講演では、てらぽん先生が以下の観点から鍼灸についてわかりやすく、そして面白く解説して下さいました。何から学び始めればいいかわからない方にもおすすめの講演です。

・What (鍼灸ってなに?)
・Who(だれが施行するの?/だれに施行するの?)
・When (いつやるの?)
・Where(どこで受けられる?)
・How(どのように)

私自身も、この講演を通し初めて学んだことが沢山あります。恥ずかしながら鍼灸師が持つ「はり師」「きゅう師」は国家資格であること、病院付属の施術所があることは今まで知りませんでした。本当に貴重な学びの機会だったなと思います~

こうして西洋医学と東洋医学、医師と鍼灸師、医療と地域など、さまざまな分野の潤滑油として尽力し、どんどん素敵な架け橋をかけていくてらぽん先生の活動から今後も目が離せません!また素敵なお話を聞ける機会が楽しみです。

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今回の講演は、楽し樹のグループ内で限定公開されている動画で無料でご視聴いただけます。笑いあり学びありの本当に素敵な講演で、ここにかけなかった内容もまだまだたくさんあります。ぜひ、ご視聴下さい!

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