見出し画像

ターキーの焼き方

クリスマスのご馳走といえば七面鳥の丸焼き。ムリムリ?案外できちゃいますよ。自分で焼けばターキーの骨でスープの楽しみも数日続きます。お店のターキーレッグや、まずチキンで丸焼きを試してみるのも楽しい。(12/25追記)

1、あるアメリカの家庭のターキーの焼き方
2、ターキーの残りで作るスープ
3、チキンでやってみよう!

1、あるアメリカの家庭のターキーの焼き方

これはアメリカ人に嫁ぎ、アメリカ人として生き、3人の娘を育て上げた自慢の伯母のレシピです。全体をアルミホイルで包むので、焼き上がりが驚くほどジューシーですが、大きなターキーを包めるようなアルミホイルは日本ではなかなか見つかりません。「鳥の大きさに合わせてつなげて大きくする」と書きましたが、破けやすいです。できるだけ厚めのホイルを使ってください。

1・丸鶏はしっかり解凍する。7キロの冷凍ターキーの場合、冷蔵庫で最低4日は解凍する。
2・包装を外し、首とお尻側からレバーや砂肝、ネックミートなどを取り出す。それらをさっと水洗いして、たっぷりの水から煮出す。後ほどグレイビーに使う。
3・オーブンを200度に予熱する。
4・ターキー全体を塩でこすりながら洗う。外側だけでなく、内側も洗っておく。(大して汚れてはいない)
5・塩を水で洗い流したら、全体にハーブソルトで味付けし、スタッフィングを詰める。
6・スタッフィングがこぼれないように形を整え、タコ糸でしばる。
7・アルミ箔を鳥の大きさに合わせてつなげて大きくする。
8・大きくしたアルミ箔の真ん中に鳥をお腹を上にしてのせ、アルミ箔で包む。
9・200度のオーブンで4時間くらい焼く。
10・一、二度オーブンから取り出して肉汁を小鍋に取っておく。2の鍋に一緒にしても良い
11・調理用温度計をモモ肉の真ん中辺に刺して測る。お肉が75度(165°F)以上になるまで焼く。
12・食べられるくらい焼けてきたら、焼き色を調整する。アルミ箔を開けて、全体にオリーブオイルをかけ、火が当たるようにする。
13・焼けたら、15分休ませてから切る。
14・休ませる間に取っておいた肉汁と、小麦粉、鶏ガラスープの素、ネックミートなどの煮汁をだまにならないようよく混ぜ、煮立て、グレービーを仕上げる。少しの牛乳で色付けをする。

スタッフィングの作り方

・玉ねぎのみじん切り
・セロリのみじん切り
・人参のみじん切り
上記三つそれぞれ1カップずつをオリーブオイルで炒める。

・フランスパン1cm角切り2カップ
・クルミ1カップ
・りんごみじん切り1カップ
ハーブ類
(タイム・セージ・ローズマリー、胡椒)
全てを合わせて出来上がり。

2、ターキーの残りで作るスープ(追記あります)

きれいに食べても山のように残る骨、骨、骨!しかもまだ身もついています。ターキーレッグの骨も捨てずにスープにしましょう。

  1. 玉ねぎ、にんじんなどシチューに良さそうな野菜があったら刻んで入れましょう。

  2. 残っている骨、食べきれなかったお肉を先程の野菜と一緒に煮込みます。コトコト1〜2時間弱火でじっくり煮ましょう。

  3. 骨を取り除きます。冷めてから使い捨て手袋を使って手で取るのが一番簡単です。※追記: 骨は取りきれないので、ざるなどでこし取ったほうが安全です。お魚を食べ慣れている人なら大丈夫かなぁ。

  4. さて味付けですが、塩胡椒やブイヨンで透明に仕上げて、アルファベットマカロニを入れるのがアメリカ風ですが、私の好みはホワイトシチューのルーを使う方法です。普通にシチューを作る要領で、ルーの量を半分くらいにします。さらっとした美味しいスープに仕上がります。

3、チキンでやってみよう!

冷凍のチキンの丸鶏なら手頃なお値段で入手しやすいのではないでしょうか。調理法は上記のターキーとほぼ同じですが、詰め物をしなくても大丈夫。解凍にしっかり時間をかければ(1kgくらいなら冷蔵庫で1〜2日くらい)身のパサつきを抑えることができます。

アルミホイルでふんわり包んで、200℃に予熱したオーブンで2時間くらい焼きましょう。調理用温度計は是非お使いください。お肉の中心部を74℃で1分以上加熱することで安全に召し上がれるとのこと。

クリスマス以外の”普通のご飯”の時に始めよう!

クリスマスはみんなの期待も大きいのでプレッシャーです。
冷凍チキンがお手頃価格だった時に、まず普通のヤキトリの延長のつもりで作ってみましょう。味付けもハーブソルトで簡単に済ませましょう。下味をつけるとか、タレを何回も塗るとかそれはおいおいということで、ちょっと偉そうな焼き鳥よ〜とか言いながらとりあえず挑戦してみましょう!
Enjoy!!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?