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イッテンゴ ライガー引退試合 初のIWGP2冠戦

あれは去年7月。プロレス好きのNさんからLINEで「久々の観戦、いかがでしょう?」と。その後に書かれていたのは「獣神サンダー・ライガー引退試合」。

僕もプロレス好きでして。プロレス中継がゴールデンタイムに放送されていた”昭和プロレス世代”。新日も全日も全女もかかさず観てた。特に大好きだったのが初代タイガーマスク。僕にとっての"スーパーヒーロー"。”爆弾小僧”ダイナマイト・キッドや”虎ハンター”小林邦昭との闘いに夢中になった。小学生の頃は休み時間になると校庭の砂場でプロレスごっこで遊んでたし。

そんなわけで行ってきた”イッテンゴ” WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム。

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苦しい時期があった新日本プロレスが東京ドームで2DAYS開催できるってのはよくぞここまで盛り返したよね。

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午後2時過ぎに東京ドーム周辺に着いてNさんと合流。とりあえずグッズ売り場をのぞきに。ライガーグッズで何かあるかな?と思ったけど、すでに割りと完売。まあこれはしょうがないよね。その他のグッズも見て回ったんだけど、結局買ったのはパンフレットのみ。ひかれるグッズもあったんだけど「買っても使うの今日だけで普段使いしにくいよな」とか冷静に考えちゃって。日常でも使いやすいデザインのグッズがあると買いやすいんだけどね。

そろそろ行こうかと東京ドームの中に。で、一苦労したのが「座席探し」。

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チケットを見ながら座席を探していたけど、さっぱりどこだかわからず。場内スタッフの人に聞いて移動して、それでもわからずまたスタッフの人に聞いて。そこで「アリーナなのであちらから下りて…」と言われて初めて「アリーナ席なんだ」と気づく。チケットにも「アリーナ」って書いてあったんだけど…。チケットを購入してくれたNさんも「あれアリーナか。スタンドのつもりだったのに」なんて感じで笑。

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備忘録として書いておくと、初アリーナだった今回の座席はアリーナB。
良かった点は、割りとリングに近い。選手同士がぶつかり合う音や打撃の音が聞こえたり、場内の熱気が感じやすい。それと退場する選手をすぐ近くで見られた。

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逆に不満を感じた点は、スタンドに比べればリングにかなり近いんだけど、座席がフラットなので前に人が座っているからとリングが見にくい(今回は20列だった)。場外戦や寝技の展開になると見えない。せっかく会場に来ているのに気がつくとリングではなくモニターで試合を観戦してしまう。悪い席ではないと思うけど、いかんせん東京ドームはキャパがデカいからね。
今度また観に行くとしたら「ちょっと奮発してもっとリングに近いアリーナA以上」か「遠くても試合全体を観られるスタンド席」にした方が良さそう。

さてその後、”座席集合”だった2人とも無事合流。

第1試合が早速のライガー引退試合。

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デビューが1989年の東京ドーム、そして引退試合も東京ドーム。こういう物語性がプロレスの面白さの1つ。

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ライガーの弓矢固めからのロメロスペシャルには、なんだかうれしくなった。こういうクラシックな技はステキ。掌底やパワーボム、垂直落下式ブレーンバスターなどライガーらしさを見せてくれたけど、最後は高橋ヒロムに3カウントを奪われて敗戦。

この日のライガー引退試合を観て思ったことが2つ。

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1つは、ライガーの引退試合は前の日の「Ⅰ」とこの日の「Ⅱ」の2試合あって、引退セレモニーは次の日に別会場で。つまり"引退イベントが3日間に分散"されていたわけで。より多くの人に引退を観てもらいたいとか興行的なこととか主催者側の考えはわかるけど、僕的には"試合からセレモニーまで観れるように1日にまとめて欲しかったな"と。もしくは"ちょっとしたセレモニー"でいいからやって欲しかった。なんか"ライガーの引退試合を観に行った感"がすごく薄く感じてしまった。

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2つ目は、ライガーの引退試合の相手をリュウ・リーと共に務めた高橋ヒロムの立派さ。天龍の引退試合を観に行った時も、相手を務めたオカダの素晴らしさを感じたけど、今回のヒロムも素晴らしかったなと。大物やベテランの引退試合の相手って難しいんじゃないかなと思うんだけど、敬意を込めながらもガッツリいく感じが観ていて気持ち良かったし、しっかりとバトンを受けるような見事な闘いだったと思う。

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第4試合の後には、サプライズで登場した鈴木みのるには場内大歓声。

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"これぞプロレス"的な試合後の乱入で、こういうのは盛り上がる。

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第6試合に組まれていたのが飯伏vsジェイ・ホワイト。飯伏は好きな選手なので生観戦してみたかったんですよ。

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試合は外道の介入で壊されて僕的には消化不良だったけど、まあこれもプロレス。今度はタイトルマッチとかで飯伏の試合をまた観戦したいな。

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メインは、IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカとIWGPインターコンチネンタル王者の内藤哲也による”史上初の2冠戦”。

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会場の声援の感じだと内藤の方が人気あるみたい。海野レフェリーが両手を上下させて"どっちの声援が多いか"の判定も内藤の方が上だった笑。試合はお互いの得意技を繰り出しあって激しい試合に。会場も大盛り上がり。勝って史上初のIWGP2冠王者になった内藤がリングの上からオカダに呼びかける。それに対してオカダは拳を突き上げて応える。また新しいストーリーが始まる。んー、プロレスってこうして続いていくんだよね。

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最後は内藤の"大合唱"で大会をしめる、・・・と思ったら。

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まさかのKENTAの乱入・襲撃。

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会場は大ブーイング。こういうのってプロレスではよくある展開だけど、第5試合で後藤に負けたKENTAじゃ説得力がね。とはいえ、これでまた1つストーリーがつくられたわけで。

久しぶりのプロレス観戦だったけど、やっぱり楽しい。今回の東京ドームみたいな大会場もいいけど、リングの熱をもろに感じるような程よいキャバの会場もいいんだよね。
また見に行く機会があるといいな。

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