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資本主義社会を生きるということ

こんにちは!たんこぶです。

最近いろいろな就活系サービスに登録しているので、日々大量のメールが来ます。

「5分で簡単!適職診断」「体育会で頑張るあなたへ 特別なオファーのご案内」みたいな類のやつです。(ちなみに僕は体育会とは無縁の大学生活を送っています)

またXを開くと、「自己分析不安な就活生の相談乗ります!公式ラインから連絡ください」みたいな投稿で溢れています。

別に就活ビジネスを批判するつもりはありません。同じような不安とニーズを持っている集団がいれば、そこにビジネスチャンスを見出すのは自然というか、当然だと思います。僕も副業をしようと奮闘した経験があるので、人のことを言えたものでもありません。

僕の副業挑戦についてはこの記事をご覧ください。

就活だけではありません。街を歩くと、たくさんの人たちがありとあらゆるところで、ありとあらゆる手段でビジネスをしています。もちろん直接目に触れる人以外にも、たくさんの人がビジネスをしています。カフェに入ると、レジ係の大学生がいて、バイトを束ねる店長がいて、月に数回エリアマネージャーがきて、本社ではお偉いさんがマーケティング戦略やら経営戦略やらを練っています。みんなビジネスをして、お金を稼いでいます。

僕の周りの人はみんなお金を稼いでいます。ここでいうお金を稼ぐとは、ふた通りの意味があります。
一つは、サラリーマンやバイト、パート、経営者など自分でお金を稼いでいる人。
もう一つは、自分でお金は稼いでいないものの、役割に応じてお金をもらっている人。専業主婦(夫)の方は家事・育児の対価としてお金を受け取っているとします。ニートをしてる方も、「息子」「娘」という役割に応じて、実家に置いてもらっていると言えます。

そう考えてみると、僕は「お金を稼いでいない」人、つまり「お金なしで自立している人」に出会ったことがありません。資本主義が高度に発達した日本にはそんな人はいないのかもしれません。

先に断っておくと、僕は社会主義を信じているとか、何か極端な思想を持っているわけではありません。ただ、純粋に興味を持っているのです。ジャングルの中で自給自足の生活をしている人は、毎日を何のために生き、何に希望を見出しているのでしょうか。

最近、ベーシックインカムという言葉を耳にすることが多くなりました。簡単に言えば、人間がギリギリ生活できるくらい(月8万円とか)を政府から支給するという政策だと理解しています。もしベーシックインカムが実現したら、我々は果たして仕事をする、つまり「お金を稼ぐ」でしょうか。それとも最低限の生活の中で、何か喜びや希望を見つけるのでしょうか。

どちらが良いとか悪いという話ではないと思います。いずれにせよ、僕は「生活のためではなくやりたいからやる。」そう断言できるような仕事を見つけたいと思っています。それが、資本主義社会を生きる僕の、社会へのささやかな抵抗です。

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