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大学に行く意味は、自分と向き合うこと

「なんのために大学に行くの?」

こんな疑問を持ったことのある、または持っている方は少なくないと思います。

何を隠そう、大学一年の頃、受験で燃え尽き症候群になった僕も、同じ疑問を抱いていました。

学問のため。資格のため。サークルのため。遊びのため。

例えば看護学部とか栄養学部とか、国家資格の取得を目指す学部では、学問や資格のために大学に通う方もいるでしょう。

一方、僕のように特に資格を目指すわけでもない文系大学生はなんのために大学に行くのでしょうか。

もちろん、僕が今専攻している学問分野には自分なりに興味を持っていますが、「その学問をやるために大学に来たんだ」というのは、なんとなく違う気がします。

この違和感は、僕がこれまでの大学生活で何を学んできたかということに由来します。

僕が大学で学んできたこと。それは、専攻の学問分野の他に、「自分はこういう人なんだ」「自分ってこういうふうに考え、行動するんだ」という自分に対する知識と経験です。

高校生にはできなくて、社会人にもできなくて、大学生だけができること。

それは、「自分で自分の時間の使い方を決められること」だと思います。

もちろん、一概に大学生とくくることはできないとは思います。僕の友人にも学費と生活費を全て自分のバイトで賄っている人がいて、彼のことは尊敬しています。

しかし、多くの大学生にとって、少なくとも他年代と比べて相対的に自由な時間はあるはずです。

自由な時間をどう使うかには、すごく個人差があります。

バイトに明け暮れるもよし、サークルに打ち込むもよし、一年生から長期インターンに行くもよし、留学するもよし、家でゲームするもよし、ひたすら寝るもよし。

大切なのは、この自由な時間に「ああ、俺って暇になったらこんなことするんだ」「こんなこと考えるんだ」という気づきを得ることです。

周りに合わせることなく、自分の内から出て来たその行動や思考は、きっと僕たちが大切にすべきことのはずです。

「大学は人生の夏休みだ」という言葉、みなさんも耳にしたことがあるかもしれません。

「全然夏休みじゃねえよ!毎日大変だよ」と怒る方もいるかもしれませんが、僕はその通りだと思っています。

そこそこ成熟して、ある程度物事を考えられるようになった時期に、自由な時間を使って「自分」と向き合える。

これ以上の学びはないと思っています。

最後までご覧いただきありがとうございました。これからもよろしくお願いします。



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